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2015. 01. 04  
ブームが去った頃に一人夢中になったハリポタ、むしろもう雑音がないから心置きなく一人で妄想の世界にとっぷり浸れてむしろ良かったかもしれません。

はたと気づいたのですが、私の好きな作品や役者は、主要な賞がとれない。

ハリポタシリーズはアカデミー賞を1度もとれなかったどころか主要部門にノミネートさえされなかった、主演のダニエルラドクリフはシリーズに渡って一度も賞も取らなかったと知って、心底驚きました。最終章はあらゆる意味に置いて名作だったのに。この作品は実際は世界中で愛され、これからも歴史に残るだろうからオスカーがなんだ、とも思いはしますが、なにか価値を否定されたみたい。

過去のアカデミー賞受賞作品はうなるような名作が多いですが、最近の受賞作は今ひとつ魅力を感じなくて観る気がしないと思っていたところ、ハリポタ最終章も受賞を逃したと知って、ますますアカデミー賞に対する信頼が薄れました。最近は、いままでとても信頼していた「権威」に違和感を感じて静かに離れる、ということを繰り返してきましたが、かなり淋しい。

確かにダニエルラドクリフはハリー以外の何者でもないという気がしてしまって、演技力を試される他の作品は厳しいかもと思えてしまう。同じく演技が評価されないペヨンジュンはわざとらしいしレオナルドディカプリオは力入りすぎてる。おなじく賞を逃し続ける村上春樹は倫理観に欠けてる。でも彼ら、これだけ人々を夢中にさせる魅力がある。この絶対的な魅力をどうしてもっと掘り下げて評価してあげないんだろう??賞を与える側って、理屈抜きに魅力のあるものが嫌いなのかと思ってしまう。

賞を貰いやすい、評価を得やすい、というのが「理屈抜き」という部分を無視しているのだとしたら、彼らが頼っているのは一定の条件や価値観に支えられたステレオタイプのはずで、それこそが私たちの不幸の元凶。「あるべき姿」に沿わないのなら認めてあげない、と「条件付きの愛」をつきつけられて、人はどれだけそれで苦しむか。ありのままの私は愛されない、受け入れられない=私じゃないものに変われるなら、愛される。何故価値観に沿うように変わらなきゃいけないの。なぜこのままじゃ愛されないの。条件付きの愛に踏みにじられた本来の私は鬱へ向かう。

鬱、そしてシャットダウン。そしてその先にあるのは死です。

いまの世の中をひっぱっているのは、目に見えない、理屈を超えた、という、もっともコアなところをぎゅうぎゅうねじ込めて、単純に図式化できる安易なステレオタイプ。私たちの一人一人が本来もつ創造力を封じ込めて、本来それぞれうんと自由に飛び跳ねていた私を抑圧しコントロールし、死へ向かわせる。

申し訳ないですが私ディズニーをどうしても好きになれないのです。あれはファンタジーでなくてファシズム。ステレオタイプのおしつけ。童話の白雪姫にあのディズニーのキャラクターのイメージをべったり貼付けてしまって子どもたちから創造力を奪ってしまった。

私いまでも覚えているのです。字が読めるようになる前から本屋にぺったり座り込んで活字を追っていた子供だったらしい私は、そのとき行間に広がっているであろう世界を夢中で夢想していて、だからほんのちょっとした挿絵がどれだけ強烈な印象を脳に残すかを。映像による刺激は最小限がいい。ベッドタイムストーリーの挿絵はその後繰り返しみる悪夢につながったりする。本来、子供には刺激はそれくらい影響力があるのです。音と色でじゃんじゃか刺激を与え続ける今の文化が、もうやめて、と耳を塞ぎたくなる正常な防衛反応を麻痺に変えている。私の白雪姫はディズニーキャラクターにいつのまにか置き換えられていて、もう思い出せない。

ディズニーをはじめとするキャラクターの登場で、子どもたちは創造をするスペースを奪われ、代わりにステレオタイプがべったり貼付けられました。音楽だけ流せば自然に歌をうたい身体を動かせる人がどれだけいるでしょう?決まった振り付けと決まった歌詞がないと棒立ちになってしまう私たち。本能が奪われてる。

ハリポタは映像から入った人も多いでしょうが、それでも、私たちの中で押し込められていた創造力を喚起させる強さがある。理不尽な仕打ちに耐える辛い現実世界にある日突然、魔法使いの門番が魔法学校の入学許可証を持って自分の前に現れる。君は特別なんだ、というメッセージとともに。もうこの設定だけでどれだけの人が救われるか。どれだけの人がそこから閉じていた扉を開いて自分のイメージの世界を広げ、創造の世界に入って行けるか。

ハリポタでは、現実から逃れてファンタジーの世界にいるようでいながら、扉の向こうにもまぎれもない現実の生々しさが描かれている。パワーゲーム、差別、嫉妬、いじめ、愛、死。現実と創造の世界は交差し、交互に関係し合って、変わり続ける。登場人物達は時間の経過とともに別の人物のように変わって行く。私たちは変わり続ける有機体なのだから終始一貫している方がむしろ不自然でおかしい。

最終回にあそこまで持って行く作者は、私の現実は私が創り上げる、ということを自覚していたはずだと感じます。グリム童話が子供向けでないのと同様にこのシリーズも子ども向けだとはとても思えない。児童書のように扱って、余計な解釈で装飾を施してしまった版はどうしても手に取る気がしなくて、できれば最初は本当にシンプルだったらしい原書を手に取って、改めて創造の世界で遊んでみたい。
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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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