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2015. 02. 15  
明日から日野先生のフォーサイスカンパニーでの最後のワークショップが始まります。コンテンポラリーダンス界を常にリードして来たウィリアムフォーサイスが体調不良を理由に今年6月にカンパニーを解散をするにあたり、フォーサイスのダンサーたちとのワークショップもこれが最後になります。

日野先生との出会いは2年前になります。日本のサムライが来るから稽古見においでよ、とダンサーに誘われ、サムライ〜?と冷やかし半分で気軽に行ったあの日。その日の興奮とその後のヴァレンシアでの体験は、今でも生々しく思い出します。知らぬが仏とはこういうことを言う。未だに日野先生についてなにか言おうとすると硬直する。子供が転んで泣き出すまでにしばらく固まるのを見たことがある方は多いでしょう。まるで今の刺激をどう解釈すればいいかの回路を大忙しで構築しているみたいな、あの様子。あれに似ているかもしれない。

今回カンパニーのダンサーであるファブリースが、フォーサイスに代わって新作のために日野先生をお呼びしたと伺ったのは去年だったのですが、普段なら即断即決即行動そして玉砕、構わず学ばずこれを繰り返す私がお伺いを立てるまで今回は本当に直前までグズグズしました。この硬直を溶く時が来たんだろうか。でもあれから全く進歩のない私を先生は一目で見抜くだろうし、それを見た私は平気でいられるだろうか。正直に言います。日野先生には根源的な恐怖を感じるのです。あんなに怖い人いない。安藤洋子さんも怖いけど、日野先生の怖さは一桁違う。もう、どんなにみっともなくても構わない、尻尾を巻いて一目散に逃げ出したい衝動に駆られる。

2年前にヴァレンシアの武道の稽古に出て以降、私はインチキだ、という悪夢にうなされてきました。泣きたいくらい悔しい、いや、悔しいんじゃなくて悲しいのか、いや、悲しいんじゃなくて怒りか、いや怒りじゃなくて、じゃあ何なんだ、ないと思ってたプライドか。結局アホなエゴに振り回されているだけなのですが、理屈でなく実地で体験したあれは苦しかった。洋子さんからもインチキだと面と向かって言われますが、洋子さんからはまだ一分の慈悲が感じられる。日野先生はもう全存在そのものが、お前はインチキだ、と言うのです。ふだんある程度以上になるとケロっと立ち治ってしまう私ですが、これはもう、絶望的に私のありかたそのものへの挑戦でした。笑い飛ばせない、ごまかせない。待ったなしで向かい合わないといけない。

今でも施術中に日野先生が現れては言うのです。
「そんないい加減でええんか」
意図なく触る、ということができなくなって、一時はもう頭は思考でいっぱい、軸はガタガタ、もう日野体験は悪夢として全部忘れたい、葬りたい、と思ったほどでした。

やっと日野先生がセッション中に現れても軸がとれるようになり、気持ち悪いインチキな触り方かもしれませんが私はこれで結果出すんでこれでいいんです、と開き直っていられるようになりましたが、またお会いしたらまたガタガタになるかもしれない。暴走するエゴの催眠術にかかってるとは頭では理解しているのですが、身体はガタガタ震える。仕方ない。


2年前のこと、まだつい昨日のことのように覚えているのです。
ヴァレンシアでの稽古に一緒に行った同僚の中村かおりは、日野先生にロルフィングって結局何や、と聞かれたとき、重力を利用するんです、重力と調和する身体を作るんです、と答えました。即座に返って来たのは

「そんなの当たり前やん。」

翌日
先生:「昨晩よく考えたんだが、じゃなんだ、ロルフィングつうもんは、飽きたから服を変える、みたいな感じで姿勢を変えることか?」
かおり:「ま、そんなもんです。」

それで話は終わってしまいました。ロルフィングというのは全くつまらんもの、という烙印を先生に与えた私は心の中でロルファーのみなさんすみませんと思いつつ、同時に日野先生に面と向かってこういうことを言い放てるかおりを改めて尊敬しました。

今回私はロルファーなどという看板は持たず、本当に箸にも棒にもひっかからない1ど素人として、世界の一流ダンサーの稽古の末席を汚させていただくことを許されました。本当は明日から8日全部参加できれば良かったのですが、ギリギリまでジタバタと迷っていたおかげでセッションの調整がつかず、後半だけの参加です。空気がもう出来上がったときに途中参加して場を乱す迷惑と不利を知りながら、エゴの言い訳を封じ、やっぱりどうしても参加したいというハートに従いました。

女は開き直ると強い。もうすでに失うものなんて何もないのだから、悩むだけ時間の無駄だった。書いてしまったら、なんだかどうでもいいことを大げさに騒いでいただけだった気もしてきました。久しぶりに、根源に立ち返ってカツを入れて来ます。今は純粋に、先生に久しぶりにお会いするのを楽しみにしています。


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プロフィール

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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
ホメオパス(RSHom)でもあります。

ロルフィング
ホメオパシー
SE(トラウマ解放ワーク)
エネルギーワーク
を複合したセッションで皆様のお手伝いをしています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・英国登録ホメオパス(RSHom)
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー施術者
・ソマティックエクスペリエンス施術者

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Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Registered Homeopath
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Registered Yoga Teacher
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Contact me at:

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