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2012. 04. 14  
そういえばフェンシングする熊にはフェイントが通じない、という、ハインリヒ・フォン・クライストの「マリオネット劇場」という本があります。

クライストは熊とフェンシングする羽目になって大きな発見をしました。つまり熊にはプリムーブメントがない。そしてこちらの仕掛けるフェイントに全く反応しない。それでいながらこちらの本気の動きには必ず即座に反応して剣はみごとにかわされ、全く太刀打ちできなかった、というものです。熊は彼と視線をまっすぐ交わし、そこに映るもの何もかもを見透かしたかのように、本気の突き以外では微動だにしなかった、と書いています。

日野晃という人は熊なのか。
理性に裏付けられた動き。ものすごい感性と客観性。でもそれらすべてを本能であるような動きに変えられる人。そしてもしかしたら相手の目にうつる魂のゆらぎを読み取って攻撃をかわしているのかもしれない。

ロルフムーブメントで最も大切なコンセプトの一つがプリムーブメント(動きの前の動き)=予備運動=の観察。これはロルフィング用語でトニックファンクションと呼ぶ身体に内在する重力への反応で、ある動きをするときにトニックマッスル(安定筋)=重力と折り合うための筋肉=がどういう反応を見せるかを観察するというものです。

ロルファーのケビンフランクによる解釈では、熊はクライストのプリムーブメントを読んだ、つまりフェイントの時は重心は後ろに残ったままだけど、本気の動きの時には、ほんのわずかだけど無意識な重心の移動があるのを熊は見抜いた、それは哺乳類に共通するフリと本気を見分ける能力だとします。でもこれはプリムーブメントを持たない人間には応用できない。。。もしかして熊は重心の移動でなくて、魂がそこに、その動きにあるのかどうかを見ていたのかもしれない。

クライストは本の中で、フリというのは魂、あるいは駆動力(vis motrix)が重心からはずれた動きのことだと言っています。重心のわずかな移動であるプリムーブメントのことを言ってるんじゃない、魂のゆらぎがそこにあるかどうかを言ってるのじゃないか、日野先生とフォーサイスカンパニーのあの正面向かい合わせの稽古でやっていたあのコネクトについて言ってるんじゃないかと思えてなりません。魂がいま、ここにあるかどうか。むしろこういうシンプルなことなんじゃないかと。

ところでクライストのマリオネット論は、ロルフィングの追求するものと共に日野身体理論に通じるものがある気がします。

どんなあやつり人形が理想かという質問に対し、微細なレベルで均整がとれていて、可動性があり軽やかなこと。そして重力と調和した配置であることと言っています。

まさにロルフィングのゴールです。。

クライストの面白いところは、操り人形の動きのほうがダンサーより優れていると言っているところ。人は意識してしまうと、わざとらしい、無様な動きになる。人形は思考する心がない分その動きは優美で軽やかで、自己形成を望むダンサーは人形から学ぶべきところがたくさんあると言っているところです。

ロルフィングと日野身体理論の共生のキーがここにある気がします。




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2012. 04. 14  
マスメディアに頼るのをやめて以来、読む文章は慎重に選んでいます。活字中毒なのでこれはかなり厳しい訓練ですが、おかげでいろいろなことが前よりクリアに見えるようになった気がします。

私が必ず目を通しているのがやはりこの人船井幸雄。ピンとくる人やものがあったら、この人のサイトでチェックすると、大抵おもしろいくらいひっかかります。この人に紹介されていればとりあえずインチキじゃなさそうだ、と安心できる。日本人や日本の現状は嘆かわしい、というのが大方の心ある人の論調の中にあって、この人のサイトは希望の持てる話が多くて励みになります。本来は、ここに紹介されているような人たちに頑張ってもらわないといけない。日本人は怪しいものにすぐ引っかかる割には真実を語る人を疑う。マスメディアの狙い通りです。いつも凄いなと関心します。

今の時事問題は地球レベルの話です。キーはコネクト。他者を愛する。そして自分も愛するという心。おもしろいのは、最近何かのキーワードについて思いを巡らせていると、本当にものすごいタイミングでそのキーがあちこちから現れるのです。偶然はない、必然だ、というメッセージがどんどん加速と程度を増してきている。メッセージは最近本当に真剣で危機感に溢れています。

4月9日の「船井幸雄の今知らせたいこと」に直感力の養い方が書いてあります。
船井幸雄の今知らせたいこと
面白いのは船井幸雄は直感→知識とはせず、知識→知恵→直感の順序で知的能力を養えと言っているところ。なるほどと思います。知識と知恵をつける訓練をせずに直感に頼るのはただのアホ。知恵で終わったら単なる頭でっかち。私はアホに振れやすいので気をつけないといけない。。。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
ホメオパス(RSHom)でもあります。

ロルフィング
ホメオパシー
SE(トラウマ解放ワーク)
エネルギーワーク
を複合したセッションで皆様のお手伝いをしています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・英国登録ホメオパス(RSHom)
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー施術者
・ソマティックエクスペリエンス施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


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