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2012. 05. 31  
明日はついにこのワークショップの最終日で、途中で抜ける参加者も多いので今日が打ち上げパーティ。実は帰ってきて復習しようとしたらノートもカメラも全部会場においてきていることが分かり、今夜は自分の記憶だけを頼りにするという究極の頭の体操。ここに来てMammaMiaを見てしまってからどうもパーティモードにセットされてしまい、授業の厳かな内容よりその他からのインプットのほうが強烈・・

今朝のフィードバックでどうも周囲のニヤニヤした視線に押され、結局昨日の個人的宿題の研究結果を発表するハメに。題目:「1)頑ななフェミニンサイドが自由になったらどんなふうに感じるか、その方法は2)不都合なプレデターサイドを適切に表現する方法とは3)これらをどう統合するか」複雑な経過は端折って研究結果だけをかいつまんで1)妻をめとる2)マイクをもつ3)バンドを結成する、となりました、私は果たして宿題を適切にやりとげたのでしょうかと報告したところ、目の前に座っていた普段地味なミヒャエルが初めて着てきた赤いTシャツに「Karaoke King 新」のロゴを発見。もしや陰謀か??
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門外不出だったはずのバンド録音も後で結局みんなに披露されてしまい、私は日本人の面汚しとなりました。。。

今日はパオラと沢山組んでワークできて、贅沢なセッションをたくさんしてもらった。ブレイクスルーになるキーを一度にこんなにもらえるなんて、なんてラッキー。静かに反芻しようとしたらクラニオセイクラルのリスニング(脳脊髄液の満ち引きを感じること)、ソースポイントの退くという感覚、そして日野理論のコネクト、自己否定、相手を動かすから動かされるというベクトルの180度転換、ホメオパシーのセンセーションメソッドとシンボライゼーション、これらがとてつもない渦になってぐるぐる回りはじめ、このSE(Somatic Experiencing)をどうこの中に入れるのか、それとももう当たり前のように鎮座しているのか、なんだか混乱してきました。本当はもっともっと掘り下げたいし、先生に聞きたいことは山ほどあるし、友達とシェアしたいことも山ほどあるのだけど、そろそろお祭りの終了を知らせる鐘の音が。。。合気道歴25年で独学で日本語を学び(かなり知っている)書道も始めたLaelに、私も今年合気道の道場破りします、書道4段です、よく写経してます、などと底の浅さ丸見えの売り込みをしてしまった私は、果たして彼女からものすごく高い評価を得てきた日本の優れた先人の方々の印象を損ねることになっていやしないか、喧騒からはなれ冷静になったいま背筋を冷たいものが走っています。。。
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2012. 05. 30  
今日はもっさり鬱蒼とした始まりだったにもかかわらず、仲間や先生達と会ったらやはりみんな同じエネルギーを抱えていたせいかそれぞれパワー炸裂して、アルコールが一切入っていないのに異常なはじけ方をして、歴史的に笑い転げた一日になりました。

最初は待ち合わせてJeff Koonsの期間展示をしているBEYELER美術館へ。
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一番右がシンガーでヴォイストレーナーでもあるニコル、隣が私のベーシックトレーニングとムーブメントの先生だったパオラ、隣がロルフィングドキュメンタリーにも登場した同じくムーブメントの先生フランス、そして私の隣がヴィヴィアン。(全員が美しく見える距離で撮ってみました)
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ワークショップにベースギターを持ってきていた(笑)50歳になるフランスがティーネイジャーの娘さんのバンドに何故かレギュラー出演している関係で歌える歌をいくつか披露してくれて、ニコルがうまくみんなを乗せてそれぞれに歌わせ(おかげで私まで子守唄や日本の唱歌を歌うハメに・・)ついでに自分もめちゃくちゃな声量でソウルを歌って、ここでついにみんなネジが外れてしまった。バンド結成となり(バンド名はとても言えない)なだれ込んだ日本食店でラーメンの正しいすすり方=適量をとって素早く口に運んだら、途中で噛み切らないように後はすすって全部口に入れる。この時のポイントは麺が飛び散らないように箸で押さえながら口に送り込むこと。これにより熱さが適温になりアロマが広がる=を教えたら、かつてヨーロッパ人でこれをやった人は一人もいなかったのにみんなものすごく夢中になり、ついにコツを掴んだ時のフランスがこれ。この達成感について目を輝かせて語る彼女は常に学習意欲に燃えるロルファーの一例・・
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このすすり音をアレンジしたトラウマ克服のための曲を5曲作ってお開きとなりました。

ふざけて帰ってきただけなのに、いま振り返るとなんと、私の宿題に対する答えを全員で取り組んで手伝ってくれていたとわかりました。なんてクール。突飛もないジョークばかりでゲラゲラ笑い転げながら、でもものすごくコアなこともさらっと話しあっていた。シリアスになりすぎず、磁石のように常にそこに引きずり込もうとするトラウマをどうやって扱うかを、今日一日かけて教師も生徒もなく仲間として真剣に体現してきたんだと分かって、ものすごくリッチな一日だったとわかりました。みんなカッコよすぎる。アルコール抜きで完全にイっている私たちの即興曲をパオラが撮りました。この門外不出のレコーディングは伝説になる出来栄えです。

さて残り二日。家族には言えないけれどすでに逆ホームシック。。
2012. 05. 30  
オフの日。昨日3時まで眠れず、今朝は8時までねばったけれど差し込む朝日と鳥のさえずりで余儀なく起きざるを得ず、だらだらヨガをしてだらだら朝食を終えたら、すでにお昼近い。友達と約束したお昼までに買い物をしがてら街を探索、のつもりが身体が動かない。おそらく自分の「不都合な真実」に向き合おうとしているからで、このまま布団をかぶってまた寝てしまいたい気分です。

良くなるというのは具体的にどんなふうになることか。押し込めて封じ込めている不都合な部分を表現する適切な方法とは。会うとみんな超ハイ状態で口が止まらないし、このすばらしい天気のオフを部屋に閉じこもって鬱蒼と過ごすことなど考えられないけれど、とにかくスペースが必要。一人一人は部屋に戻るとたぶん今の私みたいにぐったりげっそりしているはず。。。やっぱり重たい腰を上げて外に出て光を浴びてこよう。
2012. 05. 30  
今日は本当に面白いものをいろいろ見たし体験しました。最近の投稿を読み返したら自分では明確極まりないつもりでいながら完全にイってしまっている文章の羅列でやはり私はいま変なのだと実感しています。

そもそも今回のトレーニングはロルファー且つサイコロジストのPeter LevineのSomatic Experiencing®が基礎になっています。Peter Levineと長く付き合ってきたLaelが、このトラウマヒーリング療法をロルフィングと結びつけ、ロルファー向けにアレンジしているもの。ロルフィングはストラクチュアルワークがベースではあるけれど、次第にSEよりになったりクラニオセイクラルワークよりになったりします。私は明らかにこちらのタイプで、第一世代の超痛いクラシカルロルフィングとはかなり違ったアプローチです。
日本ソマティックエクスピリエンス協会
これについて説明をすると長くなるので詳細は協会に譲ってしまいますが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やパニックアタックに悩んでいる方への強力なツールです。残念ながら日本ではこれを患っていることを公言することは非常に憚られるので、治療法が分からず強い精神安定剤に頼ったり、外出もままならない状態に置かれている人が多いのが実情です。東日本大震災を経験した方が、20年30年後にこの症状に悩む可能性は非常に高く、このツールを存在を紹介することは不可欠だと私は強く思っています。

今日は昨日の続きでOrienting Responseを誘導する練習。定位反応などと日本語に訳すと意味不明だけれど、要するに「おや、これは何?」という反応。自分の気を引くものに対するこの反応を引き出しながら、自分の身体が本来持つリソース(あるいは強さでも自己治癒力でもいい)を拡大していくというもの。ある予期しないショックが自分のキャパを超えてしまってフリーズ状態になった状態がトラウマなので、自分のキャパを採寸し直してトラウマを超えるものに仕立て直す練習と言ってもいいかもしれません。いつもいつも、本当にいつも思うのは、人間には本来自分で自分を癒す力があるということ。ロルファーはセラピストという言い回しに根源的な抵抗があり、私も自分がだれかを治療するなどとは昔も今も思っていません。治療者は常に本人です。身体は本来自分で自分を癒す力がある。ただ余りにもそれを封じてしまっていて本人は気づかない。私の追求しているものは自分自身も含め、本人がそこに気づくきっかけなのです。

今日の午前中最初のトレーニングが、2人1組で自分の過去最高に幸せだった瞬間、全方向、一点の陰りもなく幸せだった瞬間を思い起こしてその身体感覚を味わってから、人生で最も怒った出来事を思い出してトラウマのイエローラインまで踏み込み、そのときの身体感覚で自分のパートナーにどうしてほしいかを言うというもの。これが本当に面白かった。目は魂を映すもの。過去世退行すると、今と全然違った人種で別の性別でも、目を見るとそれが自分だと必ずわかるように、目には魂が住んでいる。私のパートナー役のあまりに正直に感情を写した目に感動しました。彼はいつも穏やかなので、これは密かに衝撃だった。やっぱり普段シャッター閉めてるんだ、と。私も一瞬にして涙が溢れ出し、身体が硬直したり揺れだしたり、剥き出しになった私はパートナー曰くものすごくもろくなった。これの前段階で日野武道でもやる正面向かい合わせ、要するに面と向かってじっと見つめ合うということ、これをやってパートナーとしっかりコネクトしたのが私にとってはなにより大きかった。これは単独では絶対できない。家族でも恋人でもないけれど全信頼を置けて100%安全な存在として、傍らでずっと支えてくれる存在、この存在のあるなしは生存に関わる大きな問題になりうる。ところでこのペアリングは、誰とでもできるのだろうか。。。私にとって、今のクラスで彼より安全な人はおそらくいないので、ここは大きな謎のままです。

実はこの2日間で、大昔の変な記憶が生々しく蘇ってきて奇妙に思っていたところでした。本当にその時には何の強い感情も残していなかったどうでもいい記憶が次々と現れてくる。私はどちらかというとおめでたい人間で、他の横綱級トラウマ経験者達に比べれば私の小さなトラウマ体験など全く語るに値しない戯言だと思っていたけれど、身体は私の認識とは全然別の反応をするので驚きでした。実はトラウマはその事件の大きさに比例するのではなく本人の捉え方による。同じ誘拐体験をうけた児童達が数十年後トラウマの後遺症に悩む人とそうでない人に分かれた事実がこれを裏付けます。私たち日本人は、自分自身の感覚を抑圧して信じないようにする訓練をあまりにもしてきているので、トラウマ否認に陥りがち。身体の超硬いマッチョな欧米人よりも華奢な日本人の方が凄まじく力が抜けない状態を保持しているのをいつも面白く思ってきたけれど、このメンタリティは大きく関わっていると思います。

続く午後の初めてのテーブルワークで、クライアントになった私は自分の体の不自由さにまず衝撃をうけた。左は私たちがキャラクターノットと呼ぶ慢性的コリが負の電流を撒き散らしていて、もう全くあちこちがショート状態。そして自由だったはずの右側を終えたらものすごい攻撃的な怒りの感情がこみ上げてこれにもショック。でも全部終えると予想を全然していなかった平和な結果になっていてこれにもびっくり。マジックはなにもつかっていないのだけれど、そして普段はロルフィングはマジックではないといろいろ苦労して説明しているのだけど、実感はマジックなんだよなー、とまたしても思うのでした。

明日は中日で休日。ワークショップ中の休日は大抵不評だけど、今回に関しては全身全霊で待ちわびていた人が本当に多いとわかります。私も個人的な宿題をもらったので、それを一日かけて探検するチャンス。夕飯を共にしながら、ワインも手伝って完全に飛んでここには決して書けないような内輪話をしまくった先生達と明日は川辺のデートです。明日のオフもまたものすごく楽しみ。

ところでロルファーは遠くから見ても、面識がなくても、この人ロルファーだとすぐわかる。一言でいうと、存在感。それがいわゆる影響力があるという一般的な意味でなく、「今ここに、自分と共にいる」という意味での存在感。常に身体と対話をしているからこういうたたずまいになっていくのでしょうが、これはとても尊い感覚で、本当は大声でこの大切さを言って回りたい気分です。そしてロルファーが数人集まると会話のマニアックさと熱意がまた異常な雰囲気を醸し出す。世間一般の関心とかけ離れているところに情熱と人生をかけている私たちはたしかに変人なのだけど、これが楽しくてなにものにも変えられない。。
2012. 05. 28  
バーゼルでのロルフィングとトラウマワークショップの2日目終了。参加者のゴージャスさでは過去最高。。というよりこのレベルの人たちが一度に集まったことがちょっとした事件です。空き時間や立ち話で入ってくる情報がもうすでに別のワークショップ1回分の濃さを持っている。

一日目はオリエンテーリングについて。クライアントのリソースを拡大して、トラウマに打ち勝つ強さを養う練習。2日目の今日は、ヴェクトルとスペースにフォーカスして、これがトラウマとリソースにどう影響してくるかを知る練習。毎日の内容はとても洗練されていてクリアで、わかりやすい。トラウマというのは自分のスペースが侵害された時に起こるもので、それに対する反応を正常なものに誘導できればトラウマは解決できる。理屈はとてもシンプルです。インタビュアとクライアント役を何度かやっていると、なるほど理屈は分かっていてもできなかったことがずんと腑に落ちる瞬間があって、これが本当に嬉しかった。今回は英語が母国語でない人が多いので、イギリスでの超早口弾丸トークの洗礼を浴びてきた私にはこれがゆっくりに思えるのも大きな進歩。

ところで今回の私はどうもアダプタ類に完全に見放されている。。1)持ってきたヴォイスレコーダーのリチャージャブルバッテリーの一つが、買って間もないのに壊れた。それをバーゼルに入った夜にチェックして気づいた。続く2日が休日でお店しまってるので買いにいけず、2日半録音できないという絶望感にうちひしがれるも、ええい今回は録音(どうせ後から聞きなおすことは今までもほとんどない)に頼らずその場で全部吸収しろということねと開き直り、丸腰で臨んだ2日間であった。おかげで今回はノートとるのもそこそこに、全身耳状態。

2)持ってきた日本製のカメラのバッテリーチャージャーとトラベルクックの用のアダプターを忘れた。のでビデオを取れず、必要最低限の写真をとることしか許されない。。。ということですごく美しいバーゼルの景色をとるのは最後まで後回し。。(沈)でも今日移った部屋には台所あるので一つの問題は解決。一勝一敗。

3)ワイヤレスマウスの受信部分(USBアダプター)を、今朝チェックアウトしたホテルに忘れた。昨晩試しにつけたテレビでMammaMiaをやっていたのが運の尽きで、ついつい最後まで楽しんでしまった。現代日本人の感覚だと見苦しいと嘲笑するはずの年増三人女の伝説的アバコスチュームを、いいこれ着てみたい、これ着て歌って踊ってみたい、と思ってしまった自分にまず驚き、これは40女にとっては実は強力なヒーリングツールになりうるとの分析に狂喜したというのは嘘で、昨日のワークショップの厳かな内容を完全にMammaMiaのメロディーに置き換えてしまった。。。今日は一日中MammaMiaを口ずさんでいた私。もちろん参加者の誰一人としてこれを見た人はおらず、朝一番のフィードバックにモードが完全に違っていた私はアダプトに時間がかかった。こういう調子だったので、いつかなくすんじゃないかといつも思っていたUSBアダプタを忘れたのは当然の成り行きだったかもしれない。。。おかげでマウスがないと作業が本当にもたもたする前世代の私は、これが若者に近づくチャンスを与えられたのかもしれないと負け惜しみ。。

などとまた脇にそれている。。それどころじゃないという時に限ってこういうものに逃げる。これも一つのトラウマ的危険回避反応?おとなしくまた復習に戻ります。
2012. 05. 25  
去る21日の新月+金環日食以来、一部の人に異変が起こっているのが明らかになってきました。頭痛を訴える人が多いのですが、エーテル体を自分でプロテクトすることが出来なくて混乱に巻き込まれているのかもしれません。頭痛を感じない人でも、スキャンすると必ず頭にエネルギーの停滞がある。私はいくつかエネルギーワークをしますが、これが何より今回のプロテクトになっていると実感しました。毎日のリチュアルとして欠かさないいくつかのエネルギーワークの大切さが、身をもってわかった。プロテクションなしで今のこの混乱を乗り切るのは本当に大変だと思います。

盆の窪み、こめかみ、と言われるところは、ご存知急所です。エネルギー的にも急所です。今はアナハタチャクラ(胸)から上にかけて、つまりビシュヌチャクラ(喉)アジュナチャクラ(第3の目)とサハスラーラチャクラ(頭頂部)にかけてが過剰になっていて、盆の窪みとこめかみに反応が出ている人がすごく多い。頭痛を感じる人、この説明に何かピンとくる人は、外側からの侵略するようなエネルギーにただ圧倒されるのでなく、この通り道と出口をイメージして、ご自分でエネルギーの流れを作るようにイメージしてみるといいかもしれません。

今月初旬のデボンでできた心強い仲間との励ましあいで、今月その後はすっかりホメオパシーに没頭してきましたが、そして本当は明日からのワークショップに備え今日までにユニット仕上げて提出、6月からは病理と解剖生理学に移るはずが、癌についてのミーシャの本があまりにも面白くて、ついでに脇にそれて、結局もう諦めてこれ書いてます。

明日からいよいよ「ロルフィングとトラウマ」のワークショップ。アナウンスと共にあっというまに定員に達したこのLael Keenのワークショップは、半年前から本当に楽しみにしていました。参加者リストを見たら教師および教師レベルの人がずらり。予想はしていたけれどすごく濃いワークショップになりそうです。電車の中で読みかけのWaking the Tiger: Healing Traumaを読んで気持ち準備。あとはみんなに胸を借りるつもり。

明日は半日でいそいそと家事をこなして、夕方からは完全モードチェンジに入ります。ずっと心に温めてきた事について、回答が得られるかもしれない。今までのエネルギーワークをロルフィングセッションでしっかり使いこなすためのキーになるかもしれない。今回はいつにも増して深いワークになるだろうから、そして、多分自分自身の大きなトランスフォーメーションも経験するだろうから、なにが起こるか本当に楽しみです。



2012. 05. 10  
今日でサマースクール終了。今回のクラスメートたちとの絆はとても強い。それぞれが、一人でなく複数と、深くつながっていると感じたようでした。私は、むしろここを故郷のように感じて離れることが寂しいのに驚いています。ここからが私の新たなスタートです。運命の絆を感じたクラスメートとは一旦遠くに離れるけれど、今後またプロジェクトで、カンファレンスで、ワークショップで、きっとまた会うことになるでしょう。

連日、特に後半は極度の集中状態が続いて、英語が母国語の人も最後は頭が回らなくなっていたけれど、誰も音をあげなかった。よくみんなここまで頑張ったと思います。私はもう頭がショート寸前だったので最後はランナーズハイの境地でした。最後の最後に、コンサルでのキーワードへの嗅覚がぐっと冴えた気がして、何かつかみかけた時に、終了。。残念。

夕暮れに一人で散歩して、今回学んだことを整理していきました。サンカランのセンセーションメソッドは、一見とてもシンプルで便利に思えるけれど、落とし穴がありすぎて、基礎をとことん頭に入れないと決して使ってはいけない。これをどうやってモノにしていくか。今の私にはあまりにも高級すぎる洗練されたメソッドだけど、これは日本人に非常に有効だと思っています。私は私のやり方を追求していくけれど、サンカランは必ず取り入れる。生か死の状況の時には、私たちは当然救急病院に行きます。生死を分ける危急の時には、日本にはありがたいことに医療システムがきちんと機能しているので、そういう人に対する処方などはいらない。医療システムがきちんと整った、衛生状態の良い日本。そして、心療内科(精神科)にかかることに極度の後ろめたさを感じ、カウンセリングがなじまない日本。感情の起伏を見せないように訓練し、感情を口に出すという習慣のまるでない日本人男性。これらを考慮すると、日本でのホメオパシーの役割は、現代医療の落とし穴になっている不定愁訴と慢性病、その奥にある人間のコアの部分の傷に切り込むことになると思います。いわゆる通常のカウンセリングのように個人のパーソナルヒストリーやプライバシーを根掘り葉掘り聞き出す必要もないこの洗練されたメソッドなら、これらに切りこむブレークスルーになるのではないか。

まずは危急の課題は英語です。まず膨大な語彙が必要。英語に関する研ぎ澄まされたセンスが必要。語られない部分を見るのが得意な私の得意分野にあえて頼らず、言葉にとことんこだわることの大切さ。日本ではまず聞いたことがないけれど、実はホメオパスには英語のセンスがないとお話にならない。。。なぜなら、キーワードがすべて英語だから。キーワードにいかに正確に早く到達するかがホメオパスの役割。キーワードにつながりそうな部分を察知して、キーワードを引き出す。だからキーワードの含有するスピリットを、全角度からつかんでいないといけない。これを無視して、なんだか普通の医者のやる処方を、お手軽にホメオパシーのレメディに代えているだけのプロがあまりにも多いのは問題です。かくいう私も、この安易なやり方にとらわれてずいぶん勘違いをしてきてしまった。日本語で書かれたホメオパシーの本を読むとなんだかすっごく簡単でお手軽に思えてしまうけれど、大きな勘違い。根本的な意識改革が必要。長い道のりになりそうです。
2012. 05. 08  
今日あたりからみんなの疲労がピークに達してきました。家族を置いて長らくこんな辺鄙なところにこもって心の痛むケースをいくつもこなしているのだから当たり前。もうホームシックの塊になったり自分のプロセスで感情的になって目に涙をためているひとが沢山いて、最初からついていけなさで目に涙をためていた私は、むしろみんなが近くに降りてきたので相対的にだんだん元気になっています。元気の元が、ミーシャの奥さんブリジットの作ってくれるランチ。IMG_3474.jpg
このランチでものすごく元気をいただいているとわかります。ほとんどが自家菜園で作った野菜の料理。それをとても丁寧に美味しく作ってくれる。何もかもが本当に生命力と慈愛に溢れていて、命をもらってるなと思います。野菜には本来太陽に向かって伸びて、地中に根を張る生命力がある。そして調理する人の気が入る。採りたての野菜の持つ生命力と、調理するブリジッドの愛情を感じさせてもらって、私たちが呼び起こそうとしている生命力という存在についてしみじみ考えました。(というのは嘘で、食べることに夢中)。ティータイムの手作りケーキやパンがあまりにも美味しいので、ついこれにも手がのびる。

明日のランチに備えて腹ごなしするために、クラスメートと1時間ほど川辺を散歩しながら待ち合わせの夜のパブに。やっぱり土を感じてただ歩くのはいい。瞑想になるし、私の苦手なグラウンディングになる。普段余裕がなくて近所にある小川のほとりを散歩することもしないのはやっぱりよくない、旅行より、近所を歩く方がよっぽど大切かもしれないなと改めて思いました。途中でものすごい雨に降られてびしょ濡れになったのが、実はとてもありがたかった。感情のデトックスを手伝ってくれてるねと2人で笑いました。捨てたい感情を葉っぱに乗せて、小川に流して、パブに到着。↓ちょっとマディソン郡の橋を思い起こさせるデボンの典型的な風景。
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今日でミーシャの授業が終わりというのがものすごく残念。3年目にしてこの人の凄さがようやく分かった私はやはり筋が悪い。彼はあくまでもこの飄々とした風貌で、奇跡のようなコンサルティングをしている。ミーシャの本は他のホメオパシーの本とまるで違う切り口と明快さを見せてくれ、その背景には膨大な知識と経験。どこをどうやったらこういう風にできるのかさっぱり分からず今まではただ途方に暮れるだけだったけれど、自分のやりかたを見つければいいんだよとここでもまた当然のことを言われて、それがやっと腑に落ちました。このミーシャの自由さと柔らかさが私のホメオパスとしての血肉になってたらいいなと思います。この人から習えてよかった。一番大切なコアの部分をしっかり教えてもらった。
2012. 05. 05  
やはり今日は特別の日でした。ホメオパシーについては今までただただ圧倒されてばかりいたのが、初めて私にとってのHowが具体的に見え始めました。

そして、もう私から見たら神様みたいに見えていたクラスメイトそれぞれが、長所と短所を併せ持つ一人の個体としてクリアに見えてきました。世界をリードするホメオパスたちの発展させてきたものを、今後自分にどう取り入れて行ったらいいのか、ということもおぼろげながら想像つくようになってきました。霧が晴れたように、今まで見えなかった遠くの景色がふと見えたと思えました。

今日はいろいろなものが見えました。自分の短所はよく知っているけれど、長所を見つけたのは嬉しい。私にはこの役割があるからこれが授けられたんだと、ただ厳かに私を導く存在に感謝しました。運命の出会いも、どこかで予測していました。今日は密かにとても個人的なご褒美をいただいたのかもしれない。

連日ケーステーキングでも休み時間でもランチタイムでも夜のパブでも途方もない情報が入ってくるので、さすがに今日はゆっくりバスタブにつかって一人部屋で静かに瞑想するつもりでした。瞑想するつもりでその前にお風呂とバスタブに本を持ち込んだのがいけなかった。ついつい本に夢中になってしまった。ホメオパシーもとてつもなくハマるのだった。ロルフィングとエネルギーワークではできないアプローチができる。この3つのツールを持つのはすごく強力だと改めて思いました。医原病で苦しんでいる人にはもうホメオパシーは無理だと勝手にさじを投げていたけれど、今まで私がやってきたことを素直にやればいいだけだったと、この当たり前のことに気づいて呆気に取られました。最初から、やっていた。大事なことは全部、きちんと教えてもらっている。ここのところ、当たり前のことに気づいて愕然としてばかりいます。

このMisha Norlandという人についてよかった。George Vithoulkas, Rajan Sankaran, Jeremy Sherr,といった世界的なホメオパスたちの授業とテキストをこなしてきたのは確かに筋肉になっている。日本で主流のプラクティカルホメオパシーしか日本人には通用しないんじゃないかと思っていたけれど、そんなことはないと分かってよかった、と本当にホッとしました。ホメオパシーってこういうもんなんだと、3年目にしてやっと入口に到達。日本に本格的に治療できるホメオパシーが持ち込まれるのは、やっぱりまだすこし先のようです。これからの私の課題は、一重に時間配分。睡眠時間を絶対削りたくないので一日30時間必要。。で、もう寝てしまいます。
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2012. 05. 05  
もう一つのライフワークになるであろうホメオパシーについては、長らく書く事をためらっていました。自分のホメオパシーとの付き合い方をどうするかについてもう2年ほど決めかねていたからです。

私は、今も家族を投げ出して、イギリスのとんでもない田舎で10数人の仲間と一緒にSchool of Homeopathyのサマースクールを受講しています。最初ここに来た時にはこの不便さに私はとんでもない間違いを起こした、失敗した、と思い、転校を考えたのですが、転校を考える度にどういうわけかここに残るように導かれ、いやいやながらも続けてきました。

私がこの学校を選んだのはホームページを見て、どこよりもカリキュラムが長くて大変そうで、包括的に徹底的に学べそうだったから。世界的に有名なホメオパスを多く輩出していることも大きな要因でした。ホメオパスの間では最も信頼されている学校だということは、この2年で確認しました。

でも日本ではプラクティカルホメオパシーが主流だし、200年前でさえ薬をとっていない人が祖先からひきついだマヤズム(遺伝的体質)を根治するのに1~2年かかる、ましてや薬をとってしまった人はもっと大変だとされている中、予防接種を受けまくり、ドクターから処方される薬漬けになっている世界一の薬消費国の日本人を正統派ホメオパシーで処方するのは絶望的ではないかと強く思っていました。

でも今、初めて私のやっていることは絶望的な理想論でなくて、本当に応用の効く基礎で本質だから間違っていないと確認できました。初めて、私の選択、というより何かやらされているような気がしていたこれが、とても重要なことで、これからずっとやっていかなければならないことだとわかりました。ここにいて、ああこれも導かれたな、としみじみ感じています。ここにいる仲間はアフリカ、カナダ、アメリカ、オーストラリア、日本から、はるばる飛行機を乗り継いでやってきました。今年の仲間の持つエネルギーや精神性や霊性の高さにまずびっくりしました。ああこの人たちは国に帰ってから、国を変える人たちだな、と瞬間に思いました。そう感じさせる人が何人もいます。こういう人たちに囲まれたのは初めてで、この特別な満月に向けて、役者が揃ったのがわかります。ここにいられて、この人たちと一緒にいられるのを誇りに思います。

ホメオパシーを処方するホメオパスは、決して日本のマスコミやドクターたちのいうような素人ではありません。
なまじっかな心得や知識ではこの学校は卒業できない。それにここの生徒たちは、カリキュラムの他にものすごい数のワークショップや勉強会に参加し、常に常に勉強しています。やればやるほどとんでもなくカバーするものが多いとわかるので、真面目にやればやるほど通常4年で終わるこのコースを4年で終えられず、独り立ちするまでに膨大な時間とお金がかかってしまいます。ロルフィングの時も正気の沙汰とは思えないスケジュールで大金をつぎ込んでもうこりごりのはずが、このホメオパシーもロルフィングと同じどころかそれ以上のものだとしみじみ分かり、両方やるのは無謀だと青ざめましたが、不思議なことに両方はとても補い合えるものだと強く感じることが多く、もう毎日英語が不自由なのは自分だけだし、ほかの人たちのレベルの高さに圧倒されていますが、きっとこれもなんとか私にできるんだろうなとも感じています。よくよく考えると、将来の見通しの全く立たないこういうったものにとりつかれているのは正気の沙汰ではないと思いつつ、何故か心配を全然しないのは、自分のためじゃないということがはっきりしているから。お前やれ、という使命感としか言いようがない。欲とはべつのところにあるものに動かされています。動かされている以上私には失うものが何もない。武道の、究極の自己否定とももしかしてつながっているかもしれない。奉仕のために生きるんだろうな、それが私の人生なんだろうな、と思います。そして、今の私を支えてくれているすべての人、すべてのものに、ただただ感謝しています。

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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
.................

Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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