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2013. 05. 30  
おかげさまで今日のオフですっかりフルチャージできて、すこし前半を振り返る余裕が出て来たので、フランクフルトに帰って怒濤の毎日が始まる前に振り返っておきます。

このBreath of Life Conferenceは、参加者が口々に賞賛しているけれど、テーマ設定の深さと広げ方が実にうまくて、一見分野が全然違うように見えるパネラーたちが真摯に取り組んで来たことが、結局ひとつの大事な事に向かっている事がわかります。人が真に癒えるためのキー。それは、絆。

実はこのカンファレンスに来たとき、最初ずっと違和感があったのです。ロルフィングのワークショップに慣れてしまうと他の掘り下げ方に物足りなさを覚えてしまい、断然高いロルフィングワークショップにせっせと通ってしまうロルフィング貧乏に陥ると警告をうけていて、これがそれかあ、と思っていたのですが、どうもそれとも違う。テーマの深さ、集めたパネラーの質の高さ、申し分ない。違和感を感じていたのは、それをホールドする参加者たちの質が違うんだと後でわかりました。少人数限定で行うロルフィングトレーニングやWSと違って、学会には300人、続くWSでも50人くらいいるのだから、それは質にはばらつきがあるだろうとは思いますが、それにしてもあまりにも質の違いが大きすぎる。

今回の参加者の多くを占めるのがクラニオセイクラルセラピスト、オステオパス、サイコセラピスト。人の根源に踏み込む領域の専門家です。でも私からみて、一定の水準をクリアしたはずの専門家の質にばらつきがありすぎる。人が癒える、ということに対する根本的な理解ができていないんじゃないか。セラピストのあなたが今頃自分探ししていてどうするの。あまりに初歩的な質問をして会議の流れを止めてしまう人たちに、日本人の羞恥心がなければかましてやりたいという衝動にかられた事も何度も。終盤に近づくにつれて、前半爪を隠していたすごく優秀な人たちが次々と素晴らしいコメントと質問を出してくれるようになって、すごく面白くなってきてほっとしたのですが。

同僚と話していてわかってきたのが、ロルフィングのトレーニングで私たちがやって来た事を、他のトレーニングではやっていないからじゃないだろうか、ということ。

ロルフィングはトレーニングを通して、自分自身のありかた、というものを、とことん己の身体感覚に頼りながら掘り下げて行きます。それがロルファーになるために絶対に必要なトレーニングで、人に触る人間になる前提です。どうも、それを他の分野の医療関係者はやってきていないんじゃないか。自分自身のありかた、これを置いては絶対先に進めない。これを置いて知識やテクニックに走ると、ツールに頼りたくなったり、自分のプロテクションに関心がいったり、と逸脱していってしまう。そして結局振出しに戻ってくる。

ロルフィングトレーニングでやって来た事は、大事な事だったな、と改めて思っています。他の資格をとるのに較べ、時間とお金が桁違いにかかるのには、意味があった。後になってこうやってつまずかない為に必要な大事な事をやってきていたんだった、と改めて感謝しています。

トラウマ開放セラピーに革命をもたらしているPeter Levineは、いまはSEの普及に人生を注いでいますが、元々はロルファーです。彼の人間観察の手法は、ロルフィングでやるボディリーディングそのものだし、彼のタッチ、存在感、タイミングのとりかた、スペースの作り方、これは間違いなくロルファーだなと思わせます。以前も書いた事があるのですが、ロルファーはそこに立っていると他の職業の人と雰囲気が違う。一言でいうと存在感。威圧感、というのではなく、いまここにいる(being present)という意味での存在感。

セラピストは常に全神経を集中して「いまここにいて」、目の前にいる人のために安全な空間を用意する必要がある。これは本当に基本中の基本でありながら、難しい。私がセッションで元も気を使うところで、常に気を抜けない部分。

セラピーを受けに来る人だけでなく、日常を生きる私たちが病むきっかけ、というのは外からのストレッサーのしわざではない。人生を生きるというのは毎日毎日ストレスを生きる事で、それが人生です。問題は、絆を失ってしまう事。絆というと、すぐに人との絆、赤い糸、と連想しますが、そうじゃない。まずは自分との絆。神である自分との絆。八百万の神に投影する自分との絆。自分自身のありかたがぶれ、自分自身に繋がれなくなると、絆を外に求めます。そして、自分自身を置き去りにして外に伸ばした手が、求める絆を得られる事は、残念ながら、ない。

日本人の私たちは、日本史が始まって以来持ち続けて来たものを、ここ最近ものすごい勢いで失ってしまいつつあります。それは絆。自分とつながり、人と繋がること。





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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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rolfertakami@gmail.com


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2017年冬 東京セッション
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後期12月31日(日)9:30〜16:00
        
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)




直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Takami Kamata

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