< >
2012. 10. 31  
10月最後の今日はHalloween。アメリカほどではないけれど、ここドイツでもそれなりに大きなイベントです。娘の学校は今日は仮装をして行く日で、娘は学校にさりげなく魔女の耳をつけていって(これがよくできているので本物に見える)ギョッとされていたようです。夕方から友達が遊びに来て、2人で「trick or treat」で近所で稼いだ後、我が家にやってきた近所の子たちにもお菓子の詰め合わせをせっせと配っていました。

ウィッカ信仰(女神崇拝をする古代多神的宗教の一派)では、このハロウィンはソーウィン(Samhain)と呼び、魔術をする上で一年で最も大事な日だったようです。それは、今日が現代の私たちの大晦日にあたっていたから。農耕社会であった古代では、第3収穫期を終えた今日が夏の終わりで、明日からは冬に入ります。来年の収穫へむけた再生の準備に入るのです。

また、今日は日本でいう彼岸でもありました。あの世がこの世に最も近づく日。肉体と魂の境目が最も薄くなる日とも言います。死に別れた人やご先祖様に会える日です。ハロウィーンを彩るお化けのモチーフは、あの世の存在を象徴しています。今の私たちはお化けを怖がるけれど、昔は魑魅魍魎の姿をしたあの世の方々がご挨拶に見えるのを喜んで迎えていました。ケルト文化では今でも窓辺にロウソクをともして道案内を作り、見えないお客様のためにテーブルに席をもうひとつ用意し、迷った霊や子孫のいない霊のために道路脇にリンゴを埋めます。こうやってあの世の者とこの世の者が混じり合い、永遠に続く輪廻転生を一緒に祝いました。

ウィッカはこのソーウィン(ハロウィーン)が、悪い人間関係が断ち切れ、悪い状況が終わる日ともとらえています。明日からは、状況も人間関係も再生に向かいます。このような深い背景があって、この日人々は薪をともし、それぞれのリチュアルをして明日からの新年を迎えていたのでした。

ウィッカン(ウィッカ信仰をする人)がエスパトと呼ぶ満月になると過剰反応する体質の私から言うと、マルタ島はどうしてもこのイメージがつきまとう。男根崇拝もしていたようなので2柱の神を崇拝していたようですが、マルタ島はDianic Wicca(ダイアナ(=女神)を主に崇拝するウィッカ)と思えてなりません。

どうも私は人生の節々でこういうものに関わるようになっているようです。昨日届いたAuralite23の発掘場所であるカナダのSuperior湖の北Cave of Wondersはネイティブアメリカンの聖地だった、と知ったのがさっき。私が参考にしているクリスタルの本はネイティブアメリカンの教えをもとに書かれている。私がセッションで使うSourcePoint Therapyの創始者Bobはネイティブアメリカンからずっと教えを乞うてきた。繋がっている。そして私には、古代のマルタ島にいた人たちもどういうわけかこれらと繋がっている気がして仕方ないのです。まったく変で不思議な感覚です。

顕界と幽界のもっとも近づく今宵をお楽しみください。
スポンサーサイト
2012. 10. 29  
今日の夕食のおかずはお祝いに鯛の塩焼き。IMG_2760.jpg
魚難民のフランクフルト生活ですが、鯛(Dorade)だけは、いつもいいものを買えます。たぶん日本で買えば3000円はするものが、3分の2弱の値段。家族のリクエストは塩焼きのみですが、本当は鯛飯も鯛茶漬けも大好き。コンロが電気なので土鍋が使えず、土鍋でふっくら炊き上げる料理ができないのが何より辛いところ。。。(泣)だいたい鯛を丸ごと1尾買って家で手を血まみれにして捌くなどという野蛮なことをするのは日本人かイタリア人くらいで、ドイツ人は震え上がります。ガスコンロをこれだけ恋しがる人間に理解を示す人もほんのわずか。
ちなみにここではイタリア系の魚卸し店に行けば、魚はほとんどの種類が買えますが、たとえばサバ(Makrele)は身がやせていて内蔵はすでにやわらかく、特別ルートで仕入れない限りしめ鯖にはできません。マグロ、サーモン、鯵はお刺身にできるようですが、横浜で魚市場直送の新鮮な魚を扱う魚屋に足しげく通っていた身としては、これをお刺身で食べる気にはとてもなれない。太刀魚、スズキ、カジキマグロなどはとても美味しいのですが、「少量」が通じないゆえ、結果的に普段の食卓には乗らず、結局小ぶりの魚を塩焼きにするだけの地味な食卓です。。。本当はイワシのマリネとか、鰹のたたきとか、以前せっせと作っていたものを作りたい。鰹さばくの上手なんだけど。

ブログで主人について書いてしまったことを打ち明けたところ、チェックした本人は「唯我独尊。まったく根拠がないいいかげんなことばかり書いている。だから信用できないんだ。」とさんざん怒っていました。素直な人間になるマラソン効果は当日だけだった。私はマラソンについては確かに全く知らないので、知ったようなこと書いたつもりはなく、本人が言ったことをそのまんま書いただけなのですが(=それが頭に来た様子)。もちろん個人のプライバシーに関わることを書くときには必ず事前にご本人の許可をとっています。主人にお伺いをたてなかったのは、聞けば許可がおりないから。(学術論文の)書き方の常識くらい知ってます。2つめの大学の専門学科それだったし。ブログは制約を離れて自由に書くもんでしょ〜、などと口答えをせず、おとなしく謝りました。が削除しません。

ヨガもロルフィングも変な宗教だと言って私を怪しいもん扱いする主人とはいつもバトルです。同僚の方には汚名を着せて本当に申し訳ないのですが、ヨガはオOム真理教事件で作られた大衆イメージから未だに抜けきらず(今やむしろ常識からかけはなれていて怠慢)、ロルフィングもこの資格がマイナーであるということから認めません。(私から言ったら主人の方が感情的ですが、これは男の沽券にかかわるので指摘しません。)

ロルフィングは解剖生理学に基づいています。私は大学でも、ヨガのティーチャートレーニングでも、ホメオパシーでも、そしてもちろんロルフィングトレーニングでも、これはさんざんやってきました。栄養学も、ホメオパシーでさんざんやっています。でも、これだけやってきても、たとえば医者とか栄養士とか、一般に知られる「正当な」資格でないと怪しい素人になってしまうのですね。これらの資格は確かに尊敬に値するものですが、これだけがすべてなのでしょうか。これらの盲点はないのでしょうか。私は人生でいつも、「一般の常識」と真逆にある真実にばかり向き合う羽目に陥ってきたので、認めてもらいたくてドクターになろうとは、やはり思えません。マイナーだけれど、自分が人生のある時点でこの方向に進むことを決めたのを誇りに思っています。

とここまで書いたとき、主人が右足が腫れて来たとやって来たので見たら疲労骨折の疑いあり。甲高だしいきなりフルマラソンを走ったのだからあり得る。とりあえずホメオパシーのRhus-tux(じん帯損傷の修復)。そして生姜湯湿布。これ70度でないと薬効がないので、温度計もなく電気コンロだと時差ができて本当にやりにくいのだけど、手の感覚で大雑把にやっています。これを今晩はずっとせっせとやり続けないといけない。明日から出張なのでRhux-tuxをもたせてリピートさせて、もししばらくしても腫れと痛みが収まらないようならSymphytum(骨折の修復)に切り替えです。ホメオパシーでも、骨折のケアできるのです。ご本人は怪しい物呼ばわりしている私に足を投げ出してリラックスしている。だんだん我が家の恥部の暴露のようになってきてしまいました。。






2012. 10. 28  
今朝は昨日とは打って変わって空気の澄んだ素晴らしい空。今日は気温はとても低かったけれど思わず誘われて外に出たくなるような絶好のマラソン日和でした。普段なら週末の午前中は寝たおす主人も今日ばかりは、ウィンタータイムに変わったから一時間得しているとはいえ、目覚ましの鳴る前にいそいそと起きだしている。うん、いい感じ。

アスリートは主食の炭水化物の他に質のいいタンパク質と脂質をしっかりとることが大事ですが、それは身体作りの時期の話。(そもそも主人はアスリートのような生活をしたことがない。)当日、レース前はむしろ消化にいい軽めの食事の方がいい。ということでご飯だけはしっかり2膳、でもその他にはぬか漬け、大根と海藻のお味噌汁、ネギをたっぷり入れた納豆に梅干し、というのが私の用意した素晴らしい朝食(笑)。

そして生姜湯!

この薬効についてはものすごいものがあります。主人に今朝飲ませたのはまずレースへの意欲を出させるため交感神経の刺激、外がとても寒いので内側から暖めるため、そしてデトックスの大チャンスなので代謝を加速するためです。(実際レースの後でなんと3キロくらい落ちたらしい。身体が超軽くなったと宣っている)

薬効成分についての詳しい説明をすると次にすすまなくなりますが、かいつまんで言うと、ジンゲロールによる免疫力アップ、殺菌作用、抗酸化作用、ショウガオールによる血行促進などがあります。この2つの成分を同時にとりたかったらぬるめのお湯で作るのがいいのですが、主人は飲み物は熱々でないといやがるので免疫方面は犠牲にして私はかなり熱めで作ります。

私は冬は毎日これが欠かせない。日本では風邪の引き始めに葛粉や蜂蜜と合わせて飲むとか生姜紅茶にしてダイエットするとかいろいろあって、甘味料を加えたインスタント生姜湯まで出ているようですが、私の生姜湯は単に生姜を皮ごと摺ってお湯を注ぐだけ。超簡単。これを朝一杯。実際ドイツ人はひとつを皮ごとスライスして2リットルのピッチャーにいれて熱湯を注ぎ、一日かけて飲んでいたりします。甘味料の代わりにHolunder-bluetensirup(ホルンダーシロップ=西洋ニワトコ)を混ぜて飲む方も多いですが、私的にはホルンダーはものすごく身体を冷やすので夏以外とりません。健康にうるさいドイツ人がこだわるのはその生姜の鮮度。乾燥したこの地では、古くなった生姜は繊維ばっかりになってこの瑞々しい生姜汁が楽しめないので、生姜を家で栽培し、毎日土から新しく掘り起こす人もいます。

毎日生姜湯を飲むと本当に手間要らず、安上がりで超健康に冬を乗り切れます。ぜひ日常に取り入れてみてください。
ちなみに生姜湯は風邪の引き始めだけでなく、疝痛や消化不良でおなかにガスがたまって仕方ないときにもよく効きます。足湯にスライスしていていれるのもお勧め。

話が大きくそれました・・生姜湯の宣伝をしたいのでなく。

主人にはその後全体のコーディネーションのチェックをして、ちょっとした事故以来昨晩まで違和感を訴えていた膝がもう大丈夫なのを確認して送り出しました。

結果は、去年より17分タイムを縮め4時間21分で完走!お見事でした。レース前素晴らしいテーピングをしていただき、沿道でもいろいろな方に応援していただき、会社の同僚の方などは最後伴走してくださったそうです。応援してくださった方々、本当にありがとうございました。(娘と私は家でぬくぬくしていた)

主人曰く、素人が練習もせず気合いだけで走るのはこのタイムが限界だそうです。30キロの壁、というのがあって、30キロまでは順調に走れても、それを超えると急に身体が悲鳴を上げ、あちこちが痛みだしたりしてタイムががた落ちするそう。実際主人のタイムも30キロまでは1キロ6分のペースで走っていたのがその後一挙に7分に落ちていました。その壁を越えるのには、当然ながら練習で30キロ以上走る必要があるようです。主人曰く練習に30キロも走るのはごめんだ、一年に一回だからこれだけの距離を走れるんだ、とのことで、更なるタイム短縮を狙うならいよいよまじめに練習しないといけない、と誰かにそそのかしていただく必要がありそうです。人に誘われた時だけ、10キロを数回走っただけで本番に臨むのがそもそも無謀。どなたかこの人間の意識改革をしてくださいませんか?

ちなみにレース中もレース後も膝痛はおこらず、新たにどこも痛めた箇所はなく、今は単に筋肉痛だけだそうです。そう、私の関心は何よりそこだった。達成感ゆえすっきりしていつになく素直に言いましたが、脚の運びが以前と変わって楽になっていたそうです。走り方のアドバイスに対し、それを忠実に守った上、新たに自分なりの発見もしたそうで、格段の進歩!!

今は主人はリレー参加の仲間たちに加わり打ち上げ中です。3キロも体重落ちた後の日本食は、さぞ美味しいでしょうね。フルマラソンに出場した方々、お疲れさまでした。素晴らしい一日だったでしょうね。今日はゆっくりお休みください。


2012. 10. 28  
初雪だった今日、地面を濡らすみぞれ状の雪が舞う中、主人は明日のFrankfurt Marathon出場に向けて会場にゼッケンを取りに行きました。こんなに寒い中を42.195キロも走り続けるなんて、なんて気の毒。なんて物好き。などと思うのは私が物を知らないからです。フルマラソンに出ることを恒例にしている周りの人は、雪が降ろうが槍が降ろうがこの日に向けて自分の目標を設定しコンディショニングの調整を万全に整えます。それは一重に自己管理能力の高さを社会に証明する機会でもあります。私は知りませんでしたが、フルマラソンで完走するということは、世間はものすごく高く評価するのですね。いや私ももちろん尊敬します。でも足の速い子で通っていた時代は過ぎ、今や歩いて5分の駅までの道でさえ完走ができなくなった私は、物好き、が先にくる。(いや、来年あたり走っているかもしれないが)

主人が出場をはじめたのは友人に誘われたのがきっかけで、初回は完全に物見見物のノリでした。この距離を前方に向かって動き続ける、ということを目標にした初回は、主人が5時間かけて完走したときにはゴールはもう片付けられていました(笑)。この時は途中で膝に激痛を感じて走れなくなったからで、その後しばらく筋肉痛と膝痛で全く哀れなありさまでした。

意欲も根性も素質も持ち合わせていない主人がこれに凝りもせず何故毎年出ることになったのか。端から見ていて笑えるのですが、本人は「走るの嫌い」だしその気もないのに、どうも直前になるとどうにも周りがせっついてエントリーせざるを得ないように持っていかれるのです。去年だってその後もほとんど走ることもせず、たまにちょっと走ればここが痛いあそこが痛いとうるさく言ってくるのでめんどくさくて私も勧めなかったのに、結局1ヶ月前にエントリーするはめになって、そしたら膝痛もなく故障もなく一挙にタイムを4時間半に短縮して帰ってきました。(本人ゴールにまだ人がいた!と喜んでいた。)

これには実はからくりがあります。練習もせず、コンディション調整もせず、いきなりほとんど一年ぶりに走ってタイムを大幅に縮め、身体の故障も全然なかった、というのはその前にロルフィングを受けたことが大いに関係しているはず。(本人は決してこの因果関係を認めないので私も今まで知らんぷりしていました。)

ロルフィングの恩恵を誰よりも被っているはずの主人が断固として口を割らないので、自分で言います。主人の身体はロルフィングを受けるまではそれはそれは見事な状態でした。私に反発して健康な食べ物は大嫌い(で脂肪肝を育てている)、身体がものすごく硬く、反り腰、ハイアーチで足底腱膜炎(ソールなしでは歩けない状態が何年も続いた)、左股関節が外旋して長いのでしょっちゅう膝痛と腰痛を訴え、交通事故によるむち打ちの後遺症による頸椎のずれで左手の橈骨神経が圧迫され親指、人差し指、中指にしびれを感じ、テニスのたびに肩鎖関節炎をぶり返し・・と要するにロルフィングを試す格好の人材だったのです。

実はロルフィングには暗黙の了解があって、家族のロルフィングはすべきではないのです。ロルフィングプロセスは、個人のかなりパーソナルな部分に触れることになるので、身内だと関係に支障が出ることが多く、身内のロルフィングは通常信頼する同僚にお願いするべきで、実際多くのロルファーはそうしています。でも私はロルフィングで効果のでる見本みたいな人間が目の前をウロウロしているのを見過ごすわけにはいかなかった。格好の練習台。(もっとも主人はロルフィングを信じていないというスタンスをとり続けるので(笑)自分で扉をたたくどころか勧められても行かない。)

結果。足底腱膜炎完治(主人曰くフルマラソンを完走したらこりがほどけた)、股関節が揃い左股関節の外旋はなくなり、脚の長さが揃い膝が揃い(以前はX脚で左膝がかなり外側を向いていた)骨盤が揃っておへそが真ん中に来て(でも残念ながらへそ曲がりは直らない)、あれだけ騒いでいた首の痛みはなくなりました。でも肩だけは何度戻してもサーブの打ち方に癖がありテニスの度ごとに痛めて帰ってくるので、その夜はロルフィング。この間の法人テニス大会の前日に、痛がっていた肩を調整したら、痛みなくプレーできて決勝トーナメントまで行きました。大会後も痛みなしです。

昨年のフルマラソンの前日も全身のコンディションを整え、膝をとくに念入りに調整しておいたのでした。そしてエネルギーワークであるSourcePoint Therapyの Stick Figureで両膝の脇に橋桁を作って強化し、Gardian Pointsで免疫力を高めておまじない。今回も明日のために手厚く全身を調整し、走り方についての大事なアドバイスをして、同じくSourcePoint Therapyでおまじないしておいたのです。これ、本人は全部なかったことにしてますので、聞いても決してこのことは言わないでしょう。

ひとつ注意点。ロルフィングはでも、レースの前日にはすべきではありません。ロルフィングによるインプットが身体になじみベストコンディションになるまでに、時間がかかるからです。それにロルフィング後はものすごくリラックスするので、戦闘意欲がそがれて「どうでもいいや〜」みたいな気持ちになってしまうので、お勧めしません。私は今日のロルフィングはあくまでも今のポジションを変えずに安定させることを目的にしてやりました。この程度なら大丈夫。主人のロルファーである私は、知らんぷりしながらも、主人がこの「おまじない」に実は相当影響されていることを知っています。(笑)

雪が舞ってどうなることかと思った今日ですが、夕方にはからっと晴れて、きれいな夕焼けが見えました。明日は寒いけれど晴れるようです。今回のフランクフルトマラソンには日本人の参加者はぐっと増えて60人もいるそうです。みなさん物好き・・もとい、ご検討を心から御祈りいたします!!




2012. 10. 23  
ロルフィングの最終回ですることは、この有名なロゴのイメージがわかりやすいでしょう。blocklogo.gif
今まで各セッションでひとつひとつほどいて自由になった各パーツを、最後に全方向に自由に動けるように統合するのが10セッション目の目的です。天地のpalintonicity(2方向性)を最終的に再確認するのです。具体的には下から足首、膝、股関節、肩関節、そしてAO Joint(頭蓋骨と首のつなぎ目)へと垂直に続く関節が自由に動くようになること、そしてコアを中心に胸郭は天に、そこから下は地に向かう流れをつくることです。これを説明するのによく使う大好きなたとえがクラゲなのですが、突然混乱してくねっとされる方が多いので補足します。私のイメージはこれ↓
session4.jpg
陸に住む私たちは浮力は使えませんが、イメージでいつも胸郭はこのように環境に支えられて漂い、コアから下に伸びる腰椎や骨盤は、コアのボルト以外は自由に動くイメージです。

陸に住む私たちは浮力の代わりに重力と張力を利用します。私たちはいつも重力の影響下にありますが、重力を負荷や足かせとしてとらえるのでなく、重力を支えとして利用する。地面を蹴る力で上に伸び上がる。足を安定させて上半身が自由に動くようにする。安定していて、しかも自由であること、これが最終目標です。

昨日でFさんはロルフィング10セッションを終えました。9回目後に右の鎖骨が中央にまで動いてしまい、右の骨盤は浮き上がり、痛みも出て、こんなことになって次回でまとまるのかと不安におののいたそうですが、実は前回古いトラウマをほどく最後のチャンスを身体に与えていたので、こういうこともあるかとは思っていました。以下最終回を終えたFさんの感想です。

今日のセッションは驚きでした。9回目以降身体のパーツがよく動くのでどうにも落ち着きませんでした。肩甲骨と鎖骨 骨盤までも上下左右にぶれていました。右肩を下にして寝ようものなら右肩甲骨と鎖骨が中央に寄り過ぎてしまう気がしてひたすら仰向けを心掛けて寝ていました。こんな状態で10回目、最終回!まとまるのでしょうか!?と思っていました。

右半身同士の繋がりと左半身同士の繋がりを強めていただき、更に右に行こうか左に行こうかどっち側で繋がろうかとよく動きたまには中央に座ってみた頭も、首に中央はここよとしっかりインプットしていただいたので、あんなにザワザワしていた身体が落ち着きました。元気いっぱいの小学校1年生が休み時間にあちこち走りまわっててんでバラバラになっていたのがチャイムと共に着席し始業のご挨拶の為に背筋をピーーンと伸ばしてきちんと座った感じです。きちんと並べられた机にきちんと座ったイメージは今の身体の細胞の並び方のイメージです。座るべき席に座るべき子供が座っています。セッション前と後でこんなにも変わるものかと驚きました。

セッション中は右足の裏への刺激は右手のひら、足首は手首、ふくらはぎは手首から肘の間、膝は肘、太ももは二の腕、足の付け根は肩に刺激を感じていました。左側も同じです。腕への刺激は肩甲骨と肩、首に感じました。身体の細胞は体中の細胞と連絡を取りながら自分の固定位置を確認していた感じです。左右が落ち着いた所で首の位置も決めていただき長らく求めていた安定の兆しが訪れました。みぞおちのボルトをしっかり押さえて貰いながら右手右足を伸ばすとネジまわしでボルトへの接続部分をしっかりネジを回してゆるぎなくして頂けた感じです。首のトラウマの鍵を開放している今は肩甲骨の間がどうにも秘密にしておきたい場所でしたが、くすぐったいしちょっと不快と思った瞬間に「暫くここにいさせてください。」と言われ受け入れた身体でした。


その場所は、ロルファーがCharacter knotと呼ぶ場所で、こだわりの中心です。たいていの方はコア(太陽神経叢)の斜め上にある胸椎5番と6番あたりに一カ所、こだわりを溜め込む場所を作っていて、そこはおっしゃる通り「秘密にしておきたい場所」なので、私はその方の解放の準備ができるまで待ちます。セッション中の初期の段階で解放に向かう方もいれば、コアセッション中で爆発的に解放したり、10セッション目で解放したり、あるいは今回の10シリーズの中で解放することを選ばない方もいらっしゃいます。肩甲骨の間がこわばって背中が痛いと感じる方は多いでしょうが、感情の中心である太陽神経叢の斜め上に痛点がある方は(こだわりは対角線上に現れる)、自分が表現することを禁じている感情があると思っていいでしょう。ちなみに感情表現を禁じている人は胸椎6番にこだわりをためて、その感情を理性で封じている人は胸椎5番にこだわりをためるようです。また胸椎5番の稼働性は身体のラジエーターにあたるので、胸椎5番にこだわりを溜め込むと汗が出にくくなり、冷え性になります。

ねじれを取っていただいた肩甲骨の間に蒸気をあててアイロンを優しくかけてもらいピンと綺麗になった感じです。肩甲骨から肩にかけてがとても軽くなりました。立ってみると何ともバランスがよく重たかった2週間の身体はどこかに消えていました。気持ちがいいです。歩いてみると手を降らなくても足がスッスッと出て左右にぶれることなく歩幅も大きくダイナミックに気持ち良く歩けます。対角の動きも右半身左半身の動きも抜群に良くなり油をさして余計な油は落として何度か動かしてみた後の滑りのよい身体になりました。その滑りの良い身体の中央にきちんと頭が乗りみぞおちのボルトがしっかり支えてバランスが良いです。身体はこんなにも変わるものなのですね。嬉しいです。ありがとうございます。

不安から始まったはずの今回の最終セッションでしたが、すぐに穏やかな空気に包まれ気持ちが良かったです。身体が求めていた身体になっていくという喜びを感じていたのでしょうか?長年無茶に使ってしまいボロボロになってしまった身体が再生できたことを身体自身がいちばんよく分かり喜んでいる気がしました。孝美さんのおかげです。ありがとうございました。


私はあえて身体を直す、というアプローチをとりません。わかりやすい左右均等をゴールにしません。それよりも、ねじれとこだわりが内側からほどける、コアの解放を丁寧にやりたいからです。後のポジショニングは、大事な部分がきちんと入ると、自然につ いてきます。

今回のこのセッションは、このロルフィング10シリーズの完結、であって、プロセスの終了ではないことを、どうか覚えていてくださいね。今後もぐんぐん成長していくFさんにエールを送ります。なにかありましたらまたいつでも連絡ください。私からも本当にありがとうございました。
2012. 10. 20  
海外で暮らす日本人の方々の食卓はいつも現地人の憧れの的で、持ち寄りパーティなどでは日本人の持参品はダントツで人気が高く、すぐ売り切れます。私も市場やスーパーでよく、それどうやって調理するの、と(売ってる人からも)聞かれます。いや私には聞かない方がいい、とは答えず、その時はスタンダードな調理方法を教えてあげていますが。

子供が幼稚園の頃までは、それはそれは食材にこだわりましたが、彼女も中学生になり、いまや見る影も無いジャンク生活。Bio食品をむしろ避ける彼女にはかつてよく食べさせていたものを買いにいく機会はもうなくなってしまいましたが(泣)、本当は今でも大好きなのがここ。↓
Dottenfelderhof
フランクフルト郊外にあるBad Vilbelにあるシュタイナー農場で、フランクフルトからは車で20分ほど。農場内に豚や地鶏を放し飼いにしていて、農場見学もさせてもらえます。小さな公園もあり、併設のお店で新鮮な野菜、パン、乳製品を買うことができます。小さいお子さんを連れた人たちで週末は込み合います。わざわざそこに行かずとも、木曜日はBockenheimerwarte,土曜日はKonstablerwacheの市場に市が立つので、パン、卵、乳製品はそこで買えます。またナチュラル系のスーパーに常時卸しているので、私も家から歩いて3分のところで買うことができます。

ちなみにBad Vilbelは温泉地でもあり、フランクフルトと違って水がものすごく美味しく、Bad Vilbel Quelleというお水のブランドの生産地でもあります。ここに住む友人は台所の水をブリタを通さずそのまま料理に使っています。水道水なのにめちゃくちゃ美味しくて私もうらやましい。恵まれた土地です。

シュタイナー農法(バイオダイナミック農法)はとてもマニアックな有機栽培法で、月の満ち欠けに応じて肥料を調合するなど、ちょっと変わったテクニックを駆使するのですが、そのあたりは専門家の説明におまかせします。シュタイナー農法で作られた野菜や化粧品などはdemeterで知られています。demeterブランドで美味しいのは乳製品。牛乳は非加熱なのにさらっとしていてびっくりするくらい淡白で美味しい。生クリームも。アイスクリームは日本人にはちょっと甘すぎる気がするのが残念ですが、種類豊富なチーズはどれをとっても美味しいし、放し飼いの地鶏の生んだ卵も、臭みがなくて美味しい。当然ここのケーキは美味しい。でも私が何より好きなのがパン。石臼で引いた粉を、天然酵母で膨らませるのですが、ここのパンに慣れてしまうと、イーストフード入りのパンが食べられなくなります。ただ軽い食感のパンを好む日本人にはなじまないようで、賛同される日本人が今までいなかったので、お勧めするのは控えます。。

今回スーパーでみかけたdemeterのレタス(Zuckerhut)IMG_2636.jpg
そう、ときどきとてつもなく大きなものが出てくるのです。これも笑えて、思わず買ってしまいました。味は本当に普通のレタス。苦みも甘みもぐっと詰まっていてものすごく美味しかった。

大好きなFenchel(日本名でウイキョウ)。ウイキョウが日本でも古くからあったのと同様、薬用植物(Heilpflanzen)として古代ローマ、エジプト時代から栽培されてきました。植物療法(Phytotherapie)で使われます。整腸作用があり、呼吸器系疾患に効きます。Fenchel Teeは子供の疝痛に効くので有名で、Kinderteeには必ず含まれているし、赤ちゃんに最初に飲ませるお茶もこれ。ちなみにハーブティでは種子を使うようです。種子はスパイスコーナーでKummel(キャラウェイシード)として売られ、同じセリ科のAnisとともにケーキやプリン、パン、ザワークラウトの香り付けに使います。最初私はこのKummelの入ったライ麦パンだけはどうしても食べられなかったのですが、ドイツ人にDottenfelderhofのWürzeroggen(スパイス入りライ麦パン)を勧められたらこれは別格で、あれを食べて以来やみつきになりました。主張の強いパンですが、これにgut zum lebenのザワークラウトとペースト、それにラディッシュとSchnittlauch(チャイブ)をのせて食べるとハマる。漬け物にはうるさい私が一押しなのが、gut zum lebenのザワークラウト。ザワークラウトはなんといってもここが一番。(ついつい熱くなりましたが、これ日本人には全く受けない話なので、お勧めはしません。。)

私はこの本体のFenchelはArtichokeと並んで数年敬遠していましたが、ドイツ人がオレンジとあえてサラダにしてもりもりそれはそれは美味しそうに一個まるごと食べてしまうのを見て考えを改め、挑戦し、確かに美味しくてハマりました。スタンダードなのは、薄切りにして、オレンジとともにオイル、ビネガー、塩こしょうでサラダにする食べ方。香りが広がって、ものすごく美味しい。ただし、セリ科で、タマネギ化したセロリみたいな味なので癖が多く、娘も夫もこのレシピでは食べてくれません。一つを買うと一人で食べきれないので、知恵を絞り、今回やってみたのがぬか漬け(笑)
IMG_2641.jpg
子供の頃からずっと母のぬか漬けで育ち、世界のどこに暮らしてもぬか床を手放さない私です。(引っ越しのときにはスーツケースで運ぶ。)最後の晩餐は父の銀ダラの照り焼きと母のキャベツのぬか漬けと決めています。(てその頃は2人とも亡くなっているだろうけど・・)私のぬか漬けだけは、家族もよろこんで食べてくれる。そこでぬか漬け。ここまで控えめに切れば、ごまかせるか、と思ったのですが、喜んで口に入れた娘が一言「リンゴみたい〜」(大丈夫か?)それ以上食べてくれませんでした。ダメだったか。たぶんセロリ代わりにトマトソースに入れれば、家族全員喜んで食べるはずです。でもセリもセロリも大好きな私としては、この独特の香りを満喫するためにぜひ生で食べたいので、残念。。。

(その後夫には、2、3日便秘ぎみというところにつけ込み、薬だと思ってと食べさせました。薬と思うとまずければまずいほど効くような錯覚を起こさせるので、よく使う手です。お勧めです。)

近くのスーパーにSeeteufel(アンコウ)を見つけ、これも思わず購入。幼少期からあん肝大好きだった私としては肝もくれと言いそうになりましたが、ここはドイツと断念。ここに住む人たちがこのSeeteufelをどう調理するのかわかりませんが、私は大好きなアンコウ鍋にしました。
IMG_2643.jpg
塩もみして最初に湯通しすると、臭みが消えて美味しくなります。この骨周りのコラーゲンが美味しい。残念ながら夫も娘も鍋が嫌い(理由は見た目が悪いから)で、小皿に一品づづ盛った料理でないと喜びません(怒)。ご所望がトンカツからあげハンバーグばかり、アンコウも唐揚げにすれば喜んで食べるでしょうが、私の好み&都合にもちょっとは近づいてほしい。好みのかけ離れた3人家族は今日も折り合いを模索中です。


2012. 10. 19  
セッション9から10にかけては本当に動く方が多いので、私はセッション10に関しては何をするかを、お会いして触れてみるまで全く想像もつかないことが多いです。Fさんはここまでセッション後1週間かけて変化し、あとの1週間で新しいポジションになじむというパタンで来ましたが、9後は1週間たっても落ち着かないようです。以下変化し続けるFさんの様子です。

今回は本当に身体の様子が落ち着かず変わって行くので疲労感を感じています。現在あまりにも変化するので10回目で落ち着くのかしら?と心配にはなりましたが、セッションをもっと多くとは身体が感じていないので大丈夫です。これ以上セッションを重ねて更に身体を変化させることは身体が望んでいません。大きな変化がありましたのでこの辺で落ち着きたいというかじっくり自分の自分だけの自分に適した身体として落ち着きたい感じです。アドバイスありがとうございます。現在は両手足頭の末端の方向から大きな矢印がみぞおちに向かっている感じで大量のエネルギ―が身体の末端からみぞおちに流れ込んでいる感じがしています。身体の充実した(充実しているので身体のエネルギーが大量にきます)各パーツがしっかりと身体の中心(ミゾオチ)に埋め込まれたボルトに接続されているのを感じています。しっかりと接続され油もさされていてスムーズに連動する身体は気持ちがいいです。歩く時に肩というか胸板の部分が引かれると反対側の足がスッと前に出るのがなんとも気持ちがよくて歩くのが楽しいです。ゴルフスイングは変化する身体なのでなかなか安定できませんがいい時も悪い時もあり、いい時がとっても嬉しいので楽しく練習できます。悪い時は辛抱ですが^^;孝美さんのおかげですありがとうございます。

10回目で落ち着くことはありませんので、心配ご無用です。(笑)10回目は、ロルフィングによるインプットはとりあえずおしまいになる、ということで、身体の変化もおしまいになる、ということではありません。身体は10セッションが終わっても今後ずっと変わり続けます。10セッション後、1年後、2年後の写真は、たとえ定期的なメンテナンスをしていなくても以前にもどるどころか、より進化しているのを発見し驚かれるでしょう。またセッション10は完結であり、完成ではない、と私たちは言います。10セッション内で変化を完成させることはできないし、その必要もありません。この新しいポジションには、今後の生涯をかけて、慣れていくのです。

ロルフィング 本当に身体だけの変化ではなく自己と向き合う半年間でした。幸いにも(当時は滅茶苦茶不幸だと思っていましたが)一度かなり深く自己を見つめたことがありましたので今回は再確認とそこからの発展と心の成長ができました。感情は自分の意志に関係無く湧き起こります。湧き起こった感情をポジティブに捉えコントロールしていくことはできますが、感情が湧いてくるのをコントロールすることはできないと今回分かりました。その自分の意志ではコントロールできない負の感情が湧きおこる部分が無くなったということは、すぐに悲しくなってしまい心が締めつけられて苦しく辛い状況にならなくったということです。大変な作業であるポジティブに心をコントロールすることなく次への対策を考えられる様になりました。私にとって本当に素晴らしく大きな前進です。心は感じるけれども揺らがない強さを身につけられました。ありがとうございます。

ロルフィングを始める決意をされる方の中で最近気づくのが、慢性の痛みを改善したい、姿勢を改善したい、という従来のニーズとは違い、「変わりたい」という強い希望を持った方が多いことです。外見の改善というより、自分の内側に眠る自分の真の姿と出会いたい、さらには出会って自分の生まれた理由とこれからの方向を知りたい、と魂が叫んでいるというか。中にはご本人はこういうことに全く無自覚でいながら、魂に引っ張られて連れて来られてしまったような方もいらして、私は笑いをこらえてしまいます。

実際ロルフィング後は変わります。姿勢は当然ですが、雰囲気がまるで別人になって、双子がいたのかと思われたり(実際にいただいたコメントです)性格ががらっと変わったり。そしてどういうわけか忙しくなる方が多いのです。お役目が降ってくるというか。目的がはっきりして開き直って、いままで躊躇してきたことに飛び込むからでしょうか。

今までお子さんたちの指導に能力を発揮してきたFさんは、今後ご自分が子供たちにどう関わっていくかを、いま考えていらっしゃるようです。きっとこれから多くの方たちを導くことになるのだろうと思います。人を導くことの本質を考え抜いているFさんは、きっと素晴らしい指導者になるでしょうね。ぜひそのお役目、お受けください。Fさんを必要としているお子さん、たくさんいるはずです。ぜひ未来のある子供たちを光に導いてくだ さい。

子供たちへの影響。私も含め、子供を指導する立場にある人にはぜひここを考えていただきたいです。子供たちの目の輝きを曇らせているのは大人の私たちです。大人の都合やエゴとしての私で接しても、子供たちには響きません。響かないから、力づくでねじ伏せようとしてなお曇らせている。Fさんのように、「私」を超えたところからの暖かいまなざしを持てる方に、一人でも多くの子供たちと接してもらいたいと思いました。

ロルフィングはあくまでもきっかけです。私はきっかけではありましたが、これを通して 大きく成長されたのはぜんぶFさんの意思による選択です。魂が大きく成長していかれるFさんの傍らにいられたことは本当に私にとっても大事な学びの体験でした。私からも、本当にありがとうございます。
2012. 10. 16  
痛みについての研究は近年になってぐっとすすんできましたが、それでも未知の領域の多い分野です。たとえば腰痛になるととにかく不安になるので(腰痛は腎臓と関係が深く、腎臓は不安を溜め込む場所なので、不安が腰痛を作り出すとも言える)直ちに組織の変形を疑いますが、痛みと組織の変形は実はあまり関係がなく、問題は痛みに対する感受性にあります。→(痛みは主観である

ブロック注射や痛み止めの服用は、痛みを感じさせる中枢神経(痛みの受容器)を麻痺させて痛みが感じられないようにしているもので、痛みそのものを取り除いているのではありません。ほとんどの方はこれを治療と思っていますが、これは症状の抑圧であり、一時しのぎの対処療法です。じゃあなぜそれで治るんだ、と思いますが、これはこの時水面下で自己治癒力ががんばってくれているおかげです。自己治癒力が発動してその後自然に治るので「注射が効いた、痛み止めが効いた」と思いますが、治したのは実は水面下で頑張ってくれた自分自身の自然治癒能力で、痛み止めではありません。痛みの受容器をこのように麻痺させつづけると、受容器そのものが変成したり機能障害を起こしたりして、本当に手術が必要な状態になることも少なくありません。

そもそも痛み止めがきくのはたいてい救急の場合で、慢性の痛みにはこの手は通用しないのがほとんどです。痛み止めとして代表的なNSAIDsやモルヒネのたぐいは、痛みの程度を10とすると1か2くらいの改善しかもたらさないというデータもあります。症状の抑圧を繰り返し、自己治癒力を抑圧しつづけると、水面下でがんばっていた自分自身の治る力は次第に役割放棄をし、対処療法に頼るようになっていきます。薬の副作用などにより、その対処の対処が必要になり、痛みを作り上げた原因の上に層がいくつも重なって、痛みの根本原因はますます見えにくくなります。

また、手術によって身体にメスをいれると、空気にさらされた内部組織は癒着し、この組織の癒着は筋膜リリーステクニックを使っても元には戻りません。またほかの部分の歪みが元で、この痛む部分がその結果であり代償であった場合、元となる部分を残したまま、結果であるこちらにメスを入れても根本解決には至らず、逆に今度は本当のゆがみ、新たに不自然な歪みを加えることになります。実際手術の副作用が慢性の痛みを引き起こす例は多く、逆に手術による痛みの改善は短期間しか得られないというデータもあります。身体にメスを入れて得られるのは機能の改善であり、痛みを感じるかどうかは全く別のところにあるからです。

実は痛みが完全になくなるかどうか、完全に治癒に向かうかどうかというのは、ご本人の意識のあり方に負うところが大きいのです。一番大事なのは本人に生きる力があるかということです。自分では無意識の部分で痛みに依存してることも多く、その痛みを手放したくないという深層意識がある場合があります。また、求めるゴールが現在の不快症状を取り除くことだけの場合(この深層意識は強力)、ロルフィングによってもたらされる他の改善、たとえば睡眠の質がよくなった、呼吸が楽になった、エネルギーが満ちてきた、といったことを肯定的に捉えることができません。

ロルフィング中に、とっくに治ったはずの過去の古傷が痛みだしたり、今まで蓋をしてきた自分の最も向き合いたくない感情を再現することがあるのですが、これらの好転反応も全部ひっくるめて今の自分をまるごと見つめなおす必要がある場合があります。このとき今までの思考パターン、つまり、罪の意識(自分は悪い子だから罰せられないといけない)、責任転嫁(何かのせいにしたい)などが発動して、治ることにブレーキをかけることがあります。細胞一つ一つに埋め込まれた感情、魂の記憶全部を含めて、今の自分を許して抱きとめる発想がないと、自分の身体を根本的に楽にし、健康にし、幸せにむかうのは自分が選ぶのだ、という自分で自分を癒す自己治癒力の発動につながりません。これは根本的な生き方の問題であり、ロルフィングテクニックだけでなく、すべての治療の及ばない領域です。

ただし痛みがあまりにも強い場合、痛み止めに頼った方がいい場合もあります。痛みに弱い方が、痛みにとらわれるあまり、ポジティブな経過を全く思い描けない場合は、リラックスして自己治癒力の発動を促すスペースを持つ必要があるからです。一つの方法にとらわれず、いろいろな可能性を考慮してください。
2012. 10. 15  
統合セッションである8〜10にかけては、いままで妨げてきたものを取り払って新しくなったパーツが、それぞれどう調和していけるかを探っていきます。つまり7までは「何がが妨げているか」を見てきましたが、ここからは「どこに可能性があるか」を身体が探していくのです。

ゴルフのスイングには軸の安定(core stability)が必要不可欠です。よく使う言葉ですが、具体的にこれがどこにあり、どう安定させるかをきちんと言える人は多くないでしょう。Fさんはみぞおちにボルトを埋め込む、という感覚でつかんだようですが、これをもう少し詳しく説明します。

身体を動かす時の軸の中心は、へそとかハラと思っている方が多いでしょうが、実際はもうすこし上で、第2の脳とも言われる太陽神経叢(横隔膜直下、いわゆるみぞおち)部分です。剣状突起(胸骨の一番下の骨)と胸椎10〜12番の間にある親指ほどの大きさのものです。

つまりとてもピンポイントで小さいのです。通常ピラティスなどでいうコアというと腹直筋や脊柱起立筋群全部を含めてしまいますが、厳密に言うとコアには内側(inner core)と外側(outer core)があって、inner coreは骨盤底から横隔膜の間で、多裂筋と腹横筋まで。多関節筋(腹直筋や 外腹斜筋、脊柱起立筋群)までを含めるのはouter coreになります。ピラティスなどでコアを鍛えたつもりが密かに腰痛などに苦しんだりするのは、本来動きの発火点であるinner coreの安定をさせず、outer coreである腹直筋や脊柱起立筋群を動きの発火点にしてしまっているからです。

ねじりの中心、つまり動作の中心軸は、ピンポイントで小さい。みぞおちにボルトを埋め込む、という感覚を強調するのは、ここを知っていただきたいからです。すべての動作を、このボルトをしっかりしめてから行うと、中心軸がとれて、けがのない動きにつながるのです。

セッション9ではFさんに、対角線の動きを身体に覚えさせながら、このボルトの感覚をつかんでもらいました。みぞおちにボルトをしめると、これは「私」の安定につながります。すべての動作の主役であり、発火点である私は、「存在するもの」(being)です。ここが存在してはじめて、骨盤、肩、手足という表現形態(doing)が動きはじめるのです。突然メタないい方になりましたがここはとても大事なところなのであきらめず説明します。内側の自分とつながることなしに、手足だけをむやみに動かしてないでしょうか。あなたのその動きは、内側からの指令に基づくものでしょうか。今の行動が自分にとってどういうことだかを告げる内側の声に、耳を傾けているでしょうか。

コアである私がぶれると、安定を欠いた軸は外側をやたらと大きく動かしたりします。一見ダイナミックに見えますが、これは統合を欠いた動きで、本来の順序と逆になっていて、いずれ内側に緊張を生み出します。ゆがみ、痛みの発生です。つまり、自己の確立=軸の安定=調和した動きなのです。

ロルフィングセッション中にこのような理屈を説明することはありませんのでご安心ください(笑)。身体は賢いので、ただ触れ、ちょっとした言葉かけをすることで気づいてくれます。実際にFさんにはこのようなことはいっさい説明しませんでしたが、Fさんの身体はその後も進化をつづけ、1週間たった様子を教えてくださいました。

今日も歩く練習を少ししました。やっぱり歩くのは気持ちがいいです。スッスッと前に出る足、リズミカルに自然に歩が進むのは気持ちが明るく前向きになります。楽しかったです。

ゴルフのレッスンがありました。いつもなのですが、どんなに崩れて酷い打ち方当たり方になっていてもコーチはすぐに元に戻してくれます。ちゃんと当たる様になってハッピーです。でもレッスン後はまた当たったり当たらなかったりになるので練習が必要ですが…^^;足腰のバランスがとても良くて右足への重心移動の時の左肩が下がるくせが大分よくなったと褒められました。今までわかっていてもなかなか直せなかったくせなのですが、身体のバランスが良いとアンバランスを直す為に動かしていた部分(左肩)を動かさなくてすむのですね。スイングがぶれなくなってきちんと球に当たることが増えました。そしてスイングの後でフラフラして足を踏み出してしまうことがあったのですが。これも大分なくなりました。バランスの良い身体は素晴らしいです。重心がしっかりと腰に来たからですね。孝美さんのおかげです。ありがとうございます。楽しく練習ができます。


そうです。コアが安定すると、むやみにdoer(動作をする肩や足腰)を動かさなくてすむようになるのです。

見失ってきた強い自分、軸のしっかりした杉の木のような自分を取り戻して、動作の主体である「私」がコアにいられるようになると、あとのパーツは自然に調和に向かいます。Fさんは卒業間近です。
2012. 10. 11  
気配なく動く日野晃という人を見て、衝撃を受けてから半年。ロルフィングでボディリーディングの要となるプリムーブメントの概念が崩れ、慌てて彼のワークショップに出かけて絶句し、ここは喉につかえたままの消化不良の食べ物みたいな存在ですが、そろそろ重い口を開いて整理をしようと思います。

以前日野先生について書いたことについて読み返すと、何も分かっていないことも分かってない・・。いや本当に、書くという作業は、後から読み返していかに自分がアホだか知るためにあるもの。多分こういっている今もまだ分かっていないのでしょうが。どうして気配なく動けるのか、相手の何を見て動いているのかを、必死に聞いていた自分が哀れに思えます。これ、おそらく生得のもので、分かる人は無意識にやっていて、分からない人はさっぱり分からないのです。だから一生懸命に理屈で理解しようとする。重心移動とか、神経伝達とかいろいろ持ち出して。たとえばフェンシングする熊の記事を書いた同僚のケヴィンフランクは私同様分かっていない(笑)

気配を察する、と言います。視界に入っていないのに、周りの動きが見えている人がいます。舞台やチームプレイの司令塔役は明らかにこれが得意な人です。日野先生はこれ、安藤洋子さんもこれ、有名な人ではサッカーの中田選手がこれです。日野先生と安藤洋子さんが踊ると、向かい合っていないのにまるで影のように同じ動きをしているし、日野先生が舞台に立ったときは、まるで彼が磁力を持っているように場のダイナミズムが彼に向かって吸い付けられているようでそれはそれは面白い。

これをちょっと見ただけでも、安藤洋子さんは常に人の気配を察しながら動いているのが分かります。彼女の空間は際立って大きく見える。

フォーサイスカンパニーのStellen Stellenという作品では、全員があさってを向きながらシナプスのように反応し合って動き合うのをかなり高い客席位置から見るのですが、あれを見ながら私は密かに、これ私がやったら絶対人にぶつかりまくるな・・と思っていたのでした。そう・・重い口を開いて白状すると、私は気配を察せられない。周りが見えない。今の言葉でいうとKY・・。(泣)

ちなみに洋子さんは、この空間感覚というか、周りが見えているということが、自分の才能だということを知らなかったようです。みんなが自分と同じように見えてると思う?と聞かれてはじめて、え、他の人は見えてないの?と知ったそうなので。彼女は常に周りの人をよく観察していて、ご本人は「私おせっかいだから〜」と笑ってますが、これは常に彼女は周りが見えるから。演出家の必須条件でしょう。

日野先生も、この部分を武道を通して人に伝えようとしている。これ、分かる人には分かる世界なので、分からない私のような人間に伝えるの、そうとう難しいと思うのですが。というより、訓練でできるようになるらしい、ということが、私には事件です。この感覚は養えるものなのか。

今回長年バスケをやってらして、指導の経験もあるFさんに、彼らと同じ匂いを感じて「周りが見えているんでしょうね」と伺ったところ、こういうことを教えていただきました。

バスケでは確かにプレイしながら自分以外のプレイヤーを見ていたほうがいいです。私は多分見ていません。感じています。もちろんパスする前やゲームの攻防の流れが変わった時は確認しますが、確認した後はボールの動きを見ていて各プレイヤーの動きは感じていたと思います。頭や視力を使わなくても分かると言うことはやはり感じていたと思います。一緒にプレイしているチームメイトのことは分かるので感じられる自分やチームメイトと感じれらないチームメイトの存在も理解していました。理解してその人へのプレイは変えていました。バスケを子供たちに教えた経験もあるので見えていない人感じられない人の存在も知っていまし、それはその子の個性として認め見えていなくても大丈夫な方法を考えて教えていました。例えばパターン化してある場面になったら真っすぐ相手のゴールに走れとか。(ちゃんと言われた通りに相手のゴールにだけ走りディフェンスせず観客に笑われた子がいた^^;素直だけど~)見えている子が声を掛けるとか。
私は、言われた通りにディフェンスもせずゴールに突っ走るおバカで素直な子に深く共感しました。。

1対1をする時にはオフェンスでもディフェンスでも同じです。相手の動きを感じ取り自分の動きを決めます。まるで相手の脳の指令を自分にも送ってもらっているかのように感じて動きます。ディフェンスの時に相手の鏡のように動くのはとても楽しかった覚えがあります。

ディフェンスで鏡のように動くこと、それにはいくつかの条件が必要だと思っています。相手を見られる感じられること、感じた動きを自分の動きとして動かせる瞬発力、筋力、身体の使い方などいくつかの能力が必要になってくるので全ての条件が揃った人はできると思います。更にそれを他の人に教えるとなると相手とのコミュニケーション能力や相手にきちんと伝えられる表現力言語力などが必要になると思います。それで「素晴らしいスポーツ選手が素晴らしい監督になるとは限らない」と言われるのでしょうね。でも前者の能力は日常生活で全くと言っていいほど役に立ってないと思います。(誰かに襲われそうになった時に身を守るくらい?でも普通は襲われなので…)狩りをする動物はこの能力をもっていますよね。動物的な能力とも言えますか^^;コミュニケーション能力を含む後者は人間力として必要だと考えていますが…


いや、前者の能力、ものすごく日常生活で役に立っているのです。人間関係の基礎なのです。ものすごく大事な能力なのです。気配を察せず平気で人にぶつかってくる人、人の動きが見えない(人が見えない)ひとばかりだったらこの世の中どうなると思いますか?相手の鏡のように動ける能力、さらにその能力を持っている人と持っていない人を見分ける能力は、応用の効く大事な能力なので、分かる方はこの存在を分かっていない人に知らせる使命があるとさえ思います。分かっていない人にはさっぱりわからないしピンとこないので、Fさんのように懇切丁寧に教えていただけると本当に救われるでしょう。(=私)

洋子さんはきっとその存在感で語るのでしょうね。そして、何かを感じた人が食いついてきたら、その時は存分におせっかいを焼いてあげてください。



2012. 10. 11  
クラシカルロルフィングでは、セッション8で上半身か下半身かを選び、セッション9では8でやらなかった方・・というガイドラインがありましたが、今は変わりました。セッション8以降は完全に個々への対応になります。私はムーブメントをセッションに多く取り入れ、セッション9では特に対角線の動き(Contralaterality)を身体に覚えてもらうことが多いです。

対角線の動き、というのは、実は人間を猿と大きく引き離す大きな特徴です。猿、ゴリラ、チンパンジーは同じサイドの手足が同調して歩きますが(いわゆるナンバ歩き)人間は逆です。つまり右足を出すときには右肩を引いて、左肩を出します。モデル歩きはこれを強調したもので、ダンサーの動きがかっこ良く見えるのはこのツイストを強調しているからです。対角線の動きはロルフィングセッション全体を通して自然に実現していくものですが、難しいと言われるねじれの解放(とくに脊柱側彎症)とともに、私は必ず10シリーズで一度は取り入れるようにしています。

身体の対角線のつながりが明確になると、足は足からでなく胸郭からつら下がって動くような感じになります。バレエダンサーの足の運びはまさにこれです。以下のFさんの言葉を借りれば、みぞおちにボルトを埋め込んで、この軸を安定させることが大事。足は足だけで動いていないというのは、筋膜のつながりでいえば当然なのですが、感覚で言うとこのボルトを埋め込む感じがとてもわかりやすい。日野先生の「骨盤なんか考えちゃいけない、胸骨だ」というのは、この辺りのことを言っておられると思います。

ところで最近は面白い歩き方をする方が多いですね。余計なお世話と思いつつ、歩き方セッションを一回勧めたい方がすごく多い。。ご自分の歩き方を一度チェックなさってみてください。

以下、セッション9を終えたFさんの様子です。

『調和していく身体』

歩いてみると足が軽いです。踵に羽が生えたようです。どうやら右足と左足の筋力で地面を蹴って歩いていたのが、右足と左足がお互いに歩調を合わせてと言うか身体全体でリズミカルに歩を運べるようになったのでどんどん前に軽々と進んでいるようです。

肩のラインが更に開いたので、歩く時に更に肩で風を切って偉そうに歩いています^^;そして左足が歩を進めるお手伝いを右腕というかテンポよくスッスッと前に出る右肩がしていて右足も左肩がしていて筋力は同じなのに足が軽々と上がってどんどん進みます。最近は歩く時に腰がスッスッと前に出て偉そうに歩いているのですが、セッション後は肩と腰が繋がったようで肩と共に腰が更に簡単に前に出るようになり、足だけで足の筋力だけで歩いていた身体がそれぞれのパーツ全ての調和のもとにリズミカルに歩くようになった感じです。それで負担が足だけにかからなくなって軽くなったようです。更に歩く時の重心は下の方、足の方にあったのですが(足で頑張って地面を蹴っていました)腰に移っています。重心は腰にあった方がバランスがいいです。一番重い頭がフラフラしません。バランスがいいと一定方向にぶれずに力が出されて力強くどんどん前に進めます。横にぶれていた余計な力が前に進む為に全て使われる様になりどんどん進めます。これが無駄のない動きなのでしょうか?足が軽くなりテンポよく前に前にずんずん進むと気持ちも軽くなり嬉しい気分になります。

これにはミゾオチに今日のセッションで埋め込んでいただいたボルトが関係しているのでしょうか?機械の人間のように大きくてしっかりしたボルトがミゾオチに入っていて身体の各パーツをつないでいる感じがしています。まだ今日はワイヤー程度の繋がりですがワイヤーがどんどん太くなりしっかりした鉄骨で身体の各パーツをつなぐ予定のボルトが埋め込まれています。

身体それぞれのパーツはそれぞれが独自に充実していて本当にお互いを認め合って一つの身体として調和が取れるのかどうか?かなり心配だったのですが、何の問題も無く合奏や合唱、ダンスなどでみんなが一つの作品を作り上げぴったり息が合った時の喜びを知っているかのように一つの身体という作品を作り上げています。正に調和です。身体のパーツが繋がり調和し安定して魂をお迎えする最善の状態を作っている感じです。このハーモニーは今後更に磨かれていくと感じています。

今日はゴルフの練習に行ってきました。素振りの段階では素晴らしい身体のバランスです。クラブがビシッっと振られとても気持ちがよかったのですが、いざボールを打ってみると当たらないのです;;身体自身は油をさしてもらったかのように気持ち良く軽く動くのですが、この動きが気持ち良すぎて昨日までとどこが違うのが?全く分からず、どうしてボールにジャストミートしないのか?全く分からなくなり、自分はどうやってスイングしていたのか?さえも分からなくなってしまいました。明日から少しずつ丁寧に練習し、新しい上半身と下半身の繋がりと重心、身体全体のタイミングに慣れていきたいと思っています。

今までの身体はギシギシと軋むのを無理やり使っていた感じですが、油を差してもらいスッスッと気持ちよく動けるようになりました。テンポ良く歩けるのが本当に楽しいです。ありがとうございます。

昨夜柔軟体操の後でどうにも右肩の違和感があり喉を圧迫するので鏡を見てみました。右鎖骨が中央に寄り過ぎていて周囲を圧迫していました。ちょっと傷みもあったのですが、明日の朝までには動くだろうと寝た所、朝にはきちんと左右対称の位置に戻っていました。少し感じると言えば痛みを感じますが、右腕が強すぎるのでしょうか?しかし一晩でこんなに動くとはびっくりしました。

右肩と左腰のセッションが上手にできたのは、その動きをバスケのディフェンスで使うからだと思います。私の利き足は左足なので、右腕と右足を前に左足を後ろにディフェンスポジションをとります。重心は左腰にあります。そこから下がる時に最も速く下がれる方法として重心の移動を行い重心が移動された身体が倒れないように足が出るのですが重心の移動のきっかけは腕というか肩です。右腕を後ろに振ることによって右肩を落とし左腰にある重心を後ろに倒して瞬時に動きます。丁度その動きに似ていたような気がします。ダンサーはこの重心移動が両方とも必要でしょうがバスケは片方でいいので片方しかできないのだと思います。

注)バスケの動きについてとても面白いことを教えていただいたので、これは別の項で。

9の後はすごく動く方が多いです。対角線の動きは狙ってすぐできるものでなく、10セッション全体を通して自然に身体が体得していくものですが、対角線に伸びるラインを強調した後は身体がとてもダイナミックな動き方を探し始めます。右の鎖骨が中心に行き過ぎた感覚があったのは、苦手だった右足~左肩へのつながりを強調したところ、このラインが主張をはじめたからでしょうね。今回の狙いはまさにこのラインに目覚めてもらうことでした。もっともっと目覚めてほしいラインなので、しばらく楽しんでみてください。

今日のゴルフは散々でしたがお天気がよくて青空が気持ち良くて、落ち込まない私は明日へ向かって「明日はどう変わるかなー?^^」と脳天気にしています。楽しい毎日を孝美さんにいただきました。ありがとうございます。

セッション9の後は動くのですね。ということは今まで1週間くらいで身体の変化に慣れてそれなりにゴルフができていたのがもう少し時間がかかるということですね。わかりました。ゴルフでは右足から左肩への動きがスイングの動きになりますので重要になります。左打ちに変えようかと思ったくらいです。でもその必要はなさそうで嬉しいです。身体と会話しながら楽しく過ごしたいと思います。ありがとうございます。


Fさんは次回の最終回に向け、もうすでにしっかり独り立ちされ、これから新たな方向に歩んでいく用意ができたことが、文面からも伝わってきます。

ところで、Fさんからとても素敵なプレゼントをいただきました。株を分けていただいたセントポーリアの鉢植えとそマルタ十字のロゴの入ったゴゾ島の天然塩!超パワーグッズ。IMG_4211.jpg

このセントポーリア、いただいてからずっと私のそばにいるのですが、小さいのにとても力強くて、限りなく優しい。
まるで両手を広げて私に語りかけてくれているみたい。もしかして、パワーフラワー??と伺ったら、確かに願いを込めてくださったそうです。本当に嬉しいプレゼントでした。
2012. 10. 10  
暖かい日が長く続いた9月から一転、朝晩急に冷え込むようになりました。気温が急激に下がるときには紅葉に鮮やかな赤が混ざりますが、今年がまさにその赤の鮮やかな紅葉になりそうです。

咳込み、喉の痛み、鼻声などの症状を訴える方が出てきました。我が家は家族全員鉄の健康を誇っているので(医者・薬知らず)何をしているのかよく聞かれます。寝込まれると看病が嫌なので未病の段階で治ってもらうようにしているなどと本音を言っては身も蓋もないので、我が家で取り入れている風邪対策、お伝えしていきます。

鼻風邪

1 鼻洗浄(ドイツ語はNasenspuelung)
IMG_4221.jpg
鼻風邪にはまずこれ。鼻声になったらまずこれにぬるま湯(でないとしみる)をいれて、専用スプーンで塩をまぜて生理食塩水を作り、洗面台で横向きになって、片方の鼻の穴から水を入れ、もう片方から出します。耳に入ったら、とか飲んじゃったら、とか怖がる方が多いですが、意外と簡単です。娘は6歳から一人でやっていて、今や私が言わなくても学校で風邪を移されたら自分で勝手にやっています。鼻の粘膜を鍛えます。ついでに嗅覚も。花粉症の方にもお勧め.

我が家はずぼらな私のせいで鼻に少ししみる普通の食塩を使ってしまっていますが、ドイツでメジャーな鼻洗浄器エムゼルの専用塩は、しみません。ここのメーカーではちなみに専用塩が2つに分かれていて、一つは一般の洗浄、もうひとつが炎症を起こしてしまったとき(鼻炎、鼻風邪)用です。下が、炎症を起こした時用。分包になっているので、一回一包。
E58699E79C9F.jpg
これを一日数回やればたいてい初期の風邪はこれでバスターできます。

2、精油をディフューザーで嗅ぐ
Raven, RC
これを交互にやるのが最も効果的。

精油は単品なら
ユーカリラジアタペパーミントが代表的。

これをベースオイルにのばしてヴィックスベポラップのように胸に塗って寝るとスーっと鼻が通ります。
*Young Livingの製品は入手が難しいし高いので、dmで安く買えるユーカリオイルでも代用できるとわかりました。dmで扱っているユーカリオイルは経口用なので、安全でしょう。なぜあんなに大きくて、飲めて、安いのだろう???

ちなみにネギを切って鼻に詰める(笑)昔からの方法もありますが、あれやると口呼吸になるので私は個人的に採用しません。そのかわり、ネギの小口切りとしょうがをすべての料理に入れます。冬は特に絶対欠かさない我が家の食材。

3、鼻風邪がこじれて、鼻が詰まって眠れないとき

ホメオパシーのLuffa operculata D12(アポテケで7.4ユーロ)
IMG_4223.jpg

副鼻腔炎用のホメオパシーレメディです。眠りにつく前に5粒(=大人、体重に応じて変えます。50キロ以下、子供は3粒、乳幼児は1粒)を舌下で溶かします。

夜寝る前に乳糖を口に入れることに抵抗がある方は、水にとかして(混ぜるときに金属以外のスプーンを使ってください)のむか、夕方までに何回かリピートしておきます。

咳き込み

1、精油のディフュージングはとても効果的です。

2、ハーブ濃縮液Umckaloabo
IMG_4222.jpg

11月頃になると、必ず薬局の店頭に並ぶこれは、ドイツ人なら誰でも知っている定番。天然のハーブ濃縮液です。(1歳児以上)適量を水に溶かして一日数回飲みます。

3、はちみつ大根

大根をいちょう切りにして蓋付きの容器にいれ、蜂蜜をかける。出てきた汁をお湯に溶かして飲む。

4、ホメオパシー

ドイツには便利なコンビネーションレメディが多いので便利。
咳全般、気管支炎、百日咳にMorapax(錠剤、液体タイプ)
単品だと代表的なのが
空咳:Bryonia
痰の絡んだぜろぜろした咳:Drosera

番外編 節香蓮
これはお湯に溶かしたり葛湯に溶かしてのみますが、成分はレンコンの節の部分。私はレンコンの節を摺って米粉と混ぜてお好み焼きにするのが大好きです。

喉の痛み

1プロポリス
ここだとスプレータイプや飴タイプ、各種が市場や自然食料品店で手に入りますので、お好きなのを試してみてください。アルコールに溶かしたスプレータイプは強烈で喉が焼けますが、でも最も強力。溶連菌退治にも効果あり。

2 カレンデュラマザーティンクチャーでうがいIMG_4218.jpg
コップにお水をいれ、10滴ほどたらしてうがいする。口内炎や口の中を切ったときの口内洗浄にもお勧め。ちなみに私は口の中を手術したとき、これを抗生物質代わりにして難なきを得ましたが、一般には決してお勧めしません。
*代表的なうがい薬イソOOに含まれるある成分は要注意です。

3 ホメオパシー
頸のリンパ節が腫れ始めた:LYMPH DIARAL(塗り薬も同名であります)
喉、鼻、咽頭の炎症(喉が痛くて飲みこめない):Meditonsin

これだけ備えれば、大丈夫!
あとは笑って過ごして乗り切ってください。

2012. 10. 03  
統一記念日で祝日の今日、シュタイナー関係者の多いこの界隈の門内解放のお祭りがありました。毎年恒例でもう10年ほど続いているお祭りです。でもこういうものを楽しむのは幼稚園児+その親だけで、見事なくらいここにはもうティーネイジャーは寄り付かない。娘もこのお祭りはまるっきり無視して遊びに出かけました。
IMG_2355.jpg
ここに住む人たちや関係者が、それぞれの手作りのものを持ち寄って出店します。
IMG_2367.jpg
シュタイナー教育で使う素材は天然の良質のものにこだわっていて、これは天然染料で染めたフエルトとウールで作ります。かつては私もこういう人形を作って、幼稚園のお祭りに寄付してました。なんと、こういうことをやっていた時期もあったのです。今では孝美さんって親だったんですね!と驚かれる方が多いのですが、実はこれ一通り作れます。キャラ崩壊に追い撃ちかけると、手芸と編み物が得意手先が器用なのは幼少時代からの太鼓判つき。(苦手なのはケーキとパン作り=トラウマ。ケーキは買うもの、もらうもの、というのが座右の銘)
IMG_2390.jpg
IMG_2363.jpg
IMG_2364.jpg
かつて娘が3年通ったシュタイナー幼稚園でよくやった人形劇。久しぶりに見たら感動して涙が出そうになりました。IMG_2410.jpg
蜜蝋でロウソクを作っているところ
IMG_2413.jpg
出来上がりはこんな風です。かつては私もよく幼稚園に作りに行きました。
IMG_2405.jpg
カップを作っているところ。男の子はやっぱりこういうものにめっぽう集中する。このろくろは手動で、伸びている紐の先に実は人がいて、一生懸命こいでいる。
毎年恒例のリース作り↓IMG_2348.jpg
IMG_2398.jpg
IMG_2442.jpg
私のは玄関に
IMG_2447.jpg
主人のはドアの外に飾りました。
IMG_2439.jpg
お土産に買った大好きなかぼちゃのタルトと、植物からとった天然染料で主人が書いたカード(意外と可愛い=笑)

ヨガの生徒さんから自家栽培の有機ブドウをたくさんいただきました。こ、これはなつかしい巨峰の味!香りが広がって、めちゃくちゃ美味しかった!!!こんなブドウ、最近食べてなかった。主人が2房、娘と私が1房一気。でもまたたくさん残っている。嬉しい(涙)ごちそうさまです。ありがとうございました!!
IMG_2448.jpg
夜になるとこの庭を縦横無尽に徘徊する野生動物たちにとられないよう、覆いをして外に置いておきます。今はもうすでに外は冷蔵庫より冷えている。。。

いやあすっかり休日楽しみました〜
2012. 10. 02  
お借りしていたグラハム・ハンコック「神々の世界」を読了しました。以前全部読まずにいい加減なコメントしましたが、今回の彼の文調がどこか歯切れ悪く思えた背景が最後の方で明らかになり納得。要するに考古学者(権威)と大衆作家(アマチュア)との権力争いが、全体にみなぎっていたのです。考古学者のバッシングも見苦しいですが、彼自身もとても抑えてはいるけれど、特に最後の方は「この発見の功績は私にある」という、あまり上品でない主張が全面に出ていてあまり気持ちのいいものではありませんでした。素晴らしい洞察力、行動力、そして分別でここまで頑張ってきたのに、この人も結局このレベルでの小競り合いに加わっているとわかり残念。

私たちが記憶喪失になっているのは、この権力争いが根底にあるのです。なぜ洪水が起こったのか。なぜ高度な文明が何度も何度も突然消えたのか。私たちは歴史で何度も同じ過ちを犯したからこういう目に合っているのです。自分だけが、というこの我欲。深い業を感じます。本当にこれと決別するのは大変なんだなと思います。今の世界はこのシステムで動いているので、これ以外の価値観があるとは想像つかないのでしょう。今まさに私たちはそこを試されているのですが。彼には、真実を知りたい、というこの純粋な動機に立ち戻ってほしい。

(注)この本は情報量も多く、筆力のある作家なので文章もとてもうまく、読み物としてはとても面白いです、念のため)

ところで読了してわかったのは、マルタ島と日本はつながっていたようだということ。日本の縄文時代の勾玉にそっくりなものが、マルタ島でも発掘されている。日本の縄文時代の遺跡群の写真をみたときに感じたのがやはり女性性。どこか通じているかもしれない。考えてみれば、日本という国はとても女性的です。主張が下手、すぐ流される、争い苦手、人に合わせる・・これ私たちは全部ネガティブにとらえているけれど、鏡の裏側を見れば和合の精神、仲間を大事にする、という高い精神性とも捉えられる。これはやっぱり世界に誇れる資質だと思います。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


・・・・・・・・・
2017年夏 東京セッション
6月27日(火)〜7月9日(日)


2017年 直傳靈氣講習会(東京):

前期6月30日(金)18:00〜21:00
  7月1日(土) 9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期7月2日(日)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)




直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
.................

Profile:

Takami Kamata

Certified Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


........

カテゴリ
Q&A (1)
検索フォーム
カウンター
カレンダー
09 | 2012/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
読者登録する


提供:PINGOO!
QRコード
QR