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2013. 03. 17  
前回の愚痴ブログ、しまった正直に書きすぎた、と青くなっていたら思いがけないありがたいコメントをいただいて、目からウロコの体験をしました。ご本人の了解をとってシェアさせていただきます。東京の同僚Ithoさんです。

ロルフィングにおいてなのか、僕自身においてなのかわかりませんが、あいまいなところをあいまいなままで、加工しないで伝えることがとても難しいと最近感じています。解釈を付け加えることは別に悪い事ではないのですが、それによって自分の素の思いを隠してしまって言いたいことが現れない、ということはあまり僕は望んでいません。こうして素直に表現されている文章を見るととても惹き付けられます。

ロルフィングの自由さ、可能性の広がりを維持したまま、人に伝えることにこれからも取り組んでいきたいです。


あいまいなところをあいまいなままで。それがロルフィングを語る上でキーだった!と、言われてわかりました。本当に感謝です。ロルフィングで扱うところって、機能をメカニックにとらえるPT(理学療法)や身体を解剖生理からとらえるオステオパシーで扱いきれない、遊びの部分というかあいまいな部分。フォーサイスの取り出してみせる世界も、どこかおさまりのつかない、言葉できれいにまとめられない部分ばかり。だから惹かれるのだった。私たちはそもそも、とても現代科学で証明しきれないしくみで動いているし、私たちの持つ語彙で説明しきれない世界に生きている。

ものすごい量の医学書を勉強しきって人体の仕組みについては誰よりも詳しいMDが、ロルフィングに未知の可能性を見い出す理由はそこです。経験豊富なボディワーカーたちが、教義と原則を一度捨てたら、むしろいい結果が出るようになった、と口々に言うところも、そこ。

ロルフィングのトレーニング、というのがそもそも、そういうトレーニンングなのです。今までの枠に収まりきらない、こぼれてはみ出た部分や、見逃されていた部分にフォーカスする訓練。それをまずとことん自分で感じきることを訓練させられる。日本だと、先生から生徒へ、一方的に知識の伝達が行われて、生徒は教義を暗記する、というのが教育です。欧米の教育が、もっとクラスのダイナミズムと個性の開花にフォーカスさせるものだというのは、もうよく知られているところですが、ロルフィングのトレーニングは、それに輪をかけて、とことん正解のない世界に放り出される。私の先生のジョヴァンニなどはその最たるもので、彼に対してどんな質問をしても、何一つダイレクトに答えてもらえたことがない。教義を求める生徒の一人などは、フラストレーションのあまり最後には泣いて抗議してました。でも、この揺さぶりづくしが、私の血肉になっていると、いまでは感謝しています。

もちろん、ロルフィングは10セッションというアークのなかで、それぞれの回にそれぞれのテーマがあって、決められたテリトリーとレシピがあるのです。でも、貰える枠はそこまで。レシピとは名ばかりで、材料を教えてもらえるだけで、調理方法はほとんど各人に任されています。ロルフィングのトレーニングは、膨大なものをカバーする割には根底を流れるものはとてもシンプルです。それは、自分で感じきること。人とつながること。あまりにもシンプルなのでこれがどれだけ大事かわからず、トレーニングが終わったときには、プロになった嬉しさより、ええ〜〜、これで放り出されるの、と真面目に焦りました。

で、最初はテクニックにこだわりました。こういう症例にはこのテクニック、という引き出しを、ひとつでも多く集めたくて、WSジャンキーと言われながらとにかくWSに息つく暇もないくらい参加して、ロルフィング関係の本はもとより、解剖生理やリハビリ、オステオパシー、理学療法関係の本やDVDを片っ端から集めて勉強しました。石の家屋でなければこの部屋は本の重みで床がしなってるはず。“Curiosity killed the cat."(何でもかんでも興味を持って首を突っ込んでいると命が9つあっても足りない=隣の芝生は青く見えるんだ、まずはきちんと己を見ろ)と同僚に言われて心底頭に来たのを思い出します。

今やっと、自分の芝生が見えてきました。(参考書を貪り読むのは変わりませんが。)”Satisfaction brought it back."(おかげさまで、それで気が済んだもんね)と今なら笑って言えます。ロルフィングの基本はとてもシンプル。それはあいまいだ、ということ。(笑)

10シリーズ中に、今ご自分の身に起こっている事がわからず、とても不安になるクライアントさんは多くいらっしゃいます。「私に起こっているこれはどういう意味でしょう」とか、「こう感じるのはいいんですか」とか、聞かれます。こういう不安に押しつぶされそうになるのはよくわかります。こういう時に「ご自分ではどう思う?」などと返されると、よけい不安が増したり、あるいははぐらかされたと腸が煮えくり返るのも。でも、本当に正解はない。何かを感じる事に、正解と不正解はない。自分の身体も、いま起こっている事も、本当に私たちの限られた語彙と経験と知識では、説明のつかない事がほとんどです。だから、解釈は求めない方がいい。

いやもうブログでバレていると思いますが、やっていることと言っている事が矛盾しています。他人によけいな解釈をつけられると、へんなバイアスがかかってしまい、自分で感じる自由がなくなるからやめたほうがいい、これが前提。の割には、体験された方々について、いろいろ解説しまくっている。矛盾してるじゃないかと。

でも、例えば自分では言葉にならない感覚を、他人からのキーでこじあけられることがよくあります。私は、その意味で、他者から色々言われるの大好きです。で、その割には言われた事聞いてない。そう、納得いかないことは、すぐスルーする。他者からの言葉にとても敏感に影響を受ける方には、私は決して自分の解釈を伝えません。これがマイナスに働くのがわかるからです。私がブログでご紹介しているのは、ご自分のセンサーが極めて発達した方です。こういう方々は、ご自分の物差しがはっきりしているので、私が横から口出しをしようと影響を受けず、その化学反応を楽しんでくださいます。

それぞれの回のテーマを説明するときに、私は東洋医学の経絡やゲシュタルト心理学やヨガの教義やら形而上学やらをロルフィングに勝手に結びつけて、勝手な解釈をさんざん書いています。これは完全に私のクリエーションです。でも、ロルフィングってこういうものです。各ロルファーのこういう広げ方が、許される世界。一人一人の身体が、ひとつとして同じでない有機体であるのと同じように、ロルフィングそのものも、果てしなく広がる有機体です。

あいまいな世界をあいまいなままに伝える楽しさとその大事さ。ロルフィングの扱う人間の身体も、ロルフィングそのものも、一つの解釈では収まりきらない、とても広がりのあるものです。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


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2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(東京):

前期12月29日(金)18:00〜21:00
  12月30日(土) 9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期12月31日(日)9:30〜16:00
        
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)




直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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