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2015. 01. 31  
昨日、フランス在住の国際的振付家の方がいらしてくださいました。世界中を飛び回るお忙しい生活の中で、時間を縫って時々いらしてくださるのです。

舞台人には色々タイプがあって、自分が輝くことに喜びを感じるタイプと、周りを照らすことに喜びを感じるタイプとがいますが、彼女は生まれながらにして後者です。19歳の時から振り付けに携わって来た彼女は、いつも舞台に立つ人間と観客の相互作用によって生み出される空気を感じることにいちばん喜びを感じるそうです。

ーダンサーって舞台で自分がスポットライトを浴びるときが至上の幸福なんだと思ってました
ー私はそう思ったことは一度もない。周りの輝きを観て、一体感を感じて、私がその中で溶けてなくなるその瞬間がなによりの喜び

すべてを言ってもらった気がしました。
踊る禅。

彼女の国際プロジェクトには世界の裏側からも参加者が集まるそうですが、その中にはダンスセラピストや一般人、禅の教師なども含まれているそうです。ダンスは人に見せるものではなくて、自分が感じるためにあるもの、という彼女には強く共感します。

不思議なことに一昨日これも呼吸・ヨガ・瞑想の先生にGabrielle RothのThe 5 rhysmsを紹介してもらったところだったのです。フランクフルトにもあるよ、と。(ここ。クラスは夜で、重苦しいものを背負って帰る前に発散しましょう、という設定でしょう。いつか行ってみたい。)

この5Rhysmsはダンスセラピーとして有名で、踊っているのはダンサーではなく一般人。flowing-staccato-chaos-lyrical-stillnessと流れるこの一連の動きを通して、瞑想を深めていきます。

うたうことと踊ることは今までも、これからも、私たちから奪うことは出来ないだろうな、と思ってきました。むしろこれからはこういうものが私たちの気づきと目覚めを手伝ってくれると強く感じる。そう思っていたところ:

自分の身体を感じること。人との一体感を感じること。その先にあるものが、溶けてなくなる感覚。

彼女に、まだ言葉になっていなかった想いを引き出してもらったように感じました。彼女、いつもそうなのです。わざわざ来てくださって、そして今の私のゆく先を遠くまで照らすようなメッセージをくれる。あのときの彼女の言葉を何度も思い出してどれだけ支えられてきたか。まるで女神。確かに私が人生でいちばん喜びを感じるのがこの溶けてなくなる感覚。無我の境地とかクンダリーニ覚醒とかいろいろ語彙を当てられていますが、彼女のこの表現が私にはいちばんぴったり来ます。

私が溶けてなくなる感覚。

この瞬間が好きでセッションやっているし人とかかわっている。

彼女を特集した記事が今度雑誌に載るそうです。(残念ながらフランス語。)vogueの記者であるインタビュアーの編んだこの特集は世界の一線で活躍する女性を取り上げたものだそうですが、面白いのはこれがいわゆる人生のサクセスストーリーの紹介ではないということ。ただ淡々と、そのときしっくり来るものを大事に、感じるに従って生きてきた、という彼女と似たような生き方をした人ばかりを取り上げているそうです。人が惹かれる価値観というものが変わってきている。

今までの社会が、ある型に向かって突き進み、どれだけその型に自分を似せたか、それに至る道でどれだけ人を蹴落とし人から奪い、人より多く獲得したかに価値を置くものだったとしたら、これからの社会はそれのまるで対極にあるところを目指し始めたと感じています。

表現者として発信する立場の人が、型も魅せるための技術もいらないという。舞台で自分をよく見せようというフリが出てしまうと、もうそこは虚飾の世界。そういうものには最初から惹かれなかったという彼女。彼女の敬愛するダンサーは、とにかく自分がどう見えるかということには全く感心がなくて、とにかく無心に楽しむ人なのだそうです。「その姿がどれだけ美しいものか本人は気づいてないけど。」

doingでなくてbeing.
いま、ここを生きる、このあり方。

時代はdoingからbeingにむかって進み始めたのかもしれない。

例の1%の人たちが牛耳る今の世界は、不安と怒りで人をコントロールし、人から奪うことで自分がどれだけ獲得するかを競う、終わりなき戦い。フランスというのは、憎悪をかき立てる風刺画で挑発し、とにかく戦争に持ちこんで1%の人間を儲けさせようとするマスコミと、人に光と気づきを与えるマスコミが共存できてすごい。(いや、情報が見事に統制されている日本を基準に判断してはいけない。)

彼女から頂いたお土産のロクシタンのシアバター。お祀りしてからありがたく使わせていただきます。
IMG_0348.jpg


ところで、昨日はもうひとつ頂きものがありました。
IMG_0349.jpg
200ユーロ札というものを初めて手に取りました。普段流通していないので私が珍しそうに眺めていたら、「記念として使うんです。祖母からいただいたものなのだけど、今がこれを使うときだと思ったから」と。ロルフィングを始めて以来、いろいろなものが噴出して自他共々大変だというCさん。これは私の歴史との決別です、とおっしゃっていました。このまま銀行に持って行くのはなにか味気ない気がして、私もなにか特別な時の為にとっておこうかな。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

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2017年冬 東京セッション
12月27日(水)〜1月3日(水)


2017年 直傳靈氣講習会(フランクフルト):

前期10月20日(金)14:30〜18:30
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後期10月20日(日)9:30〜16:00
        
      
直傳靈氣交流会(フランクフルト)
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ホメオパシーについて語る会
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ーファーストエイド
ーミニコンサルテーション
Abby Takarabe, Peggy Bideホメオパスを
聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
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タロット講座

10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

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