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2015. 01. 20  
今日奥さんがブラジリアンのクライアントさんと話していて、「僕はよく信仰について本を読んだり人に聞くんだけど、日本ではどんな宗教を信じているの?」と聞かれました。

よく聞かれる質問です。(膨大な数にのぼる隠れ○○入信者はひとまず除外し)やっぱり表向き仏教徒が多いけれど、概して極めてフュージョンでハイブリッドで、はっきりいって宗教にいい加減な日本。でもこれは信仰心がないということではないと思っていて、私はいつも「宗教のセクト色は弱いけれど、信仰心は強い。私たちには神道があるから」と答えます。

私たちにとっての神は自然で、どこにでもあるもの。太陽や大木や滝や岩を祀ってそこに神を見る私たち。
「それは、自然を自分とは違う畏れ多い存在として見ているの?それとも、自分もその自然の一部として見ているの?」
「自然を自分の一部として見ています。」
「輪廻転生は?」
「信じています。自分自身を、常に移り変わり生まれ変わる自然そのものだと思ってる。」

偉大なる存在が、自分とは別に存在する訳ではない、それは自分の一部だ、ときっぱり言い切ってしまう私に、敬虔なクリスチャンは大抵これ以上のことを質問してきません。これ以上の話はセッション中にちょこちょこ話すにしてはあまりにもデリケートな話題。

信仰って、悪くいえば思い込みです。呪縛です。戒律などは思いきりコントロール。でも、そうでありながら、私たちは信仰なしには生きられない。その信仰は、私たちがいちばん求める、幸せのあり方を示してくれるから。

幸せってなんだろう。

たとえば自分の幸せをイメージするとします。
お正月に神社で頂くお札の「無病息災、商売繁盛、家庭円満、子孫繁栄」というのが日本人の幸せのステレオタイプだとすると、これを解体して見えてくるのは

幸せというのは、健康で災害に合うことはなく、確固たる社会的地位があって、充分な資産とキャッシュフローがあって、(できれば魅力的な)妻か夫か恋人から充分に愛を注がれていて、子どもたちも同じく健康で優秀で前途有望、という状態を指す、という思い込みです。

逆にいうと、
病気
災害
貧乏
家族の諍い
問題をかかえた子供

これは幸せになるためには、あってはならないもの、ということになります。こういうものを人生から排除しないといけない。こういう思い込みこそが不幸の元になっていたりするのですが。

病気も災害も貧乏も家族の諍いも問題を抱えた子供も、これらがあってはいけないという思い込みがなければ、問題にはならない。つまり、あるに任せ、起こるに任せていれば、それはただ事実としてあるだけで、不幸の元にはならないのです。

たとえば病気は、自分がそれを悪いものだと思うから排除しようとして辛くなる。こんな大事な時なのに自己管理が出来ていない、人に迷惑かけてしまう、こんなことにならなければ・・などと、ただの事実が無意識の期待と思い込みでいつのまにか雪だるま式にいつもの不幸に変わって行く。「いつもの病気です、いつ治るかわかりません、治らないかもしれません、こんな感じであとよろしく〜」みたいにもできるのだけど。

私たちは、幸せも不幸も、自分のなかで創り上げています。そのベースにあるのは、無意識の思い込み。

事実は事実としてただあるだけなのに、私たちは目の前にある事実を解釈するキャスターになる時点で、自分のニュースに作り替えます。私たちは見事にそれぞれが別の世界を生きている。

一昨年の年末に行った常夏のプーケットで、彼らのレイジーさを見てたらなんだかせかせか動くことがばからしくなった、と彼に言ったところ、それはブラジルと通じる、でもそれ、レイジーというんじゃなくて、プライオリティの違いなんだと思う、とのことでした。

時間を守り、いかに能率良く動き、仕事量を増やし、社会の効率をあげ、より「機能する」システムを作り上げるかが我々のやるべきことで、それがあるべき社会。それに沿わない国はレイジー、というのが私の思い込みでした。その場その場の風や太陽を感じることの方に人生の喜びを感じる人たちは、怠慢なのじゃなくて、システマティックに機能する社会にそれを超える価値を見いだしていないだけ。彼によると、ブラジリアンは今持っていないものを得ること、より多く所有することに躍起になる代わりに、今持っているものを楽しむことを選ぶ人たちだそうです。

私の尊敬するロルファーでありSomatic Experiencingの師でもあるブラジリアンのペドロとパオラのことを思い出していました。彼らもそう。アカデミックなバックグラウンドを持っていても、もう全然頭の世界の人じゃない。なにか、とにかく根本的なところに満ち足りた温かさがある。ハートで生きている。あの原色カラーの国の人たちにこれほどに憧れるのはやっぱり、彼らが、人生を楽しむということを知っているからなんだと思う。

貧しく犯罪の多い国ブラジルの人たちが、ほとんどなにも所有していないのにどこか突き抜けて明るく満ち足りている一方、世界中の富を一身に集めてまだ満足できない一部の人たちがいる。(いつか世界中の富の44パーセントを世界の1パーセントの人が所有していると発表されましたが、この所有率は現在48パーセント、じき50パーセントになると試算されています。)金曜日の夕方4時をすぎると帰宅ラッシュするドイツ人と、殺人的な満員列車で会社に行って、昼食も歩きながら終えたりして、一日16時間くらい仕事モードで過ごす人がざらの日本の都会人。日本人として幸せに生きるってどういうことだろう。今年初めての新月の今日、こんなことに思いを馳せてもいいかもしれません。




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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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