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2012. 12. 10  
YoungLivingの講習の続きです。

アロマテラピーは、その名(精油治療)の通りドイツではしっかりと、治療です。法律と規則のきっちりしたドイツは、治療の枠組みを厳密に定めていて、ドイツ以外では無資格でできるオステオパシーやクラニオセイクラル、ホメオパシーは、国家資格であるメディカルドクターかハイルプラクティカー(自然療法士)でないと施術が許されません。ドイツではロルファーの多くはメディカルドクターかハイルプラクティカーなので、この国のロルファーのレベルが高いのはそのせいもあります。治療家としての意識がまず第一にある。

メディカルドクターとは違うハイルプラクティカーは、西洋医療以外は、その裁量において何をしても許される。だから必要に応じて採血したり手術してもいい。カバーする範囲が膨大なので、大抵のハイルプラクティカーは2、3の自分の得意分野で治療にあたるのですが。例えば今回一緒に過ごしたアマンはボディーワークの専門家、クリストフはサイコセラピスト、マリアはオステオパス兼鍼師です。そしてそれぞれが、自分の専門分野でのセッションに、ヤングの精油をかなりの割合で利用しているということ。

ヤングのアロマテラピーを紹介しようと思って日本語のサイトを見てみたのですが、こことはアプローチがだいぶ違うとわかりました。やはり、医師でない者は治療として使う事が許されていないので、この精油のもっともコアな部分を語る事を許されていない。だからリラックスできるとか、とても気分的な効果について説明するにとどまっています。本当に残念。私も同じ日本語で書いているし、医師でないので、治療効果について語る事はやっぱり違法になるでしょうから伏せますが、私が習って来た事は完全に治療でした。今回のトレーニング全般も、参加者が全員セラピストか見習いだったので、内容は完全に医学的アプローチでした。私がここで語る事を許されない難病治療への具体的な治療例をたくさん教えてもらいました。癌、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、リウマチ、鬱病、免疫疾患、多動症。私がずっと頭を抱えて来た分野。とくに多動症に関しては、アマンはメディカルドクターとコンビでロルフィング+ヤングの精油でかなりの実績を積んできているので、多くを学びました。

クリストフもマリアも30年にわたって中医学を修めて来たので、2日目のFüße & Öle(足とオイル)
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はすっごく面白かった。中国人でなくてこれだけ瞬時に正確な足裏の望診ができる人は珍しい。最初に足の治療に使う主なオイルについて説明した後(さすがサイコセラピストだけあって、オイルのチョイスが心理的に作用するものが多い)、ロルファーのやるボディーリーディングならぬ足裏リーディング。
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参加者8人の足をみんなで眺めて治療に使うオイルを選ぶのです。説明しなくても経絡や足の反射区にはすでに詳しい人が多く、いろんな人がいろんな診断をしてオイルを決めていく。だいたい30分の施術時間で3、4個のオイルを使います。ヤングの製品の大きな特徴はこの精油のほとんどが飲めるということ、皮膚に直接塗布できること。抗酸化作用、抗菌作用が高いので、蓋を開けると酸化が始まる一般の精油と違い、なんと賞味期限なし!劣化しないので一生使えます。(だからミイラの防腐剤に使われて来た)マッサージにはベースオイルに希釈するので、その場合はベースオイルの消費期限が適用されますが。

ロルフィングの第2セッションは足の裏の26個の骨を整合してアーチを整えあるべき着地場所を探すのですが、ロルファーは結合組織からアプローチします。足底腱膜炎、中足骨痛、足のしびれ、ガングリオン(外反母趾のでっぱり)、くるぶしの痛み、、様々な理由で治療に訪れる方に対し、メディカルドクターならレントゲンやMRIをとって投薬と手術で治療するところを、私たちはこれらの痛みを引き起こす神経の圧迫につながったジョイントを整合する事で、結果的に神経を救出します。つまり、ドクターが痛みのサインを送る炎症部分を鎮めること、そして外科的処置で機能を補うことを目的とするのに対し、私たちはその炎症を引き起こし痛みを引き起こした原因を取り除いて、結果的に自ら炎症が収まり自ら機能を回復するのを手伝うのです。

例えば水のたまった関節炎。水を抜くドクターもまだいるようですが、これは緩衝剤として必要だからたまってくるのです。抜いても抜いても緩衝剤が必要な状況が変わらない限り、解決になりません。神経の圧迫も同じです。神経の圧迫を引き起こしているジョイントの不整合を取り除くと自然に神経は解放され、炎症も静まります。一見関係なく思える足の裏のアーチの整合で、足首や膝、股関節、腰の不調が解決する方は本当に多いです。

でもこのロルフィングにも盲点があった。ロルフィングは立った状態、歩いた状態で人を包括的に全方面から見ますが、このボディリーディングで一つだけ見えないところがある。それが足の裏なのです。私は個人的趣味で経絡と足の望診を勉強してきたので、身体の様子を全部見せてくれる足裏の世界には惹かれてきました。もちろんロルフィングでも第2セッションではもちろん足裏を見て触りますが、ここから臓器の様子やトラウマを読み取ったりしません。だから今回の足裏望診はすっごく面白かった。かなり深読みできるようになりました。私のセッションに応用できる!あとは30年かけて補っていくだけ(笑)

私の足を覗き込んだ参加者たちとクリストフが、一様に驚いた表情を見せたのを私は見逃さなかった。そう、足の裏ってバレるのです。何もかも。心臓と頭蓋骨のトラウマをまず指摘され、さらに意外だった婦人系も。いや、言われてみれば兆候ありありで、認めたくなかっただけなのだけど。

ピックアップした臓器についてそれぞれのオイルをチョイスしたら、あとは軽くコンタクトするだけ。足がオイルとコンタクトして、臓器がオイルを導いていくのをただ待っているだけ。このテクニックはクラニオセイクラルです。ひとりだけクラニオの知識のない参加者に頭を触られてしまったのですが、これには参りました。普段わりとなんでも受け入れられる私ですが、この時は耐えられずにお願いやめてと言ってしまいました。下手な意図を加えたり、このオイルに知識のない使い方をすると、このオイルは身体の全システムを破壊してしまうほどの威力を持っていると実感しました。やっぱり、思った通り。私のセッションとものすごく相性がいい。

この足のトリートメントについては、現時点では独立セッションとして提供する事は考えていませんが、たとえば脊柱側彎症の方、腰痛、座骨神経痛はじめ痛みの強い方、皮膚感覚の敏感な方、お子さんには、安全でしかもかなり有効なアプローチになるはずです。必要に応じてお勧めするかもしれません。このテクニックはおもにロルフィングのセッション2に取り入れます。

ちなみに私と組んでいたアマンは、最初のコンタクトでいきなりコトンと落ちて、あとはαとθの領域を行ったり来たりしているのが解りました。不随意運動の忙しさにびっくり。体中が瞬く間に内側から忙しく改築作業をしている。やってもらって自分もわかりましたが、このオイルはパワフルです。臓器レベルだけでなく、ものすごく心理的に作用する。トラウマ箇所をやってもらった時は足の反射区から明らかにまさにここ、というトラウマ箇所に刺激が来てびっくりしました。終わった後はとにかく喉がかわいてかわいて仕方なかった。やっている方もやられている方もとにかく喉が渇いた。デトックスが起こっているからだそうですが、この水分の要求度が異常。あれから2日たった今日もまだこの感覚は続いています。

9時半から始まり6時過ぎに終わった講習後、アマンとさらに散歩しながらいろいろ話し込んでついでにセッションもしてもらって、10時半に解散。一人の人間と13時間ずっと一緒にいるなどというのはロルフィングで慣れているけれど、やっぱり濃いです。オイル効果もあって、その晩は本当に泥のように眠りにつきました。

私がそもそもYoung Livingを知るきっかけになったのは、クラニオセイクラルとSourcePoint Therapyのトレーニングでアマンと出会ったときに、彼がここの精油のセットをスーツケースに入れてわざわざ持って来ていたからでした。彼のPCには600ページの電子アロマ辞典。これを常時見ている。ホメオパシーレメディキットを常備薬として持ち歩く人は多いですが、この量のアロマオイルを旅行にも肌身離さず持ち歩く男性なんて見た事ない。私もアロマは好きでしたがこれはよっぽどのことだろうと思って色々聞き出し、試させてもらっていくうちに私もこうなってしまったのですが。セッション交換できる彼が近くにいないのは残念なのですが、時折こうやってあえていろいろな情報交換をできるのは本当に楽しいです。さてこれからセッションに入りますが、この後はこの電子辞書、オイル、そしてTC energyの注文!本当に楽しみ。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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