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2012. 04. 24  
弟子入りを希望する人から日野先生へあてた質問への、日野先生の回答。

質問は、
何年か前に試合中怪我をして以来、どうしても身体が怪我を怖がって前のような動きを取り戻せない。トラウマになった痛みがいつも繰り返しぶり返し、それを越えられない。メンタル面で強さを取り戻す訓練をずっと重ねてきて、それに対しては自信がついてきたが
まだ精神と肉体が別の音楽を奏でているように統合できない。
こういう状態で弟子入りできるでしょうか、というものでした。

先生の回答は思いがけないものでした。

彼は大きな間違いをしています。
それは「強い」という価値観、あるいは、概念の使い方の間違いです。
身体そのものは常に強いものです。
それは生命力という力、種の保存、存続という本能が働いているからです。
しかし、「人」というのは勝手な「強い」という概念を持ちます。
それは人と対立することで、そして、相手を制圧することでその強さを確認する、
自分の強さを自らが認める、という幼い自意識のものです。
その勝手な強いが、誤った方向に進めるのです。
つまり、身体とのバランスを失う、現在の彼の状態です。
武道は決して人と対立しません。
対立しないようにどうすれば良いのか、そこが稽古なのです。
とはいうものの、幼い自意識は誰にでもあり、また防衛本能も誰にでもあります。
それが働いた時に、相手との対立が生じるのです。
そこを取ってしまう、というのが武道の稽古です。
ですから、瞑想も何も必要ではなく、真摯に幼い自意識や単純な防衛本能と向き合うということが武道の稽古です。テッコンドウや空手、柔道と呼ばれる競技は、それを著しく壊しています。それらはスポーツであり競技ですから、もとから人と競うことを前提としています。
武道は自らを成長させることが目的です。
ですので、彼のワークショップ参加は、全く問題はありません。武道は決して相手を投げ飛ばして、突き飛ばして喜ぶもの、強さを評価するものではありませんから。


びっくりしました。
武道は人と対立しない。。
彼もそうですが、私も、ほかの多くの人も間違った方向で一生懸命頑張っていると思わざるを得ません。

強さ、というものは人と競って図るものでない。人と競って確かめたい強さは幼い自意識の現れ。

私も愕然としましたが、この返答を受け取った本人はさらに愕然としたようで、絶句しています。これは核心をついているから洗礼をうけるだろうな、とは思いましたが。男性はとてもデリケートです。。。

私がなによりはっとしたのは、身体は本来強いものだという一言。
そのとおりだと思います。いつからこんなに不安や恐れにとらわれるようになったのだろう。持って生まれた本来の生きる力が、いつからこんなに退化してしまったのだろう、と改めて思います。

ホメオパシーを私が真実だと思うのは、創始者ハーネマンが、人間には本来生きる力がある、病気になるのは病原菌や病因物質があるからでなくて、そういうものに感応する感受性があるからだ(そういうものを惹きつける内側の弱さがあるからだ)と喝破しているからです。人間は本来強い。病気の原因は外でなくて内にある。古くから疫病、伝染病、昨今ではインフルエンザに花粉症、(そして極論で今後の放射性物質汚染)に至るまで、私たちは何かが流行るとそれを恐れてその病因物質を排除しようとするけれど、それらが悪いのではない。それに感応する自分の弱さがいけない、ということになります。同じ状況下でも、助かる人と助からない人になぜ分かれるのかを考えると、納得いくでしょう。医者嫌いの日野先生は、同じことを言っておられる。一方当然のことを、当然と思えない私たち。日野先生語録には毎回本当に食らっています。


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プロフィール

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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

・・・・・・・・

<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
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聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
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10月23日(月)
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講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
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Jikiden Reiki® Shihan
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