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2013. 07. 06  
セッション7


コアセッションの最後です。ここでは主に首から上(頭蓋骨)をワークします。これまでのすべてのセッションが、この7セッションに向けての準備だと言えるほど重要なセッションです。

鞭打ち、寝違え、頚椎ヘルニア、顎関節症、偏頭痛、眼精疲労、めまい、耳鳴り、といった、頭蓋骨に関わる症状だけでなく、腰痛、自律神経失調症、慢性疲労や自閉症に至るまでが、頭蓋骨の制限と関わりのある事が分かってきています。

このセッションでは頭蓋骨の調整を、外側だけでなく内側からも行います。つまりクラニオセイクラルといって脳脊髄液の流れを整える外側からのやさしいタッチだけでなく、口腔内や鼻の中のワークもあるわけで、とくに鼻のワークはロルフィングにユニークなアプローチです。

セッション7については色々な感想を頂きますが、今回

心と頭(眉間)が繋がる。」

という感想を頂いて(体験談がこちら)、ロルフィングのセッション7の特徴をよく言い表していると思いました。

これは解剖学的に言っても、ロルフィングのセッション7の意図そのものなのです。

ロルフィングのセッション7でとても大事なのが蝶形骨の開放。

頭蓋骨の中心に位置して大脳の前頭部をのせる蝶形骨は、筋膜でダイレクトに横隔膜に繋がって、連動しています。(以前もここに書きました。)ロルフィングでは重力ラインを水平に横切る骨盤、横隔膜、蝶形骨などの連動をことのほか重用視するのですが、セッション7では、蝶形骨の開放によって、蝶形骨の上に乗る脳(頭)と横隔膜の上に乗る心臓(心)を繋げます。頭セッション4から始まったコアセッションの総仕上げとして、蝶形骨→横隔膜→骨盤、と繋げます。

蝶形骨の上に乗る脳(頭)と、横隔膜の上に乗る心臓(心)は、自由であれば本来連動して動くものです。呼吸による横隔膜の上下が、同じように蝶形骨を上下させる。(蝶形骨と骨盤は、脳脊髄液によるまた別のリズムで連動しています。)

これ、ものすごく大事な事なのです。蝶形骨と横隔膜が連動するという事実。蝶形骨が呼吸とともに動く、という事実。

蝶形骨の制限というのは、耳鳴りや偏頭痛といった症状に関わるだけでなく、自閉症や自律神経失調症と呼ばれる数々の疾患に関わっている事が明らかにされています。また、私も最初は繋がりに驚いたのですが、腰痛や座骨神経痛にも深く関わっている。これはいずれ項を改めてクラニオセイクラルかStephen PorgesのPolyvagal theoryの項で書こうかと思っています。

蝶形骨の緊張は筒状になった筋膜を通じて、気道、食道を通過して横隔膜に達し、横隔膜を緊張させます。横隔膜が緊張すると呼吸が浅くなって副交感神経優位になり、身体の力がどうしても抜けない、疲れがとれない、眠りが浅い、などの状態になるだけでなく、横隔膜そのものは肝臓、腎臓、肺、心臓、膵臓(5行では脾にあたる)に隣接しているので、要するに中医学でいう5行すべてに影響する。5行の臓器が横隔膜の上下にすべて集まっているのは示唆的です。中医学は要するに気学で、根底にはどうやって流れを取り戻し、生命力を蘇らせるか、ということを追求しています。

この5行すべての流れを滞らせる横隔膜の制限、そしてそれに関わる蝶形骨の制限がいかに重大か、お分かりになるでしょうか。

また中医学では、5臓にそれぞれ怒・喜・思・悲・恐という感情を当てはめています。要するに、蝶形骨が制限されると横隔膜の動きが制限され、感情の動きも制限される。現代人が頭(脳)と心(心臓)を切り離し、自分の感情を理性で抑えようとしたり、自分の内部感覚(内臓感覚)から切り離されているのは、このディスコネクションが大きく関係していると思わずにいられません。

古代、人は第三の目で「見て」、眉間で呼吸していたといいます。眉間にあるとされる第三の目は、解剖学的には松果体を指します。インスピレーションが降りる場所で、誤解を怖れずにいうと、霊界と繋がる場所。現代の私たちのほとんどが「進化」の過程で閉じてしまった場所。

私はセッション7では蝶形骨を通してこの松果体へアクセスしているのです。ロルフィングのハイライトと言うのは、この含みがあるからです。

鼻のワークからだいぶ話が大きくなりましたが、ロルフィングではこのワークで鋤骨(じょこつ)→篩骨→蝶形骨→後頭骨と調整していくのです。このアプローチはとてもユニークで、やはり至近距離からのアクセスは・・・体験者の方々のおっしゃる通りです。

→セッション8.9へ
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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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Takami Kamata

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