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2017. 02. 23  
帰ってまいりました。今回は達成感とともに。私は追いつめられると強い。

この1週間、複数の人と普通ではありえないスピードで深く関係し、ありえない展開の目白押しに何かシネマの中にいたような気分です。改めて体感したのが、この世は私の幻想で成り立っている、ということ。

このグループでのトレーニングは今回で3回目ですが、この3回がそのまま、わたしの人生におけるトラウマの成り立ちとその正体の謎解きでした。トラウマは妄想。トラウマは事実とは関係なくて、その事実を私がどう解釈したかの問題。

トラウマは事実とは関係ない。
トラウマを作りやすい人は繊細な人。
そしてトラウマには必ず感情が絡む。

ポージェスのポリヴェーガル理論については項を改めますが、ざっというとポージェスはトラウマの形成と解決に大きく関わっている副交感神経の1つである腹側神経系(ventral nervous system)が人間特有のsocial engagementを司ることに注目し、人間の自律神経系は交感神経、副交感神経という2つだけでなく、交感神経、背側神経系、腹側神経系の3つで成り立つと言った人です。Social engagementをざっと一言でいうと、社交。代表はアイコンタクト。会った時にニコッと笑い、友好関係を築こうとする人間の自然な情動です。

わたしたちには感情があります。この感情がなければトラウマは形成されない。(サイコパスはトラウマを持たない。トラウマによりサイコパスになることはあるかもしれませんが。)social engagementを人格形成時にきちんと結べなかったり、social engagementをしようと差し出した手を払われたり裏切られたりすると、そこで感情が動きます。傷つき、そして、悲しみ、怒り・・・。

この世は私の幻想で成り立っている。トラウマが妄想であるとはわかっているけれど、その妄想を抱くにいたった環境はやっぱりきちんと用意されているのです。これはたぶんわたしが生まれる前に望んだ今世での課題。



私のトラウマ形成はこんな感じでした。

ある思いがけない体験をします。それはとてもとても自分の大事にしている思いを壊される体験。

一回目はショック。

息が止まる、頭が真っ白になる、凍りつく・・etc。

2回目になるとそれに感情が加わります。
失望、怒り、悲しみ。
同時に脳はパターン化を試みます。

「学習」するために。

ああ、こういうことか、と以前の自分の反応を引っ張り出してきてオーバーカプリングします。最初は意味不明だったショックに、色付け、意味付けを行います。

この感情が自分のキャパでは抱えられないものと感じると、体は別の方向のリアクション、つまりディソシエーション、アンダーカプリング、というプロセスに入ります。シャットダウン、記憶喪失。

3回目でしっかりトラウマ。

どうせ私は・・・だ。
何をやっても・・・だ。
やっぱり私は・・・・だ。



人間関係というのは他者によってショックを与えてもらうために築くものなのですが、そしてその他者だとおもっているのも結局は私の投影なのですが、このショックが何度か続くとトラウマは強化されます。

このパターンにはまり込むと、その後起こることを全部どうせ・・何をやっても・・・やっぱり・・から始まる解釈に持っていきます。パターン化は人間の生きる知恵でもあるのですが、この副次物がトラウマボルテックス。人間てめんどくさい。

人の反応を観察していると、だいたい表面に現れる反応というのは2次作用なのです。一次反応は、だいたいにおいてトラウマになっているので封じている。封じて、そしてその真逆にあたる反応で自分を守ります(compensation).

一次作用、2次作用、というのはホメオパシー用語で、要するに個体特有の反応のことで、これはホメオパシーで長く訓練してよくわかるようになったのですが、個人の本来の1次作用が多くの場合トラウマとなっているとわかったのはSEを通してでした。理論ではわかっていたのですが、自分のパターンを人によって見事に暴いてもらい、他の人にそのパターンを繰り返し見るうちに、なんだこういうしくみだったのか、と。

やっぱりきついけれど、わたしは他人と関わりたいんだなとわかりました。関わりたいのは哺乳類の宿命。何かに愛着を持ち、誰かから愛されたいと望むのも哺乳類の宿命。人と関わると、みんな同じところでぐるぐるとやってるなとわかります。個人的だと思っていた問題はたいていの場合、表に出すとああなんだこれね、という感じの簡単さでくくれてしまう。

愛されたい
受け入れてもらいたい

という一次衝動があるとします。
それが裏切られた時

ひとによっては例えば

私は十分じゃない
私は劣っている
私は価値がない
この世から消えたい

あるいは

反社会的衝動(殺人、暴力)
行き場のない衝動(当り散らしたい)


いい悪いじゃないのです。わたしたちが本来もっている衝動をいい悪いという倫理で封じ込めていると、封じ込められた衝動の奥にあるものは泣き続き叫び続けます。

この衝動の奥にあるものは?
この感情の奥にあるものは?

一つ一つ皮をむいていくと、そこに佇むのは、傷ついたちいさな私。愛と承認を求め、無邪気に差し伸べた手を振り払われた(と思い込んだ)泣いている私。


今回、われながら見事だったなと思いました。臆病で引っ込み思案で言語が下手でたぶん何が何だか全然わかってないんだろうなと思われていた日本人が、ぼーっとオブザーブしていたセッションでおもむろに周囲が凍りつくようなコメントを放ち、ブラジリアンミュージックがかかったとたんにいきなりラテンに変貌し、最後には50人近くの前でデモのモデルになる・・ここまで極端に振れる必要はないとおもいつつ、私にとってはこれくらいの分かりやすさが必要だったんだろうとも感じています。スーパーバイザーからあなたはユニークなセッションをすると言われ、ベテランアシスタントリーダーが孝美は素晴らしいセッションをしたと言っていたよ、と後から聞き、クラスメートから君はセラピストになると別人になるんだねと言われ、自分が何を渇望し、なににトリガーされ、どうアクティベートし、どう収束するかを身をもって知った。

前回2回のトレーニングをトラウマの形成に費やしてきて、今回そのからくりと、私の経験はあなたの経験とは違うということ、私の現実は私の妄想からできている、それに気づくと瞬く間に現実が真逆に動き始める、ということを体験しました。こっぱずかしい、というのが正直な感想。私っておめでたい。

本当に追い詰められると人間は変わる。どうせ私は・・・のループで苦しんでいる時は、実は本当は私が悪いとは思っていない。私以外の誰かが悪いと思っている。かわいそうな私を守りたい。そこにいたい私。

この私はむりやり表に出されると、もうどうしようもないパニックになります。泣く、笑う、すがる、思いつくありとあらゆる手段で「私」を守ろうとする。

でもそれでもさらにその「私」を明るみに出す。


結果は

あー、これか。



・・続きはまた。











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Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
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内容
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聖地スワジランド、オーストラリアから
講師にお招きします。

参加費用:
50ユーロ

直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

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