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2014. 12. 19  
10年来乗馬をされているクライアントさんを通して今まさに直面しているのが、乗馬ーナンバーロルフィングの関係。

いやドイツというのはつくづく馬好きが多い国で、前住んでいた家も近くの農家が馬を飼っていて、朝は澄んだ空気とともにかぐわしい馬糞の匂いが通りに充満していたし(もちろん本体も道にたくさん)、子供の文房具や手提げ袋についているのは日本ならキティちゃんやらアニメキャラクターと相場が決まっていますが、ドイツでは定番が馬。それもキャラクターでなくて、リアルな写真。これを子供が持つのか・・と最初愕然としたのを覚えています。今のお隣さんのリビングを飾る絵は馬の顔のアップ、これが15号くらいはありそうな立派な額縁に入りスポットライトで照らされている。娘の子供時代の友達は、まるで飼い猫の真似をするみたいに自然に馬のいななきを真似してたし(ヒヒーンだけじゃあくてそのあとのブルブルもリアルすぎた)私には一連がちょっとしたカルチャーショックです。

かつてロルフィングトレーニング中にも馬のロルフィングについて話題になったし、馬のロルフィングを提供している同僚もいるくらいだから、私が乗馬をするクライアントさんを持っても極めて自然な成り行きです。

で、乗馬のエキスパートをめざす彼女が私の教育を試みていて、(それをみて勉強しろと)せっせと資料やらリンクを送ってくださるのですが、たとえばこれ


これには唖然としました。自分じゃない生き物をこんな風に操ることが可能なんだと。これは絶対頭で考えちゃいけない、脳経由で信号送ってないこれは、不可能!と説明しましたが、頭の発達したドイツ人はこの動きをどうしても分析して言語化したい衝動に駆られるようで。

ロルフィングに瑕を感じる場面は以前からいくつかあって、一つがロルフィングでは前提としているプリムーブメントは武道では無いということ(人間には動きの前に予備動作があるというロルフィングの前提に対し、武道ではこの気配を消せる。消さないと殺られる→以前ここに書きました)、もう一つがやっぱりロルフィングでは前提としているコントララテラリティ=対角線の動き(人間は手と反対側の足を出す対角線のバランスがあるからこそ猿たちと違うのだしそうあるべきという前提に対し、ナンバ歩きの存在→以前ここに書きました)

ナンバ歩きというのは右足と右手が同時に出る動きですが、乗馬技術は、このナンバの動きがキーのひとつです。西洋人にとってはやりにくい動きですが、実は我々日本人にとっては得意な動きのひとつ。


甲野先生も頭で考えるな、ておっしゃっていますね。

ナンバの動きの利点は、省エネ、疲れにくい、それから先生が見本で見せているように、動作が早くなる、という点。末續進吾選手やイチローがナンバを取り入れているのはもちろん早さを追求してのこと。乗馬も、指令をなるべく早く、とことんまでショートカットにもっていくには、ナンバの動きが必要なんだなと思います。

ロルフィングの信頼を失うようなことばかり書いて同僚から顰蹙を買いそうですが、いやこれはひとつの洗練された特殊な型だ、と捉えればいいと思います。(我々が生まれつきプログラムされているのはやっぱり対角線の動きで、普通は動作には予備運動が入る。)動きとバランスから対角線のラインを消しても(いや厳密にいうと、対角線の幅をうんと狭くしても)、やっぱりちゃんとロルフィングがもたらすものは機能します。今までもそれで充分結果がでてきました。

でもここからは、このナンバの動きをもっと研究してロルフィングに取り入れて行かないといけない、と痛感しています。とくにこういうマニアックな動きを極めたい人に対しては。日野先生や甲野先生の体現していることの重さは、計り知れない。この甲野善紀先生のクラスへの参加は、来年の日本滞在時には必ずしたいことのひとつです。(そしてその後は、それに興味津々な乗馬の先生や関係者への説明・・・・。)



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鎌田孝美(Takami Kamata)

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
ホメオパス(RSHom)でもあります。

ロルフィング
ホメオパシー
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を複合したセッションで皆様のお手伝いをしています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・英国登録ホメオパス(RSHom)
・直傳靈氣師範
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