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2015. 06. 06  
3日目が終わりました。今日は濃かった。

初日2日はシャロンの観察と人へのワークで忙しくて自分がやってもらうことはなかったのだけど、今日は昼休み返上でシャロンのワークを受けさせていただきました。何十センチもある傷跡を持つ人たちに比べれば私のは地味でやってもらうほどでもないと思っていたのが、毎日忘れていたことが出てくる出てくる、私の頭蓋骨はトラウマの塊だったということが判明し、結果massive 7th hourをうけることに。

頭蓋骨はいろんな人に習ってきたけれど、シャロンのワークが今までで一番すごかった。頭蓋骨もパン生地と同じように扱うのか・・・。小学生で矯正のために何本も抜歯し、失敗した矯正のために噛み合わせがおかしくなった結果26年後に矯正をやり直し、その過程でまた歯を何本も抜かれ、その後埋め込んだインプラントがうまく着床せず、さらにドリルで穴を開けることを繰り返し、顎のサイズに合わないインプラントを何本も埋め込まれ・・・・ゆうに一軒家がたつ人生かけた大掛かりな治療の結果、得たものはさらにこじらせた顎関節症でした。口内のひどい縫合がなかなか癒えず、その後前歯ばかりが虫歯になるというおまけつき。

度重なる歯科治療の失敗により今やマウスピースがないと一日も眠ることができなくなった私は、権威の先生方から離れることを決意し、数え切れないレントゲン、MRI,カルテ類を全て回収し、自分でケアする道を選びました。だから頭蓋骨ワークは、その効果と危険を人生かけて実体験してきた強みがあります。なにが効果があり、なにがないか、私自身の身体が知っている。

シャロンのワークは、本当に深かった。今まで誰もこの強さと深さと緻密さでやってくれなかった。それがどこだかわかっていたけれど自分では決してできない部分にがっつりアプローチが入った時に、思わず親指たてて合図しました。身体中がそれ!!と叫んで泡立った。本当はネックワークがもっと必要だったのをシャロンも私も知っていたけど時間が許さず、そこで終わりました。でもそれでもそのあと背骨が捩れるようなウェーブが何度も訪れ、痙攣がつづき、午後のクラスが始まってもしばらく起き上がれませんでした。その後起き上がると、顎が緩んでいる。いつも、歯がかみ合わないように無意識に努力しているのに、今は気がつくと口が半開きになっている。首がこんなに自由になったのは何年ぶりだろう・・。

あれから9時間たった今も、触られた箇所すべてが今でも彼女のタッチをしっかり覚えている。あんなに幸せな瞬間は人生でなかった、と思えるくらい・・。今でも触られているみたいです。脳脊髄液の脈動が、彼女の手をまだ感じている。


ホテルに帰ってから、散歩に出ました。ホテルの裏がもうすばらしいワンダリングコースで、旅行客が楽しんでいる。自転車専用コースがあり、マウンテンバイクで疾走するシリアスライダーがすれ違う。マウンテンバイクって、こういうところで使うものだったのね。

ふらふら歩いていたらいつのまにか獣道に入ってしまい、最後は四つ這いになってジーンズを泥だらけにして、滑り落ち木の根にしがみつきながら必死で崖を這い登るはめになりました。まるで私の人生みたい。

もっと遠くに行きたい、そこに開けるであろうすばらしい世界を見てみたい、そう思って、足元の花や一瞬一瞬の景色をみすごしていないか。人生にゴールなんてないのに。山歩きそのものが人生なのに。何を頑張ってるの。何を目指しているの。

立ち止まって周りを眺めてみよう、そして引き返そう、それを学ぶのは大事。・・・という声に従えば何か学んだかもしれませんが、頂上の眺めのいいところにいってみたい誘惑に勝てず、登りきってしまいました。頂上まで行って、すばらしい街並みと川を見下ろしたら、涙が出てきました。

一歩先に何があるかわからない獣道に迷い込んだような、でも、振り返るとなんだか全部きちんと辻褄が合っている人生。いまも、この瞬間も、この先なにがあるのかわからない不安に焦点を合わせたら、もうすぐここから飛び降りてしまいたい衝動にかられるかもしれない。でも、ただなすがままにいることを選ぶこともできる。結局今回も、何もかも段取りが悪かったのに、結局何もかも全部いろんな人にお世話になって、結果ありえないくらい快適に過ごせているじゃない。

毎日私を送ってくれたスイス人のクラスメートと、今回なにを学んだかを話していたのですが、つくづくシャロンそのものから学んだと思います。彼女なんといまでも1セッションに2、3時間かけてしまうそうです。一枠3時間。だから一日2、3人しかとれない。時間でセッションができないという彼女。いちいち本気になってしまうからだと思います。だってちょっとしたデモや見本でいちいち本気でがっつり来る。本当は見立てだってワークだって、ものすごく速い。速くやろうと思えば、実際にできるのに。納得いくセッションにしたいのでしょう。とにかくセッションに時間がかかる彼女に、アイダはいいのよシャロンはあれで何かやってるんだから、といっていたそう。実は私、自分がこのタイプなのでよくわかります。トレーニングで速くできるようになりましたが、本当は時間に縛られず、一時間2時間でも、それが起こるまでただじっと聴いていたい。

「お金じゃない、私は人を助けたい。」これを、本当に彼女そのものから感じました。もう、本当にこの仕事が好きなんだなと。持って生まれたギフトを自分のために使う気はさらさらなくて、本当に純粋にギフトで人に与えることを楽しんでいるよう。自分がやっていることがよくわからない、わからないけど、それが起こる、という彼女。こんな風に正直に言ってしまうところは、エミリーコンラッドとも似ている。彼女はきれいごとは全然言わない。もうどうしようもなく正直な人で、もう一眼見た時からこの服装といい、佇まいといい、喋り方といい、似たものを感じてしまっていたのです。ああ私こういうおばあちゃんになりそう、と。ワークそのものは素早くできるけど、あまり時間に興味がなく、ワーク中も話がどんどん飛ぶしエサレンの話になったりエドガーケイシーの話になったり、いまの自分のやっていることがたのしくて夢中になっているうちに時間が経ってしまっていたというパターンを繰り返している気がする。・・・これ43年やってまだ変わらないのか。自分の行く末を見るよう・・・。

本人曰くロルフィング協会のメインストリームにはいないし、彼女が何をしているかを知らないロルファーさえたくさんいるというスカーワークですが、私からいったらシャロンからはもっともアイダを感じる。彼女のすぐ横にアイダがいるみたいに、気配を感じます。生のアイダの言葉を聞いたと感じたのは初めてです。

今回のワークショップは、いろいろな自分自身の転機とも重なっていて、やっぱり来るべくして来たのだなと感じます。そして、本当は優先順位のもっとうんと高いものを投げ出してこんなに長々と書いていることも、何か必要なことなのかもしれない。









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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
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聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
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10月23日(月)
13:00−16:00

講師:大塚英文さん
受講料:60ユーロ


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
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Contact me at:

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