< >
2013. 08. 22  
私がこのセラピーに惹かれたのは、一つはこれが笑いを引き出して緩める、ということ、もうひとつは、クライアントは本来自ら良くなる力(自己治癒力)を持っている、ということを前提にしていること。

このProvocative Therapyでは、施術者はクライアントの愁訴をおうむ返しに返したり、密かに思っている事を明るみにしたりして、病んでいるもとになっているネガティブな思考を一旦増強してみせます。これが増強されてある程度いったとき、自然の防御システムが働いて対極の反応が引き出される。これ、実はホメオパシーの仕組みと全く同じです。治癒の法則で、大前提です。

ホメオパシーは症状の波動ににた波動を持つ自然界の動植物や鉱物などの波動を取り込んで、いったんその病気の波動を増強させます。そして、身体に「これはまずい」と気づかせ、自己治癒力を発動させます。

直傳靈氣も、自己治癒力を引き出すことを意図している、という点で全く同じ。エネルギーを通すことによって、生命力の底上げをはかり、自ら治す力を引き出しているわけです。直傳靈氣の考え方は東洋医学と全く同じです。東洋医学が、ツボとか経絡を利用して身体に流れを取り戻させる(自己治癒力を引き出す)のを、エネルギーでやっているわけです。

私がProvocative Therapyに惹かれたもう一つの理由は、笑いで脱力させる、ということ。笑わされて緊張がゆるんで、挑発によって今まで空回りしていたり妨げられていた自己治癒力がかみ合うようになると、人は自ら良くなる。

癌になりやすい性格というのは心配性でシリアス、というのはよく知られていて、だから余命間もない癌宣告を受けた人がビデオショップで好きなコメディを借りて余命を笑い飛ばして過ごしたところ、再検査で癌が消えてしまったとわかった、という実話がとても有名ですよね。笑って緩むと自己治癒力が発動する。

ロルフィングも緩めるのがキー。私たちは余分な緊張で流れを止めているのです。流れを止めてコリをつくったり歪みをつくったり感情のブロッケージを作ったり。だからロルフィングはゆるめてリリースして自己治癒力を発動させている。

私たちは自ら良くなる力を持っている。何度言ってもいい足りない。そしてそのキーは緩み、笑い、流れ。大事な法則です。
スポンサーサイト
2013. 08. 22  
今日ドイツ人のクライアントさんから素晴らしいセラピーを紹介していただきました。
今年の2月に亡くなってしまったFrank FarrelyProvocative Therapy(挑発療法)。

wikiからひくと、Provocative Therapy is a system of psychotherapy in which the therapist plays the devil's advocate, siding with the negative half of the client's ambivalence toward his life's goals, his relationships, work and the structures within which he lives.とあります。

普通のサイコセラピーなら、セラピストが囁きかけるように思いやりいっぱいに「あなたはそのままで素晴らしいんだから」とか「あなたには計り知れない可能性があるんだから」とか「あなたは00というような長所がたくさんあって・・・」とかいって慰めていくものですが、Frankはその真逆の言葉を投げかけてクライアントを挑発したりユーモアで笑わせたりして、悪循環に陥っていた負のスパイラルの鎖を断つ、というもの。

たとえば、「そう、私が今君の前に座ってるのはお金のためだけだ。君はつまらない人間で話していて退屈だし。」こんな事面と向かって言われるとショックですが、実は自分自身がそういう気持ちでいるのを鏡のように映されてるんだとクライアントは次第に気づきます。セラピストは心にもない事をお金のためにただ表面的に言ってるだけだ、この人本当は私のことをそんなふうに思っていないはずだ、と思い込んで自分のそのcore beliefのパターンから抜けられないクライアントは、面食らうような言葉をどんどん言われながらも、目の前のFrankは実は自分の心を読むかのように反応してるんだとわかって次第に同調して「そんなことはない、あなたは私に共感してくれてる」といつの間にか自分からポジティブなことを言う羽目になります。

「君はそのとおり、踏みにじられるべき人間だ。地べたにねててちょうどいい。」自分に自信がなくて、そういう扱いを受けて当然と思って実際床に横たわっていたクライアントは、3回目に至って「ちょうど外は雨だし、その奇麗な白いスカートで汚れた靴を拭かせてもらおう。」この言葉についにブチ切れて蹴りをいれたり。

youtubeで動画が紹介されています。

ベルリンでのワークショップの際、真面目なドイツ人がProvative Therapyのセラピストになる為の条件は?と聞いて来たので「まず第一に」と始めたら78本のボールペンがざざっとノートを取り始めたので、「アイルランド人であることだ」と続けたら全員ずっこけた、と笑ってます。

あと、他の動画で、ベジタリアンというのはネイティブアメリカンの言葉で、poor hunter(狩りが下手な奴)の意味だ(これには笑った)と言ってみたり。

こうやって、悪魔の代弁者としてのフランクは、お仕着せの慰めの代わりにクライアントが密かにしまい込んでいるネガティブな思考を明るみに出して増強し、こうやって自己欺瞞をしてるのは良くないんだと気づかせ、囚われのもとになっている考えをユーモアでバカにします。このあまりにも思いがけないブローにクライアントは腰がくだけ、ゲラゲラ笑ってしまい、自らポジティブな反応を引き出してしまうのです。

これ面白かったのは、この挑発療法がどうもドイツでかなりポピュラーで、日本ではそれほどではない、という事実。日本人はエラい人からこんな事言われたら真に受けてよけい落ち込むからでしょうか。実際真に受けてよけい悪くなる人がいたらどうするんだという質問はよくあるそうで、それに対する回答はたしか「何をいうかじゃなくてどういうかが大事なんだ。」でした。あとは、壊しっぱなしにして大丈夫なのか?(打ちのめしておいて立ち直るのを手伝わないのはどうか)というような質問に対しては、「そういうときは人はしょうがないから自分で立ち直るんだよ」。・・よみがえる日野武道の記憶。同じだ。

一見自我が未発達で弱そうな日本人に対して、我は強いがもろいドイツ人(耐震構造に置き換えるとわかりやすい)はこの挑発で笑う、という療法にものすごく反応するようです。実はセッション4でfight/flight muscle(骨盤底を中心としたミッドラインの筋肉)をリリースしたあと爆発するのは西洋人の方が多くて、どうも子供時代からここをずっと緊張するよう訓練させられてきたのを開放されて混乱するからか。

西洋人が子供へのしつけでよく言う"Reiß Dich zusammen"(=Pull yourself together)というのはドイツ語でも英語でもしっかりしなさい、という意味ですが、文字通りとると「筋肉をぎゅっと縮めなさい」という意味です。人はこういわれると反射的にミッドラインを固める。背筋を伸ばしなさい、と言われた時も同じ反応をします。文字通りお尻をきゅっと固めて、ミッドラインに緊張をためることを子供の頃からずっと言われて育つ西洋人は、この「脱力」とか「しなやかさ」がトラウマ開放のキーになる人が多いのかもしれない。

あと彼のジョークが下ネタばかりなのは、トラウマに結びつく記憶が性に関する事が多いという事実を反映していると思います。セクハラが日本の比でない欧米では、さもありなん。

彼のユーモアと人柄の暖かさには本当に惹かれました。動画ざっとみただけですが、彼のセッションをぜひ見てみたい、ワークショップに参加してみたい、と思ったので本当に残念です。クライアントさんが今度著書を貸してくれるのだそうで、それを楽しみにしています。彼曰く、その本ドイツ語と英語で書いてあるそうで、あまりいいドイツ語訳ではないけれど、私のひどいドイツ語の学習の足しにはなるだろうとのこと。ありがとうございます。。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


・・・・・・・・・
2017年夏 東京セッション
6月27日(火)〜7月9日(日)


2017年 直傳靈氣講習会(東京):

前期6月30日(金)18:00〜21:00(日中への変更可)
  7月1日(土) 9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期7月2日(日)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)

3月11日(土)16:00〜18:00


直傳靈氣交流会(東京)
7月9日(日) (予定)

参加お申し込みを受け付けております。
.................

Profile:

Takami Kamata

Certified Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


........

カテゴリ
Q&A (1)
検索フォーム
カウンター
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
読者登録する


提供:PINGOO!
QRコード
QR