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2013. 10. 31  
Somatic Experiencing(SE)のトレーニングを終え、ロンドンから帰ってきました。

環境も内容もほぼ予想通りで、予想できなかったのがこの身に起こった事。

最初はHPの下書きのつもりで書き始めたこのブログに気がつくといつのまにかめちゃめちゃ我が身がさらけ出されていて、もはや過去に書いた内容なんてあまりの未熟さと無知さに思わず全部消却したくなりましたが、一新する時間も気力もないし変な開き直りも手伝って、あえてこのまま続けることにしました。赤恥の集積もひとりの人間の成長記録。

思えば今回のトレーニングがどういうものになるか薄々感じていたし、そのためのお膳立てが着々と進んでいた事も薄々感じてはいました。ロンドンに行ってはじめて、SEトレーニングがここドイツでも行われているしフィーもロンドンが世界一高いとも知って、全然知らずに事をすすめた自分のアホさに呆れましたが、わざとその情報に行きつかないようになっていた気さえします。

思えばスクールオブホメオパシー(SOH)を選んだ時も、ロルフィングを選んだ時も、後から最もらしいこと言ってつじつま合わせていますが、実は気がつくと申し込んでいた、というのが正解。衝動的な決断をしたとたん新事実発覚、蒼白、というのを人生で何度やったか。高額の受講料を払い込む操作をした直後に不都合な事実が次々・・なんてざらで。でも理性の声に従って2の足を踏むと、たいていチャンスを見逃すことになる。不思議な事に、やるべきことって、いつもそのときに衝動がやってくるのです。嫌で抵抗して逃げても結局必ず後でまた向き合う事になるのはもうわかっているので、衝動が教えてくれた時はもう観念、いまがその時。

しばらくして振り返ると、まさに仕組まれていた、あの時のあれがなければ今の私はあり得ない、と、人生節目節目の出来事について思えます。よく幼い頃からの夢だったことを貫いている人や、自分の信念でもっていばらの道を切り開いて来た人に会いますが、そういう事を出来る人たちが昔から不思議で仕方ありませんでした。

なんでそんなに早くから自分のやりたい事が分かってたの?
なんで迷わず貫けるの?

いつも思ってました。私は自分が何者で、何をしたいのか分かっていない時期があまりにも長かったので。あまりにも長く彷徨って、自分を見失っていたので。でも今はわかります。私にはあの期間がどうしても必要だった。それがそういう人たちに共通する揺るぎなさはこれか、と知るために必要なプロセスだったから。

きっと魂が成熟している人というのは1回の人生の時間でやりきらなきゃいけない使命も大掛かりで、だから早々にそれにむかって進む事になっているのでしょう。でも私の場合は、自分の命題を知るために、キーワードを一つづつ実感として拾い集める時期が必要だったみたいです。これからどれだけ生きるかわからないけれど、ああやっとここからだな、と拾い集めたものを広げて見ながら思います。


過去世というものがあるのなら、今年は特にそれをうんと見せられた。実際チャネラーから自分の過去世のカルマを言われたし、それがあまりにも出来すぎた話なのでまさかあ、と思っていたら、その後もあの手この手で色々見せられたし。(それでもやっぱり今でも疑ってますが。)でも、もうそのカルマだかなんだかは置いておくにしても、自分にトラウマがある事、目を背けて来た不都合な事実があることは、この身に起こったことを通してよくわかりました。で、この大きさは、たぶん私の比較的平穏無事(だったと思い込んでいた・・)人生で積み重ねるにはあまりにも巨大だということも。

私は私一人のものじゃない。私は集合体。

身体のセンセーションを深く深く探ってトレースして行くうちに、出るわ出るわ・・自分が意識していたトラウマでない断片が別の断片を繋げてどんどん動き出して、身体中がフラクタル。

記憶は縦だけじゃなくて横にも縦横無尽につながっている。


私ロルファーでよかった。身体の感覚に耳を澄ます訓練をしてきて、身体の感覚に敏感でよかった、と心から思いました。このSEのトレーニングがどれだけ大事かはよくわかっていますが、ロルフィングのトレーニングを先にしていなかったら、あれを乗りこえてこの実感をつかむのは無理でした。

私たちには肉体があって、この地球には重力があって、この2つはかけがえのない資源です。私たちは、自分で(本来)自由に操れる肉体がある。身体に対する感覚に頼るということが、SEでいちばん大事だと思っています。自分に今現在起こっている事を、身体の感覚に置き換える。この言語変換は本当に目からウロコの変化をもたらすのです。身体の感覚がわからなくて感情を扱うことなんてできない。感情や精神の問題は、身体の感覚という言語でやっと語ってあげられるのです。この部分のゆるぎないブリッジを発見し体系化したPeter Levine(PhD)はものすごい存在です。

創始者のPeter Levineの研究と経験もすごいですが、今回の先生Pedro Prado(PhD)の存在が大きかった。とてつもなく。参加者の多くもアシスタントも、彼がティーチャーでなければここに来なかった、と口々に言っていた。これだけ絶大な信頼を寄せられる彼は、もう瞬間、その佇まいがすべてを語るのです。彼を見るとフランシスコザビエルをいつも連想するのですが、あの目と会うと見透かされているようでいつも瞬間ぞっとする。ザ・賢者。でも彼が体現し見せてくれているものって、知識の部分じゃなくて、知識が血肉になって表現されている彼そのものなのです。

ところでご本人と話してわかったのですが、こういう学び方に価値を置くのって、日本人とブラジル人で共通しているのだそうです。佇まいから学ぶ、という姿勢。まず場を整える、という姿勢。場が整うと心が整う。

空間感覚というものが、日本人は圧倒的に発達しているのだそうです。空間というのはなにもスペースだけでなくて、「間」とか「氣」も含まれるはずです。私たちは狭いところに住んでるからかもしれませんが、人との距離にすっごく敏感だし、場をわきまえる。

場をわきまえるって私たちの共通言語ですが、これが前提になりえない国たくさんあります。場をわきまえないお前にだけは言われたくない、と私を知るみなさまからは怒られるでしょうが、それでも私の言う事やしぐさって、すっごく日本的なのだそうです。場の雰囲気を察して人を気遣ったり、気配りする、根回し文化。窮屈な部分ばかり強調される向きもありますが、私たちの大事な資源です。

これをやっぱりトレーニング中、強く思いました。これがある人にはど〜〜〜〜〜しても分からなかったりする。「氣」くばりだと口でいいながら、当の本人が場を超乱していることがわかっていない。この感覚のもともとない人がこれを体現するようになるのは、大変だと思います。特に施術者としてこれが欠けているのは致命的に大変。

日本発祥で海外に渡った靈氣が、いつの間にかかなり変わったものになったのは、この氣にたいする根本的理解の欠如があるんじゃないか、とうっすら感じていています。だから細部にこだわるし理屈に頼る。ガイジンがすべて氣がわからないなどとは言いません。すごいマスターはたくさんいます。でも、日本人のスタンダードに較べると、分かっていない人の比率が圧倒的に高い。

ブラジル人であるPrado、奥さんのPaora(両方ともロルファー)は、この氣に対する理解が、口に出さなくても分かっているのが見ていて分かるので、楽でした。ブラジル人はでもそれにも増してハートが大事なのだそうです。ハートからすべてが始まる。確かに彼らをみていて本当に素敵だと思うのはハートからすべてが始まっているという感じが伝わって来るから。これを言葉や理屈でなくてお手本としてご本人たちが見せてくれたのが何より素晴らしかった。

SEなどという微妙なワークは、しっかりとした体系があって共通のカリキュラムに沿ってトレーニングを行っても、これだけ施術者にばらつきがあるというのはある意味脅威でした。PradoとPaoraから吸収できて本当によかった。そして、私個人は非常識ですが、社会的私としては、日本人であるというだけで絶対信頼できる常識人という上げ底を常にしてもらえるのは、本当に恵まれていると感じました。ロルフィングもSEも、日本人の資質が発揮されやすく、民族として間違いなく向いている。高い評価を築き上げてくださった先輩の方々には本当に感謝です。


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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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