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2013. 12. 13  
年末で10セッションを終える方が続いています。
その中の一人から今日、今年をしめるにふさわしい、そしてこれからに向かうにふさわしい、記念すべき言葉を頂きました。普段お世辞には反応しないのですが、これには涙が溢れそうになりました。

"Das ist Ihre Berufung." (これはあなたの天職よ)

ドイツ人これめったに言ってくれない。30年選手のベテランロルファーでも、めったにもらえない言葉です。ロルファー冥利につきる。これは嬉しかった・・・。

複雑な葛藤の人生を歩んできて、それこそありとあらゆる治療やセラピーをかたっぱしから試して、最後に私のところにたどりついた、とおっしゃっていた彼女。1セッション目、触れた瞬間から、「それ」がおこったのは解っていました。

「あなたに出会うのを待ってた。あなたに会う為にいままでのことがあった。」
初回後、私のことをギューっと抱きしめて、その場で入院も含めたすべてのスケジュールを全部調整して、今月末までの予約を全部していった彼女。途中、あまりの変化の激しさについていけず、何度も次回のセッションを延期してきたので、もっとかかるだろうと思ってました。ここにきて年内に全部終わる流れになったのには驚いた。でも私は驚きましたが、彼女にはこれが解っていたようでもあります。

5回目くらいから、ロルフィングの存在を知らない周りの人から、変わった、なにがあったの?としきりに聞かれるようになったといいます。まずエネルギーが変わったからなのですが、顔つきが、しぐさが、歩き方が、選ぶ言葉が、存在感が、違って来た。写真にうつる姿勢の変化より、そちらの方が目立つし、実際まわりも「見えない」はずのそれを見て言ってる。面白い。

運命、と何度も口に出していた彼女ですが、それがよくある施術後のハイから出る言葉でないのは、実際にここまでの変化を成し遂げた彼女を見て、ああ本当にこれ本心で言ってる、確実に起こっている、という実の部分をたくさん見せてもらってわかりました。確実に育っている。彼女はもう大丈夫。

「毎回、これ以上良くなる事はない、という感じで帰るけれど、次のセッションではさらにまた良くなる。すごい。」そう、みなさん最初はいまが辛いからここから逃げ出したい、というスタンスです。でも次第に、痛みや不調、解決できない問題、変えられない環境、全部ふくめたこの今の自分を、あれ、私これでかなりいけてるじゃない、と思えるようになる。ここが大事なターニングポイントです。そうなると、期待していないのに、もっとすごい素晴らしい世界が扉を開いて現れるようになってくる。実は私はこれをぜひ体感していただきたいのです。私がやるのではない。私は、それが起こるのを注意深く隣で見ているだけです。やるのはご本人。

私が今最も嬉しいのは、彼女がいまとても強くなった事。今までは、不安に支配された人生だったと言います。実際最初は痛みが強くて深いタッチを受け入れられなかったので、ほとんど触らなかったのです。(ずっとクラニオとエネルギーワークでやってきました。)後半のここにきてまさかのディープティシューワーク。普通、リリース、に当たる事は統合セッションでは行わないのですが、彼女は9回目のこのタイミングでいまガッツリを選びました。胸椎の深い調整。これは感情のしこりをためるところで、必要な方には、必要なタイミングで行うことになっているようです。

彼女が、他の誰にも触るのを許さなかった部分。(いや、みんな触って来たけれど、彼らが踏み込むのを許さなかった部分。)そうなのです。ロルファーとして私が一番大切にしているのは、そこです。まるで影のように、本人が油断するほどまで自然に何気なくくっついて、本人が私の存在を忘れて自由に泳ぎ始めるのを待って、待って、待って、その時が来たらさっと踏み込む。星新一の小説にありましたが、ふと影と自分がコロっと入れ替わって、いたずら好きの影に操られる瞬間、そんなトリッキーな瞬間。

普段だからセッション中何気なくただボーっと何にもしてないか無駄話しているようでいますが、いろいろなものと忙しく交信しています。たとえばちらっと書きましたが、エネルギー体(サトルボディ)との交信。

第1身体:フィジカル体:皮膚までの部分

第2身体:エーテル体:幽体(オーラ)

第3身体:アストラル体:感情

第4身体:メンタル体:精神

第5身体:コーザル体(思考)あるいはスピリチュアル体(霊体):エゴ

第6身体:コズミック体:宇宙

第7身体:ニルヴァーナ体:涅槃

(人智学だとコーザル体以降、ブッディ体・アートマ体・モナド体と続く)

ロルフィングは皮膚までのフィジカルボディを扱っているようですが、身体は実はそこでは終わっていない。フィジカルな部分を超えたところにあるブロッケージを取り除いて始めて開放が起こる事もある。ロルフィングを通して開放が可能なのはコーザル体までだと実感しています。これはそんなに起こる事ではないのですが。そして手伝える範囲もそこまでだろうと思いますが。

彼女は、コーザル体にまで到達した、いい例のひとつ。彼女の最近の言葉は、個人の実感と人生から出ていながら、視点がすでに個人のものではない。ドイツ人て一般人でも本当によく本を読むので、色々知っているのです。でも大抵はそれが知識の領域を出ていない。だから、信仰心があつく信心深いけれど、どこか救われていない。魂がとらわれていてすごくもがいている。その渦から抜けるのがとても大変なのです。

だから彼らはサイコセラピーとかヒプノセラピーとかしきりに受けながら、今度はその言語の現す世界に新たに捕われてしまう。どうしてもそれが理性の部分で行われているから。このサトルボディの存在を置き去りにしていると、何をやっても部分的な開放にしかならない。

三位一体、と私がこだわっているのは、これがどれを置いても本当に治癒には結びつかない事がわかっているから。だからだいそれているとは解りつつ、それを目指しているのです。精神への働きかけで精神を癒すのが局部的なのは、三位一体の大事さが抜け落ちているから。身体を通しながら魂の開放を意図する。これは、とても大事なアプローチと思っています。

彼女の件がとても嬉しかったのは、彼女がこの私の意図を、ほとんど私以上に正確に読み取ってくれていた事。あなただから踏み込むのを許した、あなたとだからできた、と言ってくれた彼女。彼女が目指すものも三位一体だったと、彼女が偶然その言葉を使ったので解りました。いや、これがいまここで明かされたのも、偶然じゃなかったのだと思います。私がしっかり言葉で表現するまで、彼女もこれを口にするのを待っていてくれたのかもしれない。
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No title
こんにちは。
ロルフィングをこのブログで知ってからというもの、つくづく深いな~と思わせられる事多し。この出来事は、ほんとロルファー冥利に尽きるでしょうね。
その感動が読み手にまで伝わってくるようで嬉しかったです。

>信仰心があつく信心深いけれど、どこか救われていない。魂がとらわれていてすごくもがいている。

の表現は私がドイツ人に感じていた”頑なさ”を旨く表していて、そうそう!と頷いてしまった。人の事は言えないけれど、確かに彼らは何かもがいてる。

BIOレゾナンスやシュタイナー、ホメオパシーと日本では医療として受け入れない見えないものの効果をも、しっかりと組み込むことが出来る度量があるのに不思議なんですよね~。

Re: No title
Onmiさんこんにちは コメントありがとうございます。

> BIOレゾナンスやシュタイナー、ホメオパシーと日本では医療として受け入れない見えないものの効果をも、しっかりと組み込むことが出来る度量があるのに不思議なんですよね~。

これ、面白いですね〜。彼ら、この頑さがいかん、ということまで、きちんと自覚してらっしゃる。あらゆる面に対して理性を広げる彼ら、この頭をどうしていいか本当に解らないので気の毒です。「代替療法」に対しては、「理性で」いいものと知っていて、こういうものを頑に拒む事はしませんね。ホメオパシーは一般に使われているし、直傳靈氣の普及は世界の先端だし、ロルフィングも最近はしきりにテレビでも取り上げられて、一般にもどんどん浸透しています。日本でこれらが怪しいと毛嫌いされているのは、実際怪しいものが多いからかもしれない。(笑)ドイツ人みたいに調べきっていいものはいいと受け入れてほしいです!
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

・・・・・・・・・
2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
  10月21日(土)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
10月23日(月)16:00〜18:00

ホメオパシーについて語る会
10月18日(水)14:00-17:00
内容
ホメオパシーとの付き合い方:
ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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