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2017. 04. 24  
Art of Rolfingに引き続き行われたBone Workshopには、スペインやスイスなどヨーロッパ各地からかけつけたロルファーも加わり、11人の参加者で行われました。現在ロルフィングトレーニングのメインストリームにはいないシャロンですが、シャロンのファンはヨーロッパには多く、毎年数回はヨーロッパの各地で彼女のワークショップが行われています。同じワークショップに毎年通い続けるロルファーもいて、これは深く頷けます。私も彼女のメニューを一巡したら同じことをするつもりだから。要するにシャロンに会い続けたい。 Bone Workshopはシャロンのメニューの中でも評価が高く、効果の高さや具体性の高さから言っても一押しで、待ち続けた甲斐がありました。私にとってはベーシックトレーニングをやり直したくらいのインパクトがありました。シャロンは先にティシューワークありき、というスタンスですが、私はこのワークショップ参加後はボーンワークのテクニックがほとんどベースになったような感覚さえあります。いろいろなワークショップに参加した後はエッセンスをチラチラと加えてきましたが、ここまで一気に影響をうけたことは初めて。この部分をこうするにはどうしたらいいんだろうと常々試行錯誤していたことへの答えをもらえたから。取捨選択のコツをつかんだので、たぶん今は1時間でいままでの1、5時間分やっているはず。

ボーンワークというのは、シャロンの商標みたいになっていますが実はドクターロルフがやっていたことだそうです。ドクターロルフは間違いなく骨にダイレクトにアプローチしていたし、骨の形を変えていたのを見たというシャロン。骨折後の整形、関節のカルシフィケーション、外反母趾、踵骨棘(かかとの骨に棘のようなものができて歩くと痛い)、変形性ひざ関節症など、骨そのものの問題、骨同士のミスアライメントにたいし直接アプローチする方法です。(40肩、50肩については原因はそこにはないのでボーンワークだけでは無理ですが、ボーンワークを加えるとぐっと効率が上がる。)

アプローチに対しては基本2種類があり、1つがbone rolling、もうひとつがbone changeといい、まあ名称などはどうでもよくて、何が起こるかというと骨そのものの形を変えるのです。関節ではない、骨そのものの形が変わる。もちろん一瞬で変わるものではないので何度か必要で、しかもかなり体力を使う手技なので一時間ずっと同じところだけをやり続けることは不可能ですが、一回のセッションでかなり実感していただける。見た目で明らかに変わることもあるし、見た目でさほど変わらなくても、動かした時に違いに驚きます。

たとえば骨折した後飛び出たり形がいびつになったり肥大化したところを触ってじっとしているといつのまにか勝手に骨が動き出して形を変え、収まるべきところに帰っていく、という手技は、インチキかマジックかどちらかに思われるでしょうが、極めて理にかなった誰でもできる手法です。いちばん簡単なのは膝と肘。難しいのは鎖骨と大腿骨。ニーズがとても高い外反母趾ですが、残念ながら手術をしてしまった外反母趾に対しては期待薄で、外反母趾全般に対してもボーンワークだけでは十分でないと言わなければなりませんが。でも膝に対してはお勧め。膝に対してはもっとも有効。

シャロンは人間の関節の中でもっとも大事なのは膝だと断言していました。まあ腰も関節ですが、腰に関してはボーンワークだけでは無理です。腰の場合腰椎や仙腸関節だけを一度調整しただけで治療終了とはまずならない。ボーンワークを持ってもしかり。でも膝に関してはボーンワーク一回だけで相当なポジションに持って来れます。これは早い。ワークショップ後、実際いろいろ試してみてこれは卓越と感じています。

骨というのは、硬く密集したものというイメージですが、実際は違う。実際はご存知スポンジ状で、手により形成可能なのです。顕微鏡で見ると、結晶が糸で繋がれているような構造だそうで、その結晶と結晶の隙間は水で満たされている。エミリーコンラッドが人間の90%は水と言っていましたが、骨までこういう構造とするとなにか人体の完全無欠さを感じます。タッチのアプローチを変えると、骨までパン生地のように成形可能になってしまうのです。このテクニックを覚えてからはもう面白くて面白くて、寝ても覚めてもあの骨に対する手のポジションはなどとやっていて、本当に先日夢の中で啓示を受けて喜んでいました。

ちなみに、スカーワークやクラニオセイクラル、SEと違い、ボーンワークだけのセッションは残念ながら提供できません。体にたいする影響が甚大なので、必ずティシューワークと組み合わせ、統合をしっかりしないと大変なことになります。あくまでもロルフィングテクニックの1つ、という位置付けですのでご了承ください。体験された方に、孝美さんはいままでは包丁一本で全部料理するイメージだったけれど、いまはいろんな工具をもっていてそれをさっさっと使い分けてるイメージと言われました。なるほどーと思いました。新しい工具、どうぞお楽しみに。
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2017. 04. 17  
いつのまにかもう4月も半ばを過ぎてしまいました。3月23日から8日間のシャロンのワークショップからもう1ヶ月近く経っているなどとは全く信じられない鮮烈な記憶とその後の展開にまだスペースアウトしていて、明日からの通常稼働に向けて今晩こそ本当に着地しないといけない。イースター休暇最後の今日は、1日の間に晴れと曇りと雨が忙しく入れ替わり、まるで右往左往する世界情勢を映し出しているよう・・。

これまでたくさんのトレーニングを受けてきて、今も常にいろいろな先生から習い続けているけれど、私はやっぱりシャロンから一番学ぶな、というのが今回感じたことでした。「でも寝てたじゃん」by中村かおり(ミュンヘンで活躍するヨーロッパ第1号日本人ロルファー)

初日の3日間行われたSharon WheelerのArt of Rolfingというワークショップは、一日2人の参加者をシャロンがワークし、それをみんなが観察するというもの。シャロンの3時間ワークをまるごと受けられるチャンスですが、それより何より彼女の施術中の絶え間ないトーク(これが施術内容と全然関係ない)にいかに気をそがされることなく観察に集中できるかという精神力を試される3日間でした。初日休憩もほとんどとらず1日8時間喋り続けるシャロンの洗礼を受けたかおりは、もう無理・・と至極まっとうな反応を返していて、これにもう慣れている故めちゃくちゃ面白いとはしゃぐ私と対照的でした。

そもそも第一世代のロルファーたちは、ドクターロルフ(そうなのです、アイダロルフは決して自身をファーストネームで呼ぶことなど許さなかったそうです。あの世代の女性の特徴ですが。私生活を全く明かさなかったこと、彼女の特別なワークの秘密はもっとも信頼するシャロンにさえ明かさなかったことを含め、現代の私たちの持つ印象とかなり違う)のやっていたことをただ眺めていただけだそうなのです。日本の徒弟制度も元々そうでしたよね。ただただ一心に観察して、盗む。奥義などは口に出して教えてもらうものじゃないのです。手がどこにあるか、そこで何をしているかなどということはいちいち教えてくれないので、 3Dを自分の中で一生懸命にイメージしながら、その場のエネルギーの変化で実際に起こっている化学反応を想像するような作業。ロルフィングトレーニングはこういうことが多くて、たぶん現代社会の教育とかなり違います。教員免許持ってるのですが、私の教える英語などは詐欺で実際全く何の役にも立たないと学んでる時から知っていて、今やっているこういうトレーニングの方がはるかに饒舌にいろんなことを教えてくれると感じています。

Sharon Wheelerはもはや亡くなるか高齢で現役を引退する人の多い第一世代の残り少ない現役ロルファーで、ドクターロルフが実際していたことを、これはドクターロルフのやっていたこと、これはドクターロルフはできたけれど私はできない、これは私が発展させたこと、ととても誠実に教えてくれます。終始ドクターロルフがそこに立って私たちを見守ってくれているような気がしました。

今回は参加者がたった5人だったこと、経験豊富で人間的にも円熟したロルファーが主だったので、私は本当に安心してその場を楽しむことができました。いつもいつも感じますが、ロルフィングのトレーニングは特別に楽しい。何が楽しいって、変わった場所に生息する希少種が集まった時の独特の雰囲気が好き。各自はそれぞれ人生悲喜こもごもあるだろうが仕事するときは本当に楽しそうで、しかもちゃんと機能している。迷いなく変わりもんとして貫く人たちはどこかあっけらかんとした自由さがあるのですね。集団で歩いている同僚たちを後ろから見ると誇らしくなります。醸し出す雰囲気が普段見る人々と全然違う。歩き方が上手だからだけでなく、なにかやっぱり存在感がある。だいたい集まってもばかな話ばかりしてゲラゲラ笑っているだけですが、お互い安心してクレイジーになれる。やっぱりこの人たちと会うのは私の大事なリソース。

個々の内容ですが、きわめて個人的な内容なので割愛。ひとつ面白かった逸話は、ドクターロルフは人がいつどこで何を経験したか体を見て読み取っていたそうです。施術前に、あるクライアントにあなたが5歳のとき経験した自転車事故について話して、と言ったのを周りにいた人も当の本人もびっくりしたそうですが、似たことをシャロンもしていることがわかりました。ある人が幼少期に自動車に正面衝突されたことを、その人の組織を触って知って、その車の型まで当てたことがあるそうです。事故から何十年も経った後だったのでその痕も巨大化していたそうで、それも面白かったと。

ドクターロルフは体に潜むトラウマを当てて、それを引きずり出すのをものすごく得意にしていたそうですが、シャロンも別の形でそれを受け継いでいる。シャロンはドクターロルフと同じものを見ることができて、それは直接本人からでなくて人づてに聞いて知ったそうですが、だから弟子として一番信頼されていました。ただシャロン自身は触るほうがうんと得意で、触ることによりトラウマを受けた組織を忠実に浮き彫りにする。その後起こることは奇跡やマジックとしかいいようのないものですが、まあいつもの延長線上に起こることです。面白いのは彼女はトラウマを腫れ物のように扱わないというところ。基本ヒッピーで、エサレンやらロルフィングやら怪しいものに関わりながら、彼女は極めて現実的で着地したアプローチをします。彼女の体現するものから直接学んだことは大きかった。SEのプラクティショナーとして着地点を探っているのですが、女性ではまだ理想の人を見つけられない中、シャロンのアプローチから学ぶことはすごく多かった。

シャロンの言葉で面白かったのは、トラウマを幼少期に受けると、体(の成長)はそこで止まるということ。「だから幼少期にトラウマ受けるといつまでも若い体でいられる。」トラウマの利点!悪くない!

ドクターロルフやシャロンのしていることは私にはできませんが、でもちょっと違う形でなにかができるようになるかもしれないと思っています。私に与えられた方法がまだ眠っている気がしている。そしてそれから呼ばれている気もしている。封じても封じても引き寄せられる。もともと本当に大事にしていることは言葉にできない。理解してもらえないから封じようとしていましたが、ロルフィングトレーニングに行くたびにああ私がやってることって特別スプーキーじゃなかったと安心します。今回シャロンをじーっと観察していて、彼女が見せてくれたものから学んだことは本当に大きかった。ああこれもうちょっと続けてみよう、と面白く思いました。次は必ず彼女のクラニオセイクラルとテイルボーン(骨盤)のワークショップに行くつもり。いまから待ちきれません。
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


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2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(東京):

前期12月29日(金)18:00〜21:00
  12月30日(土) 9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期12月31日(日)9:30〜16:00
        
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)




直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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