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2017. 02. 10  
いま突然目に飛び込んでいきたこのばおくんの言葉:

01
僕の最大の長所は、
1人では何も出来ないこと。
それを知っていること。
助けてっていえること。

04.

僕は、かまってほしくて泣く。
でも周りに壁を作る。
親に壁を登って来てほしいから。

けど「くるな」って言う。
それは、来てほしいと言うと来てくれないかもしれない、
そう思っているから。

でも、本当は来てくれる。
そういうプライドを捨ててみるとかまってくれる。

壁の向こうから、声をかけてくれる人がいる。
その人達は、ここまで来てくれないけど、
向こうから話しかけてくれる。
親を呼んできてくれる。
そういう人がいると、嬉しい。

「人が泣く理由はかまってほしいから」

あるレメディ状態のことを言っている。あまりにもビビッド。
このリンクを送ってくださって私にばおくんの存在を教えてくれたKさん、本当にありがとうございます。
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2016. 10. 29  
完璧に晴れた週末。ヨーロッパの秋は思いの外短くて、圧倒するようなあでやかな紅葉を一瞬見せてくれた後は色のないどんよりした長い長い冬に向かう。目の前のイチョウの黄色、もみじの紅、もみの木の深緑、その奥にならぶ一軒家の白い壁と黒いレンガ、赤い煙突、その背景に広がる青い空とそこにぽっかり浮かぶ白い雲・・晴れた日は天国のような色彩。窓を大きく開けて太陽の光を浴びて、溜まった日本の新聞をななめよみする。手に取ったのが今年の7月1日の日経。もう役に立つ記事はほとんどない、と思いながら目に留まったのが川上弘美の連載小説「森へ行きましょう」。

かねてから気になっていましたが、渡辺淳一の「失楽園」といい、毎朝一面の次にこれにかぶりつくおじさまたちの需要を垣間見た気分。

川上弘美「森へ行きましょう」からの引用:

女にもてることは、あんがいたやすい。見目はさほど関係ない。ただ、女の話をよく聞き、身をほどほどに清潔に保ち、欲望をきれいにくるんで見せないようにし、けれど同時に女への欲望をちらりとみせもする、ということができればいいのである。・・・けれど、それはその女のことを真に好きでない場合に限る・・。

心の底から一人の女のことが好きで、その女に執着すればするほど、男はもてなくなる。執着する女以外の女は目に入らないのだから、不特定多数の女からもてないのは当然だし、おまけに、執着している等の相手からも、さほどはもてない。

・・・女にもてるのは、女のことを適当にいなすことのできる男なのだ。


いつも思いますがこの人本当にうまいこと言う。本当にねっとりした女の視点。頭のてっぺんからつま先まで女。女じゃないと書けない実感をうまく書くという点で、おじさまたちには得難い逸材なのかもしれない。

私の実感から言っても秀逸な観察だと思いました。

  1. 見目はさほど関係ない。
  2. 女の話をよく聞き、
  3. 身をほどほどに清潔に保ち、
  4. 欲望をきれいにくるんで見せないようにし、
  5. けれど同時に女への欲望をちらりとみせもする
いや本当にその通り。最後の

6、一人に執着しない、

というのも大きな要素。

ちなみに女の話をよく聞き、というところはキーです。みんな、自分のこと聞いてもらいたい。誘った女に対して大昔の武勇伝を披露する男性などは最も痛々しい。xx(自分のバックグラウンド、トラウマ)のせいで女性と会話ができない、ということを気にしている男性にも、別にあなたが喋る必要はない、と言ってあげたい。適当に、そう、すごいね、そう、それは大変だね、と言っていれば女性との会話は成立するのです。女はそれで勝手に喋って勝手に機嫌よくなります。別に気の利いたコメントや知識、鋭い洞察、解決策を披露する必要もない。

モテるためには会話が弾まないといけない、と、女を喜ばせるべく「自分が」面白いと思うネタをたくさん集めている人がいますが、それを押し付けられる方は疲れます。もっとも、それが下心もなく過剰なサービス精神でもなく、単に自分の好きな話題に熱中している、という人に対しては評価が分かれて、こういう人に惹かれる女性がいるのも事実。

女を喜ばせたかったら褒めるといい。外見を。そのためにはしっかり目の前の女を見る必要があるのですが・・・。何かひとつ目に付いたもので、いいなと思ったことを、口に出す。そこで拒絶の反応がとっさに返ってこなければそこから先は相当簡単です。この先は各自にお任せします。good luck.
2016. 01. 17  
先日紹介したギバーやテイカーは、他者との関係における相対的役割について述べたもので、いかにもアメリカ人らしい分析でした。根本に他者の存在がある。人間は他者との関係の中で生きる、という前提がある。いかにも競争社会に生きる動物的本能をもった人たちだなと思います。

他者と関係する、ということが前提にない人たちがいます。自閉症とかアスペルガー症候群とか名付けて特別視する人たち以外にも。他人との比較や競争に興味がなく自分のあり方にすべての関心を注ぐ自己完結型の人(職人、求道者)や、私たちが人格障害と呼ぶ人たちもそうです。

良心をもたない人たちー25人にひとりという恐怖(草思社文庫)という本を紹介していただきました。心理学用語でいうサイコパシー(精神病質)の特徴を紹介しているものです。反社会性人格障害とも呼ばれるこの特殊人格者はサイコパスと呼ばれ、いろいろなサイトで紹介されています。著者マーサ・スタウトはハーバード・メディカル・スクールの心理学講師で、25年の臨床経験をもとに書いています。

草思社の立ち読みコーナーによると、サイコパスの特徴は:

 一、社会的規範に順応できない
 二、人をだます、操作する
 三、衝動的である、計画性がない
 四、カッとしやすい、攻撃的である
 五、自分や他人の身の安全をまったく考えない
 六、一貫した無責任さ
 七、ほかの人を傷つけたり虐待したり、ものを盗んだりしたあとで、良心の呵責かしゃくを感じない

アメリカで25人に一人、ニューヨークではその割合はもっと高く、職業によっても偏りがあります。ケビン・ダットン氏による統計によれば、サイコパスの多い職業トップ10は:

1位CEO(最高経営責任者)
2位弁護士
3位芸能人
4位営業マン
5位外科医
6位ジャーナリスト
7位警官
8位聖職者
9位料理人
10位公務員

個人的なことをいうと、私の場合は「共感」というのがセンサーの大部分を占めているので、この個人的感覚を相手との関係に期待してしまって、さんざん失敗してきました。共感を持ち合わせない、もっというと関係性に興味がない、という人たちが存在する、という事実を知らなかったから。私は私の価値観を世界に投影しているだけ。あなたの価値観と私の価値観は違う。

西洋では例によってこれを遺伝的なものとしてまとめる傾向があり、それによるとサイコパスに特徴的な顔つきまである。すぐ近くにあるゲーテ大学での研究によると、(どちらかというとアジア系に多い)横広の顔がそれにあたります。最近まさにこの人サイコパスだな、と感じる人と関わる機会があり、職業も顔つきも偶然上記に当てはまっていて、おもいこみとは思うものの妙に納得しました。

こういうのを反社会性人格障害と呼ぶのにも遺伝的なものだと結論づけるにもかなりの違和感がありますが、こういう人がいる、しかもかなりの確率で、という事実は知っておいたほうがいいと思いました。

2016. 01. 09  
今回の日本滞在中、面白い本をいただきました。あまりにも軽薄なタイトル、しかも著者が世界最強のビジネススクールウォートンスクールの教授、となると、「情けは人のためならず」ということでしょ、日本人なら当たり前、こういうのを今更鬼の首を取ったように「発見」するアメリカ人はこれだから、と鼻で笑ってスルーしたいが何か無視できない吸引力があって、一気読みしてしまいました。とてもクリアでわかりやすく、即使える実用性があり、しかも人間の真髄に触れていて、表向きの軽薄さと全然違う面白さでした。

著者のアダム・グラントによると人間は3つに分けられます。

ギバー(人に惜しみなく与える人)
テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
マッチャー(損得のバランスを考える人)

それぞれの成功に対する捉え方は:

テイカー:成功は人を出し抜いて優れた成果を達成すること
マッチャー:成功は個人の業績と他人の業績を構成に釣り合わせること
ギバー:成功は他人にプラスの影響をもたらす個人的なもの

アメリカ人サクセスモデルから言ったら、成功するのはテイカー、負け犬はギバーだろうと推察します。実際負け犬は搾取されつづけるギバー。でもなんと最も成功するのもギバーだった、という事実がある。この理論を実例を交えて展開します。

もちろん人はどれか一つに固定されるわけでなく、シーンによって自動的に変わるし意識して変えられる。まあアメリカ人は総じてテイカー、日本人は総じて自己犠牲的ギバーだから、お国柄によって読者がどの章に飛びつくか差があるだろうなと想像するのも面白い。

夫がアメリカのビジネススクールに留学していた時代、ウォートンスクールは不動の一位を走り続け、2位だった夫の学校に大きく水をあけていました。トップエリートでない夫の学校のクラスメートたちはみんなやさしくて協力的で和気藹々だったのでこの内容は自然に入りますが、あそこは違う。だからこの意外性で手に取った人も多かったかもしれない。

このタイミングでこれいただくか、と苦笑してしまった私が真っ先に読んでしまったのがパート7の「気遣いが報われる人、人に利用されるだけの人:いい人だけでは絶対に成功できない」

ノーといえない日本人ゆえ搾取され続け、エンパス体質が拍車をかけ、燃え尽き寸前でした。本書の言葉にもうどれだけ蘇生させられたか。

以下ノートです。


自己犠牲型ギバー:
=燃え尽き症候群予備軍
「支援を受けることに居心地の悪さを感じる。(中略)彼らは助ける側の役割に徹しているので、他人に負担や迷惑をかけたがらない。自己犠牲タイプのギバーは他者思考のギバーより助けを受けることがはるかに少ないのを発見しており、そしてそれは、精神的にも肉体的にもダメージをおよぼすことがわかっている。(中略)社会的支援の欠如が燃え尽きにつながる。周囲からサポートを受けることこそ、燃え尽き防止の強力な特効薬」P277

克服方法:

自己犠牲から楽しみへと変える。

ボランティア活動の100時間ルールを決めておく。
このラインを限度に設定しておけば、大きなパワーが得られ、疲労感がもっとも少ない。

人助けはまとめてやる。
他人のことだけでなく自分自身のこともおもいやりながら、他者思考的に与えれば、心身の健康を犠牲にすることはなくなる。=相手に求められるままその都度バラバラ与えると、気が散る上疲労感も大きく、注意力と気力が失われる。

気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人
男女を問わず多くのギバーを悩ませている3つの罠:
信用しすぎること
相手に共感しすぎること
臆病になりすぎること

共感によって踏みつけにされる。
→気持ちを想像するのではなく、考えていることを推察する
=相手の心ではなく頭の中に注目する
=人の視点でものを見る

誰かの代弁者になり関係説明をする。
チームに対しての責任を表現して、ノーという。

ギバーが人間の第一の転生であったとしても、成功できるか否かは、マッチャーを自分の第2の転生にできるかどうかにかかっている。

人との絆とは他者志向性
「共感の時代へ」フランス・ドゥ・ヴァール(紀伊國屋書店)
「利己的か利他的かで分けることは、根本の問題から注意をそらすためのものかもしれない。なぜ自己を他者から、あるいは自己から他者を引き離そうとするのだろう。この2つを一体化することが、人間の共同性に隠された秘密であるというのに。」


共感=ワンネスを、不都合とはとらえない生き方をしたいと思ってきました。相手の感情に入り込むんじゃなくて思考につながるんだ、というのはまさに天啓。まだまだ道の途中・・。

2015. 01. 27  
毎日の気づきを全部ブログに書けたらすごいなと思うめまぐるしい昨今ですが、時間の制約があるのでできるだけ。

今日アメリカ在住で同じく言葉の壁や自分の立ち位置について日々模索を続ける方から、すばらしいヒントを頂きました。彼女が教えてくれたのが養老孟司の「運のつき」と「考えるヒト」。

私は単行本では「バカの壁」しか読んでいないのですが、この人の本はいずれゆっくりまとめて読もうと思ったまま通り過ぎていました。それが、「運のつき」は私がなんだか一人で格闘しているつもりになっていたことに対する気づきをたくさんくれている本らしいということを教えてもらいました。以下彼女のノートを借ります。

曰く
日本人は読み書きが中心という世界でも例外的な日本語を使っているため、言語教育に関するノウハウは読み書きのノウハウ。おしゃべりのノウハウにはならない。しゃべるのと書くのとは違う。


柳美里が、緊急時に電話がどうしてもできずFAXを半狂乱になって送り続ける描写をしていて印象的だったのを思い出しました。スマホが発達して、目の前にいる人とさえ文字で会話する現代人。なぜ言葉を発するより別の媒体を間に置きたいのか。ここをさぐると現代人の心理構造がわかって面白い。読み書きと話し言葉では脳の情報処理の部位が違うといわれると、現代人は脳のある部分を退化させている、あるいは退化させられていると捉えることもできる。

日本語は読み書きが中心だった、というのは現代人が坪内逍遥→二葉亭四迷の言文一致運動以降の流れの中にいるから、昔の思考にまだ囚われてると言ってるのでしょうか??よくわからない。

・英語と日本語の壁
日本語で書くのと英語で書くのとでは、基本的に違う。
千年以上、抽象思考は仏教漬けできたのだから、日本語を使ってものを考えたら「仏教寄り」になるのは当然。


日本語で書くのと英語で書くのとでは違うと私も思います。日本人の書く英語で、日本語で思考してそれを英語に訳したんだなという文章はまったく意味が通らない。英語で書くときには本当に完全に英語モードに切り替える必要がある。そして、英語モードに切り替えると実は英語で書くのはそんなに難しくない。

日本語を使ってものを考えたら「仏教寄り」になるってすごく面白い。
仏教が輸入される以前の日本語にむしろすごく興味があるのですが、古代の日本語はどんな音で、どんな「思考」があったのだろう。もしかして古代日本語は神との会話に使われていて、邪魔な思考がなかったのかもしれない。


・「変わらない私」と「変わる私」
キリスト教の世界では霊魂は不滅、だから「変わらない私」が存在できる。日本人は「諸行無常」と「無我」。私は毎日変わるんだからそんなの定義するのはめんどくさい。「無我」=「変わる私」。国際世論では「日本人は生きていない」そうだけれど、「個人が生きる」ことに対し、「世間で生きる」日本人。


霊魂の不滅=「変わらない私」ではないと思います。そもそも霊魂を「私」ととらえる前提がおかしい。「私」というものを持ち込み、それにしがみつきだしてから世界は変になっている。

個人vs世間ですが、これは日本人vs諸外国人の問題というより、そもそも私たちは世間で生きることを学ぶ為に人間やっていると思っています。ひとと繋がることによって、もともとは私たちは一つだったと再発見するために。

彼女のレヴューだけではたぶん著者の言いたい芯には届いていないだろうから、ぜひ本文を読んでみたいと思いました。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
.................

Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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