< >
2013. 10. 19  
東京のロルファーべえさんがFBにアップされた『専門家=指摘屋?』という記事に、大きく頷くところがあって、シェアさせていただきます。

「君は内反小趾だからね、だめなんだよ」
「じゃあ何をしたらいいんですか?」
するとその人は
「週に少なくとも3回来なさい」
だからまた聞きました
「来て何をするんですか?そして来てない時には何をしたらいいんですか?」
すると
「そんな事は君が気にすることじゃないから来ればいいんだ」


こういう先生(いっぱいいる)に対し、こういう質問ができて、おかしい!と思える人なら、ひどい目には会わないはずです。

でも、弱って困って途方にくれているとき、大方は「権威」からこういうことを言われるとますます無力感がつのり、そうか自分じゃどうにもできないんだ、と依存のスパイラルにはまっていきます。私はべえさんのようにクリアな判断力がなかった時期、人を無力化させておいて「治してやる」専門家チームによって身体に取り返しのつかないダメージを与えてしまいました。一生背負って行かなければならない後遺症と今でも付き合っています。自分の治る力を信じて!と言い続けているのは、あのときの私に対する叫びでもあります。今の私ならあんなことはさせない。代償は大きかったけれど、おかげさまでそれなりの鑑識眼が身に付きました。不安をあおり、無力にさせて自分に依存するよう営業する人、無責任なことを言う人などは、もちろん論外です。

過去の、とくに「専門家」から言われた何気ない一言が呪縛になって苦しんでいる方、無視できないくらい本当に多いのです。私も常に常に、この現象に危機感を覚えています。まずはこのメンタルブロックはずしに、相当の時間をさくことになる。このブロックが妨げになって、自分がよくなる、ということを信じられなくなってしまっている方がどれだけ多いか。

診断する側の方は、それを受け止める人に与えるインパクトを是非自覚していただきたいのです。権威のある立場の人からの何気ないひとこと:もうダメだね、とか、治らないね、とかが、どれだけのネガティブなインパクトを相手に与えてしまっているか。心理学用語ではこれをnocebo(ノーシーボ)といいます。プラシーボ効果(偽薬なのに治ると思い込んで治ってしまう)の逆で、治らないと信じ込んでしまう事で本当に治らない状況に陥る事です。

ロルフィングを受けにくる方で、数々の映像や診断書を持参し、長い時間とお金を費やしてこれらの検査から得た物が、君はもうダメだね、どうしようもない、の言葉だった、とうなだれる方を前に、怒りが込み上げることがよくあります。専門家の立場の人はノーシーボというものをきちんと自覚しないといけない。自分のなにげない一言がノーシーボとならないか、常に注意してほしいです。それがその時点で当然の予後だったとしても。

告知問題と一緒にしないでください。告知において大事なのは、その患者さんの限られた時間ないし機能のなかで、いかにその方が生活の質をあげられるかに協力するという姿勢のもとで行われるべきで、根底には愛があります。愛のない、なにげない言葉というのは、本当に本当に人を傷つける。

トラウマ開放の専門家になろうと私が決意したのも、このブロックはずしのニーズが半端ないという危機感があるからです。何も悲惨な事故にあった人だけが対象ではありません。だれもが抱える、生きづらさの、ブロックはずし。だれかの、何気ない一言が終身刑宣告となって、思考や行動をコントロールしてしまうことがどれだけ多いか。ロルフィングセッションは筋膜の癒着を外し、身体を整えて行くものですが、この過程で、思いがけず痛みをひきおこしてきたものが心理要因にあったとつきつけられて、ヒーリングクライシスに陥る方を何度も見てきました。この側面を、ないがしろにしてはいけない。

私たちには、それぞれ治るための立派なツールがあります。どうかノーシーボに振り回されないでください。
スポンサーサイト
NEXT Entry
グラウンディングのための精油:Idaho Blue Spruce, Ceder Wood, Sandal Wood
NEW Topics

タロット講座のお知らせ〜タロットで何を読むか
Somatic Experiencing Advanced II その3〜 エネルギーは完全無欠のコンフュギレーション
Somatic Experiencing Advance II  その2〜 トラウマは人生のテーマ
Somatic Experiencing Advance II  その1〜SEとホメオパシーとロルフィングの違い
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
.................

Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


........

カテゴリ
Q&A (1)
検索フォーム
カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
読者登録する


提供:PINGOO!
QRコード
QR