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2013. 11. 01  
ソマティック・エクペリエンスとタイプすれば、日本ですでにご活躍中の方々が書いてくださった素晴らしいサイトにババっと繋がれる、ということが、これも今更わかりました。私が苦労していろいろ説明する必要などすでに全然なかった。毎度思いますが、日本人の書くホームページというのは本当に充実している。ここまで本質をきちんと理解し自分なりに消化した内容を、ここまで親切にわかりやすく書いてくれるサイトなんて、他の言語では(英語が母国語の人でも)めったにお目にかかれません。

たとえば
日本ソマティックエクペリエンス協会
日高潤子さん
若尾秀美さん

ピーターのSEワークのキーワードである:
・身体感覚を利用して爬虫類脳にアクセスする
(判断や分析をしない)

・トラウマとは、個々の出来事の問題でなく、
 それを受け止める神経系がどう反応するかという問題だ

・癒しのプロセスは劇的でなければないほど、
 またゆっくりであればあるほど、より効果的である
(less is more)

このあたりは、どうぞ上記施術者の方々の素晴らしいHPをご覧ください。
私が改めて説明する必要はないと思います。

less is moreのくだりはロルフィングも全く同様で(Peterはロルファー)臨床でどれだけ大事か実感していますが、あえていまはわかりやすくかいつまんで書きます。劇的に響いたらすみません。

やっぱりこのあたりは全部つながっているのですが、こういう方々はSEをファミリーコンステレーションやハコミメソッド、ヨガなどとリンクさせてらっしゃいますね。ヒプノセラピーやNLPをやる方が混じるとまた面白くなる。日本のSE施術者は質が高いはずです。いつかご縁をもてますように。

今回私は、今回のトレーニングを共有した人たちが、なによりの財産になったと感じています。自閉症の子供達や、養子縁組家庭の親子セラピーに当たっている人たち。あまりにも切迫したニーズがあるにも関わらず、使命感と情熱だけでは続けられない重い仕事なので、これに携わりながら、どうやって燃え尽きずに自分を保ち、幸せでいられるか。実はここが私の最も個人的な関心でもあるので、生きたお手本に何人も出会った事で、心から勇気づけられた。ホメオパシーの深さと魅力に引き込まれながら、この仕事の重さに燃え尽きてしまった人や、今現在をぎりぎりで生きている人たちと、思わずめちゃくちゃ真剣に語り合って、絆をもてたのはとても嬉しかった。

私が今回体験したことは私の人生で間違いなく大きなことだったので、自分のためにもしっかり書いておきます。昨日も今日も完全オフにしておいたのは、これを見込んでいたかもしれない。サンダルウッド(白檀)の匂いに囲まれ、ポイントゼロに向かいます。

・・・・・・・・・・・

ロンドンに着いた瞬間がすでにもうアクティベート(トラウマの渦がたちあがった状態)でした。ロンドンという街は、住む人には申し訳ないけれど本当に苦手です。あの地を踏んだ瞬間に横隔膜が縮み上がり、呼吸が浅くなる。いけてないドイツ人を見慣れてるから何かあったのと不信に思ってしまうのかもしれませんが、人々のおしゃれとカッコ良さに、隙がなさ過ぎる。高いヒールを履きながらも、ヨロヨロした日本人と違ってカツカツと上手に早足で歩き続け、背筋が伸びきっている。でもそれは、のびのび、とは対照的で、こちらまで縮み上がって後ずさりしたくなるような緊張感。まるで本人フリーズ状態のまま、操り人形のように動かされているみたい。ビジネス街を離れても、セレブな地域や高級住宅街は威圧的で、同じ国とは思えないイスラムやヒンズーの地域には静かな諦観が広がる。

人々が携帯の画面にかじりついているのは日本と同じです。視界がせまくて、知覚空間が狭い。通りをすれ違っても、言葉を交わしても、お互いあまり視線を交わさない。信号がないところでは、自分の身は自分で守らないと突っ込んで来る車にひき殺されそうになる。

地下鉄はきちんと機能しているけれど悪夢のような複雑さで、とくにnorthern lineは、乗り込んだら自分の行き先から逸れてないか常にドキドキチェックしていないとどこに連れて行かれるかわからない。これ私がガイジンだからじゃなくて、地元民もnorthern line nightmareと言ってます。ロンドン人と街を歩いていて彼女の様子にいつのまにか爆笑してしまいましたが、街角にたむろす人々の真ん中を軍隊の様に突っ込んで突破し、信号に頼らず動物的勘で道路を縦横無尽に横断し、あらゆる方向に急ぐ人々でごった返す駅に到着したら、派手な看板や広告の陰にかくれてあまりにもさりげないサインで示される正しいプラットフォームを探し出す為に駆け足で登り降りを繰り返し(たいてい一度は間違える)、たどり着いたら一息つく間もなくアナウンスに耳を澄ませる。いつ何時テロだかでラインが止るかわからないので。(実際アナウンス聞き逃したら大変なことになっていた事、数度。)まるでSEでよく見せられるビデオにうつる、獲物になった気分。どこにいても、一瞬たりとも呼吸が楽にならない。

さらに会場。エソテリックヒーリングが出来る人に頼んで遠隔でヒーリングをしてもらっていたものの、やっぱりあの場所ものすごく氣が悪くて、特に朝小グループに分かれてブリーフィングをする小部屋は、さらなる拷問的閉鎖空間。

限界でした。ただでさえ緊張マックスのところで、ろくに顔も知らず自己紹介もし合ってない人たちに、自分のものすごく弱い部分をさらけ出すなんてとてもできない。日本人ならまずそういう場になるよう、おたがい目配せして察し合って、安全な場になるようつながろうとします。これ自然にやりたくなる。でも、こういう前提のない人たちは、自分のニーズをまず押し出すのです。それによって他の人がざーっと引いても、そういう事が起こっているのが分からない。場のダイナミズムに関心がない。日に日につのる不信の渦に参加者の重い沈黙がかぶさって、窒息寸前でした。

でも、こうやって人を、物を、ジャッジするエゴそのものが、私が今回向き合わなければいけなかった課題そのものでした。ある意味この極限のブートキャンプが、必要だった。なぜなら私をアクティベートするこの環境、人々、それらが、私の内面を映し出す鏡に他ならなかったから。光が差し込み、海や木々といった自然に囲まれのびのびできる他の会場だったら、こういうものに気づかず、通り過ぎてしまったかもしれない。

薄々は気づきながら蓋して通り過ぎていた不都合な感覚の数々の中に、今回は飛び込んでみました。これを身体の感覚に置き換えながら一つ一つ。最初は自分がトラウマだと思い込んでいる出来事にフォーカスし、そしてそれが引き金になって立ち上がった深層意識を探って行く。

トラウマをもたらすのは、出来事にあるんじゃなくて、受け手側の神経の回路にあります。私の神経系がどういう反応をするかにかかっている。これが面白い。理性の蓋をとると、辺縁系(感情)や爬虫類脳(本能)のメッセージが押し寄せて来る。例えば悲しみは、死別や失恋のような分かりやすい出来事に限らず、長年に渡るデッドエンドの関係のもたらす静かなあきらめと絶望の蓄積だったりする。その感情にフォーカスして行くうちにそれは血も沸き立つ怒りに代わり、お尻を蹴飛ばしたい衝動や誰彼かまわず噛み付きたい衝動に代わり、そうかとおもうと嫌悪感がおしよせて横隔膜が痙攣してねじり上がり吐き気を催し、恐怖で心臓が早鐘のように暴れ、首筋に電気が走り硬直し、麻酔を打たれたときのような無感覚と麻痺が押し寄せる。そして手足が意志と無関係に震えだす。ホラーに聞こえますが、閉じ込められていたエネルギーを神経系が開放する際の自律運動の一例です。怖がる事はない。身体の神経系は他のなによりも正確に、トラウマを記憶している。

自分の身体に次々起こる連鎖に驚きつつ極めて冷静に観察して、わかりました。

不都合でとても直面できなかった出来事や直視できないネガティブな感覚が、それぞれが実はひとつひとつ宇宙の愛につながっている。耐えられない痛みに押しつぶされそうになったときに、宇宙の愛のようなものとつながるのを感じました。それは一つの大きなうねりでした。身体の末端の細胞までが、ピキピキっと跳ね上がって光りだすような感覚。固まっていた結合組織に、流れがざーっと起こった瞬間。

そうか、私は、るつぼだ。これらは切り離せないし、切り離す必要もない。私は私たちでもあって、私が、誰が、という区別もない。私はいつでもつながっていて、でもどこまでも自由。私は動かされているけれど、動かすものでもある。

言葉に置き換えてみたら、やっぱりなんだかピンと来ない辺な言い回しになってしまいました。でも、あの揺るぎない感覚、あれがなにより大事だった。あの時あの瞬間の実感が、なにより大事なことでした。あの実感をこれからもなにより大事にしたい、と思いました。

この「崇高な覚醒体験」は、わーわーとうるさい日本食チェーン店での会話がきっかけでした。連日のブートキャンプで泣きつかれてもう幼少期どころか何世代退行していたかわからず混乱の極みでズタボロで極限まで弱くなっていた私がこれに気づくのを手伝ってくれた友人は、私の血も凍るような記憶を思い切って告白した時も別に焼きそばをすする手を休めるでもなく、それ前も聞いたわよとさっと流して、え?そうだったっけとひるんでいる私にまるで女神のように彼女の気づきも話してくれました。あるこだわりに過剰な意味付けをして、なんでもかんでもそれに収めようとするのをover couplingといいますが、私のその時の大発見もいつものover couplingのひとつに過ぎない、といわんばかりに。

人は死ぬ直前、もっと自分に素直に生きれば良かった、もっと自分をかわいがってあげれば良かった、と後悔する人が多いのだそうです。でも私たち一人一人はこの宇宙の仕組みのなかで、完全な自由を与えられている。環境が私たちを変えて来たんじゃなくて、私たちが選んでここまでやってきたのです。こんなにぎりぎりに生きにくくなるまで。今の私の感情、今の精神状態、というのは、自分の創り上げたパタンのなかに収まっています。本当は誰にも強いられてないのに。

ヨーロッパ人、とくにお行儀のいいイギリス人である彼女は、普段自分で自分を縛っている鎖がどれだけ多いか知っています。そしてそういう鎖を創り上げた経験も含め、自分を生きにくくするすべての感情がぜーんぶ神の愛のなかに含まれていること、この認識の大切さを教えてくれました。私たちはこのるつぼにいるけれど、生きにくくなる必要はない。なぜならどの瞬間にも、私たちには私たちがどういう状態でいられるかを選ぶ自由があるから。過剰な意味付けやその対極にある切り離しに振り回されたりしてトラウマの渦に巻き込まれ、精神的にもうだめだと思っても、そこには解決の扉がある。この身体に戻ればいい。急ぐ必要はない。意味付けをする必要もない。ただ、身体の声に耳を澄ませばいい。少しづつ、ゆっくりと。

彼女はヨーロッパ人なら普段絶対ありえない大きなゲップを何度もして、うるささにまぎれてこういうことをしでかした彼女の勇気に2人でゲラゲラ笑い、私たちがおならもゲップもする肉体を持っている事がどんなに尊いことか、しみじみ語り合いました。あの、もはや日本食とはいえないそばは、それでもものすごく美味しくてお腹があったまって、細胞一つ一つの栄養になってくれました。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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