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2013. 02. 05  
去年の9月にレスターの修道院跡地の駐車場で発見された遺骨がリチャード3世のものだったと断定したニュースが世界中に駆け巡っていますね。刻一刻と明らかになるこの経過を、私も興味をもって見守っています。

リチャード3世はシェイクスピアの作品がもっとも有名で、その後も映画やさまざまな歴史小説で書かれている、話題に事欠かない王です。ヘンリー7世との戦争で戦死してから500年のあいだ、その遺体が不明とされてきました。謎に包まれた人物で、評価はまっぷたつに分かれます。悪者を救いようなく悪く描くシェイクスピアにあっては、邪悪の権化。王位への野心のために甥をロンドン塔に幽閉して殺した、狡猾、残忍な詭弁家。そしてリチャード3世を擁護する団体や歴史小説では、兄エドワード四世への忠誠を誓う兄思いの人物。最近は善人説が優勢です。

両者の意見が一致するのはその容姿の特異性。シェイクスピアは王をhunchback(せむし男)と呼びました。他の文献でも、本来なら5フィート8インチ(170センチ)くらいのはずの身長が、脊柱後湾症のためにうんと低くなっていて、女性的な印象だった、とあります。かなりの異形だったことは間違いない。今回発掘された骨にはだから、仕事柄もあり食いついてしまいました。

撮影されている骨は2Dで床に並べているだけなので、実際はどのくらいのねじれがあったのかわかりませんが、写真で見る限りの印象では重度の脊柱側彎症です。実際ニュースでもそういっています。普段レントゲンで見なれている脊柱側彎症の比じゃない。すごい・・。骨があきらかに左右で全然違う。明らかに生得の形成異常です。いまでは栄養状態もよくなって治療技術もすすんだから、ここまでになるには至らないのでしょうか。いやでも骨の鑑定をすすめていた考古学チームによると、この骨は当時にしてはすごく栄養状態がよかったそうです。

ところで骨一つで本当に何でも解るのですね。骨の鑑定にあたっては、王の姉の子孫とのDNA照合が決定的でしたが、その結果を待つ前から研究チームは王のものにまちがいない、と確信していたそうです。その極めて栄養状態のいい骨の様子から、そして骨に残るトラウマから。

ヘンリー7世との戦争で戦死したと伝えられているとおり、写真にも公開された頭蓋骨に2つ残る傷。頬骨と下あごに槍をさされたのが致命傷で、槍先は脳まで到達しほぼ即死状態だったとのこと。身体中には他にも背骨に槍がささり、明らかに死後につけられた骨盤の傷。お尻がえぐられたのは、死後当時の慣習にしたがって民衆の前で丸裸で馬にひきずられさらしものにされたときにやられたのだろうとのこと。そしてそのままおそらく裸のまま、かなり小さい棺に不自然な形で納め、急いで埋葬されたのだろうとのこと。どういうわけか足首から先がない。骨で見るだけでも、壮絶な人生と壮絶な最期だったとわかります。一人の人間が背負えるトラウマのキャパを完全に超えてる。

思春期に読んだシェイクスピアのリチャード3世、そして顎と鼻がとがって唇の薄い冷たそうな肖像画、それらの印象で、私はずっともう、リチャード3世を残忍で凶暴、ホメオパシーで言えばsyphilis(梅毒)のマヤズムのイメージで捉えてきました。残忍、冷酷、狡猾、凶暴、他者だけでなく自分のからだも異形に変えてしまう破壊性をテーマとしてもつsyphilis。

でも今回、頭蓋骨をみてなんだか印象が変わってしまいました。まだ32歳だったというせいもあるのだろうけれど、歯並びがきれいで、妙に整った頭蓋骨。実際3Dで復元したところ、イギリスのメディア制作者が、超ハンサムだ、悪いけど暴君にはとてもみえない、といっているように、悪者派の描く不細工で薄気味悪い顔と全然ちがう。むしろローレンスオリヴィエの演じた映画の王にそっくり。驚きました。まさか筋膜の復元者にローレンスオリヴィエのバイアスが入っていたりして。印象は眉毛一つでもずいぶん変わるから彼らのいう70パーセントの確率で正確というのは全然あてにならないけれど、でも一部に信じられていたとんでもない顔とは違う事は証明されました。きっと今後は善人説がぐっと優勢になるのでしょうね。

あ、ちなみに脊柱側彎症の方はみなさんが梅毒マヤズムをもっていて凶暴で残忍で破壊性があるなどという誤解はなさいませんように。現代人はマヤズムの影響をうけないことはありません。程度の差はあれほとんど全員がこれを祖先から受け継いでいます。東洋医学の5行や、アーユルヴェーダのドーシャにあたる体質をホメオパシーではいくつかの分類方法で分けます。その一つが、「祖先から受け継いだ消せない負の遺産」で、これをマヤズムと呼びます。その1つである梅毒マヤズムの特徴を言っただけです。
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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
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ヨガインストラクター
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