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2013. 05. 12  
クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)とは何かというと、頭蓋骨から脊髄を通って仙骨にまで繋がる髄膜システム(これが3層ある)のそれぞれの膜の間を流れる脳脊髄液(CSF)の流れを整えて、創始者のDr.ウィリアムサザーランドがBreath of Lifeと呼ぶ、本来私たちが自然に持つ生命力を、微細なタッチで揺り動かし目覚めさせる、という手技です。(やっぱり簡単に説明できない)

手をそっと当てているだけに思える、身体に負担がなく、しかも深い開放をもたらすこのワークは、偏頭痛やむち打ち、顎関節症など、頭蓋骨周辺の痛みを取り除くのを得意にしていますが、それだけでなく身体の全システムを調整して、各部の痛みや機能障害を取り除きます。また、不眠、自律神経失調症、うつ、トラウマの開放などをもたらします。

ロルフィングでもおなじみの、膜。クラニオセイクラルで扱うのは硬膜、くも膜、軟膜ですが、ここで膜の詳しい話はしません(笑)。それぞれの膜が動き合っているときにはそこには自然のリズムがあり、流れがあります。この膜が癒着すると、神経をこすったり圧迫したりして痛みが出たり、自由な動きが妨げられたりします。クラニオセイクラルは5グラムタッチと呼ばれるソフトなタッチで、この癒着をとって、流れを取り戻させます。

この癒着は身体のどこにでも起こります。ロルフィングでは身体中の癒着を、筋膜へのアプローチで取り除きます。クラニオセイクラルの醍醐味は脳神経にアプローチするということ。運動機能障害だけでなくて、てんかん、脳性麻痺、学習生涯、自閉症、内分泌障害など、従来の治療で回復が困難だったシリアスな症例への適用と効果が注目されてきました。

私たちは往々にして、外傷やトラウマ体験で、本来のこの生命力のリズムや流れが滞り、この生命力が結合組織にぎゅっとしまい込まれていたりします。身体がもともと持っている、治る力、自由に動く力、これらを妨げているものを、とても優しいタッチを通して静かに働きかけ、深いレベルから開放します。何もしていないかに思えるタッチによって、身体は芯からリラックスし、眠っていた生命力が動き出します。

流れ、というのは、生命の原点です。流れ=生きる。止まる=死。セラピーとは、滞って死に向かう流れを、生きる方に蘇らせる事。

このシンプルな法則は、私の共感するすべてのセラピーに共通しているものです。ホメオパシーは砂糖玉を使って、ロルフィングは筋膜リリーステクニックを使って、エネルギーワークはエネルギーを使って、クラニオセイクラルは、5グラムタッチで内側の流れを聴いて、全く同じ事をします。

クラニオセイクラルには2つの流れがあって、Drアプレジャー(昨年亡くなりました)の発展させたバイオメカニカルと、さらに最近はマイケル・ケーンやDrフランクリン・シルズが提唱するバイオダイナミクスがあります。医者であったアプレジャー博士のアプローチは解剖生理学を基礎にしていて、身体をメカニカルに捉えていた事に対して、シルズ博士たちは、そうではない、身体のどこをとってもそこには全体像があるのだ、という、生体全体論的なアプローチをとっています。

あるいは、バイオメカニカルが外→内(治療者が患者に働きかける)というベクトルをもつのに対して、バイオダイナミクスは内→外(患者が自ら治療者を導いてくれるのを待つ)というベクトルをもつというと解りやすいかもしれません。

全世界的に、クラニオセイクラルといえばDr.アプレジャーのアプローチが主流ですが、私はバイオダイナミクスに惹かれます。バイオダイナミクスは波動、量子論、エネルギー、東洋哲学など、私のカバーと重なっていて、なじみがあるからでしょう。

今読んでいる本、どれもが、あまりにも自分の漠然と描いていた思いと一致していて、あれ、どこかで聞いた言い回し、と思う部分が多くてびっくりしています。私のロルフィングはこれを基礎にしているから当たり前ですが、でもそれ以前に、ロルフィングも含めて私を惹き付けた真理がある気がする。核に、ゆらぎのない真理がないものには人は惹かれない。やっぱり、人が癒えるということ、生きるということ、これは同じ原則なんだ、としみじみ思います。たまたまホメオパシーもクラシカルを学ぶ流れになったし、クラニオもダイナミクスを学ぶ流れになったのですが、やっぱり私はこういう縁をいただいているんだと思います。

これから会えるMichel Kern, Emily Conrad, Michael Shea, Peter Levine, Stephen Porges, Daniel Siegelらの本は全部ひととおり読むつもりだったのが、ポージェスのポリヴェーガル理論は早々に投げ出しました(笑)。Dr Sheaの5冊全部はむりだからざっと流して良しという事にして、これで一通りの準備完了。あとはやっぱりフランクリンシルズか。あと10日でどこまで読めるか・・・

今日のフレッド(縦にできない):
fred1.jpg
ポーズをあれこれ考える娘の横で、私は腰椎3番のヘルニアに目が釘付け。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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Takami Kamata

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