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2015. 10. 03  
山茶というものをいただいて飲んでみました。
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100度のお湯で10分以上浸出させてから飲みます。

地中海、バルカン、イベリア半島を中心に標高1000メートル以上の高地に植生するミント科のIronwartの花と葉と茎を乾燥させたもので、旬は今から。ギリシャでは特に冬の間の免疫強化に欠かせない万能茶として古くから知られ、ヨーロッパ地方ではmountain teaとして有名です。山に登って手摘みしないといけないのでかなり高価で、下界の汚染を受けていない、空気のきれいなところに自生しているこのIronwortは、文字通り鉄分を多く含みますが、有効化学成分は60種類を超えます。確かに万能茶。

このサイトにすごく詳しく薬効成分や背景が書かれています。そこを以下抜粋翻訳します。

このIronwortはギリシャ語のSideritis=σίδηρος (SEE-thee-ros) の英訳です。医者であり薬草学者でもあったPedanius Dioscorides(40−90AD)によって命名されました。Discoridesは有名なDe Materia Medicaを書いた人です。険しい山地に自生する小さな黄色い花をつける種類は150種類以上あり、Discoridesはこの薬草をLabiaceae(ミント科)に分類しました。

黄色い小さな花をつける植物はたくさんあって、このサイトでは、菩提樹の花、ワイルドオレガノ、カモミールなどもこの分類になるそう。

この名前の由来は、鉄器の武器のトラウマからの解放から来ています。鉄器時代に兵士が戦いで傷を負った時、この薬草で傷が癒えるのを早めたから。クレタ島ではmalotira(つまりイタリア語のmale(病気)とtirare(引っこ抜く)の組み合わせ)の別名で呼ばれ、それが今日でも一般によく使われます。

効能はその病気一掃の名の通りで:

抗菌
抗炎症
抗酸化
抗癌
鉄を多く含むことから、血流促進
免疫強化

適応は
貧血、疲労
高血圧、低血圧
低体温

だいたいこういうものは決まってホメオパシーレメディにもなっています。レメディ名はSideritis syriaca.

こういう薬効植物は、膨大な化学成分や薬効に振り回されると本来の性格が掴みきれないのですが、こういうときにとても頼りになるのがサンカランとマッシモ。マッシモの分類によるとミント科の性格は:

ミント科:
ナルシシズム
野望
効率
義務
ものすごい痛み
冷え

いかにも鉄器時代以降戦いを繰り返してきたヨーロッパの戦士にぴったり。そして中でもとりわけ野蛮なヨーロッパ人が渡って作り上げたアメリカ人にも。

ちなみに名前の由来になっている鉄ですが、サンカランは鉄Ferrumのもつセンセーションを
”I must protect and defend. I have to resist the pressure and opposition. ” The person is compelled to do something against his/her wishes and he/she has to fight against it..
と表現しています。

まるで、鎧で身を固め、意思に反した戦いをさせられている戦士のイメージ。Dioscoridesが鉄分を多く含むIronwartを戦士に処方したのは偶然の一致とは思えない。

かつてFerrum Phos(リン酸鉄)をプルービングしたインドの人たちが、こぞってこれを取ったときに結婚と言ったそうです。インドではいまでもほとんどが親の決めたお見合い、いわば政略結婚。文化の違いが際立って面白いですが、ここに表現される本質的なテーマはやっぱり:

我慢
やりたくないことを無理やりやらされる


鉄仮面とか鉄の女とか、実は私たちもすでに鉄の持つ本質をつかんだ表現をしていることに気づきます。


ここでは日本人の経営するオーガニックショップのディステルで買えます。店舗で量り売りしてくれるようですが、通販でも買えます。

味は、サイトからは薬臭いとか飲みにくいというイメージを持ちますが、実際飲んでみると芳香があってかなり美味しい。何か馴染みのある香り。リキュール?精油?


12の聖書のオイルの一つ、ヒソップ?
あ、カモミールワイルド!!
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2015. 10. 01  
ピカピカに光るスーパームーンの満月と月食が重なり、眠れない夜の続いている人が多いようですね。夜、月の明るさに驚くこの数日ですが、今朝は朝焼けに驚きました。山火事でもあったのかと思ったくらい。紅葉も始まり、空気は冷たく澄み渡り、富士は晴れたり日本晴れではないけれど、タウナス山も見事に晴れ渡った秋晴れが続きます。

週末クライアントさんにケルト遺跡探訪に連れていってもらいました. AltstadtからはU3で9分の終点Hohemarktはバイカーやハイカーがタウナス山に入る起点で、天気のいい週末は人々でごった返します。
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そこにベリー類やきのこを摘みに来た人、そして間もなく栗拾いに来る人が混ざり、杖をついた人からフル装備でぶっとばす血の気の多いバイカーまで、老若男女をもれなく収容し満足させてくれるのがタウナス山。偉大です。ところでバイカーのフル装備には日本と違ってちゃんと意味があり、山でのマウンテンバイク事故は後をたたないからで、毎週のように死亡事故の記事が出てます。そしてシリア難民が何人も戦火をくぐりぬけ命をかけてやってきたここドイツで、祖国と似た毒きのこにあたって亡くなったということも。what a life...

Hohemarkは肥沃な土地で、文明の栄える条件がそろったここには城壁の内側に当時1000人くらいが住んでいたと言われ、このあたりでは最大規模のケルト遺跡跡地です。ケルト文化は薬草の知恵の宝庫で、他の多くの文明と同様、統治者はヒーラーでもありました。その後中世になってヒルデガルトフォンビンゲンが独自の研究で薬草学を体系づけ、彼女の生誕900年以上たったいまでもその教えはドイツ人に広く取り入れられています。

私が面白くてしかたないのが、この山に生息する動植物やクオーツたちとの出会い。薬草だけでなく樹木やシダ類、毒草、毒きのこ、何もかもが生きて語りかけてくる。博識のご夫妻が、いかにも私がとびつきそうなメニューを次々考案してはガイドとして連れて行ってくださるのが本当にありがたい。多くはホメオパシーレメディにもなっていて、実物を手にとって人々がどう暮らしに取り入れてきたかを知るのは興奮のひとことにつきる。とても紹介しきれないのですが、この地帯に広がる薬効植物をすこしづつ薬草(Heilpflanzen)のカテゴリーでまとめていこうとおもいます。


今回はSchlehe.英語だとblackthorn、日本語だとスピノサスモモです。
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ちょうど今から10月にかけて収穫できるこの野生のプラムは用途が広く、ジュースやエリクシール、ジャム、ドライフルーツにして冬の蓄えにします。それこそ石器時代からこのドライフルーツは冬の間の免疫強化に欠かせないストックでした。紀元前の人々がキャンプファイアしながらこのドライフルーツを食べている様子を想像するのは楽しい。

見た目は硬いブルーベリーのような感じ。食べると渋さが際立っていてあとは酸っぱみが残る。タンニンとビタミンCです。まぁ2、3粒でもう十分と思う味。

ドイツ人は今でも庭や道端、近くの森で狩猟、採取したものを食べる人は珍しくなく、そういうもののレシピも巷にたくさん出回っています。インターネットでもたとえばこのサイトにいろいろ紹介してあるので、ここから一部を紹介します。

Schleheは3月の暖かい日差しを浴びて、アーモンドのような芳香がする白い花をたくさんつけます。民間療法では、この木に咲いた最初の3つの花を食べればその年は病気知らずと言われていました。この免疫を高める物質は現代用語でいうフリーラジカルスカベンジャーで、フラボノイドなどを含みます。熱が出た時発汗を促して、内にこもった熱を放出させて体に新鮮な氣を行き渡らせ、3月から4月にかけて飲む、花びらで作ったお茶は春の血液浄化になります。胃腸、腎臓を活性化し浄化します。セバスティアンクナイプは、Sheleheのことを最も害のない下剤だと書いていたそう。

Schleheの花のお茶

一度沸騰したあと自然に60−70度に冷ましたお湯(でないと有効成分が壊れる)1リットルにたいして、花をひとつかみ入れます。そしてかならず蓋をする。(でないと有効成分が揮発する。)花ごと飲んでしまいます。

薬効:
皮膚病における血液浄化
痛風
リウマチ
腎臓、膀胱のサポート

1日2、3杯を、花が咲いている間じゅう摂り続ける。

tip:
薬局では乾燥したものを売っているので1年じゅう飲める。
長引く風邪などで回復が遅れている場合は、エリクシールをとる。

花のエリクシール

花を2つかみポットにいれ、大さじ2杯のはちみつを加える。3/4リットルのドライホワイトワインを注ぎ、少なくとも1週間日当たりのいいところに置いて毎日振り、はちみつが完全に溶けたら漉す。

1日リキュールグラス一杯とる。

晩夏になった青い実は、石器時代から今日に至るまで免疫系統の保護にあたってきました。タンニン、果酸、ミネラル、ビタミンCを含み、冬の間のビタミン補給になります。(石器時代の集落の焚き火あとで見つかっている。)

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン*のPhysica(自然学)から引用:
”温、乾の性質。
胃の不調のある人は、実を炙るか煮るかしてできるだけ食せよ。甘味にははちみつ。痛風持ちはこれで楽になる。種を食べても問題ない。”

*ヒルデガルトについてはいつか取り上げたいと思います。

実はタンニンを多く含みます。アストリンジェントとしての作用があり、出血した歯茎の炎症を鎮めます。この場合は乾燥果実を噛んでしばらく口に含んでいること。

マウスウォッシュ

大さじ2杯の乾燥果実に250mlの熱湯を注ぎ、10分放置。

嘔吐下痢などでひっくりかえった胃腸を乾燥果実が鎮めます。嘔吐下痢などのあとまだ食べられない時、この乾燥果実が食欲を誘導します。

tip:
一度凍らせると渋みが抜け、甘い香りが加わります。

実のジュースとジャムはものすごく薬効がありますが、作るのが面倒くさそうで非現実的とみて翻訳却下。クライアントさんも Reformhausで買ったほうがいいっておっしゃってました。

ホメオパシーのレメディではPunous spinos:です。開花直前のつぼみから作ります。

いかにも収縮作用のありそうな渋さから連想できますが、突き刺すような神経性の痛みにいいようです。

親和性のあるのはやっぱり腎臓膀胱系や神経系で、神経痛に強い。頭痛、目の痛み、耳の痛み、生殖器の痛みなどに。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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