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2017. 09. 18  
朝は霧。そのあとは高い晴天と突然の豪雨。この空気感は箱根の11月や北海道の湿原を思い出します。なんだか訳のわからないうちに夏が過ぎ、いつの間にか晩秋。

思えば高額で有名なロルフィングトレーニングに迫りそうな高額な費用もそうですが、SEは何もかもが重く辛い旅でした・・・。うなされ泣き続けるためになんでこんな大金払って足を引きずりながら通い続けるわけと思いながら、一度始めたら途中でやめられない意地を極限まで刺激されたというか、大変であればあるほど自分がどこまで耐えられるかを試す物見的興味に駆り立てられたというか、そんなわけで最後までやってしまいました。トレーニング自体に問題があるわけではないのです。ひとえに私の受け止め方の問題です。思えばトレーニングに入る前にあれだけ恐怖に駆られ躊躇したのも無理はなかった・・。いわゆる第六感でアラートが来る場合は大抵ひどい目にあう。全部終わると大変だったけれどあれを乗り切れたから今の私がある、となるのですが。でもできれば本当はひどい目になんて会わずに習いたい・・・。

ここまで真剣、深刻になってしまったのは、このトレーニングで扱った内容が私が人生で最もこだわっていた部分を炙りだす作業となったから。しかもタイミング的に今、だった。すでにパンドラの箱を開けてしまったことを自覚していたので、自分の体で行うディセクション(死体解剖)を冷静に観察していました。逃げ込んだ原発巣をほじくり出して切り開き、切り刻み、その歴史、それがなぜ作られ他のシステムにどう影響したかをまざまざと眺める作業。この体には自分だけでなく、私が関わってきた人たち、直接会っていない方々の記憶までが刻み込まれている・・。


トラウマって何か、と言われたら、人生のテーマだと答えます。
トラウマというのは自分のこだわりです。

私は今世はこのテーマでやってきます!と意気揚々と三途の河を渡り、まっさらになり母の子宮を目指しました。私の魂は母の子宮に入った途端、母の感情を経験し、母の体に刻まれた歴史を同期しました。この瞬間がのちの今世でのテーマ、この人生でこだわりたい部分にマーカーをつけました。

トラウマとは、エネルギーで言えば、出口を塞がれ凍りついたエネルギー。または穴のあいてしまったチューブ。どんなに別のところにエネルギーを回したくても、エネルギーは必ずその穴に向かって流れ込んでしまう。どんなに必死で補充しても、深く口を開けたその穴が絶えずエネルギーを吸い取る無間地獄。

まっさらの状態でこだわると決めた部分にショックの洗礼を受ける。一回目で見事にマーカーに深く命中すればめでたくそこに穴が空き、トラウマボルテックスの出来上がり。1回目のインパクトがそれほどでもない場合、まだ幾層かの膜が残っているとき、ショックは2回3回と続きます。そこが君がつけたマーカーだよと教えてくれているかのように。

脳は学習します。次に備える回路を構築する。

それは妄想だ、思い過ごしだ、と私でない人は言います。どうしてそんな風に思うんだ。なんでそんな行動を取るんだ。そんなの馬鹿げた思い込みだと。でもこの感覚はまぎれもない実感。この怒り、この恐怖、このおぞましさ、この悲しみ、この胸の高まり・・・これはまぎれもない実感で、私は経験してこれを知っている。これは間違いなく私に起こったこと。そして確実にまた起こること。

理性で振り払えるなら振り払いたい。でも迫り来る恐怖はあまりにもべったり張り付いて心から離れない・・・。


そうなのです、トラウマは心が傷ついた出来事。私には心がある。

SE施術者として正確なことを言うなら、トラウマとは(不慮の事故により)神経の制御がうまくいかない状態に留まっていること、と言います。だからSEはハイパー・ハイポに振れた状態でスタックしている自律神経のリズムを正常値に戻す手伝いをする施術。非常に科学的でプラティカル。

でもトラウマというのは、私を人間たらしめている特徴そのものだったのです。人間に生まれたからこそ与えられた脳の働き。これが与えられたからこそ経験する苦しみ。私が動物の脳を持っていたとしたら、こんなに苦しまないでいられた。でも人間に生まれたからこそこれだけの経験ができた。苦しい思いはするけれど、それでもやっぱり私は人間に生まれたことを感謝します。

私のSEトレーニングそのものが、私のトラウマ形成とそこからの克服を見事に映し出したものでした。私は何者で、なんでこんなところでこんなことしてるんだろう、というのを、この歳になって初めて第3者の目で冷静に観察できた。普段は基本盲目というか、軽薄で、周りが全然見えずに一人舞い上って騒いでいるおめでたい人間なのです。外国に住んで自分の異質さが明らかに誰の目にもわかる状況を作り出し、初めてシネマを見ているもう一人のわたしの存在と寄り添うことができました。

シネマを見るわたしは、わたしのディセクションを着々と進めながら、他者が同じ臓器を持ち、同じこだわりを持っていることを知りました。自分一人の問題だと思っていたものが、何てことはない、普遍のテーマだったということを知った。自分の病巣は乱暴に切り取って捨ててしまいたいとおもうけれど、他者の病巣なら優しく寄り添い、丁寧に解く手伝いができると知った。

穴のないチューブを持っていない人はいないのです。人生というのはトラウマの歴史。こだわりの構築。でも絶望する必要はない。それこそが、自分がじっくり向き合いたい、こだわりたい、と決めた人生のテーマなのだから。

バカだと思いながら、自動操縦で自分の作ったトラウマボルテックスに入っていく。溺れてもがきながら、ああこれやりたかったのよね、と一方で恍惚の表情をしているもう一人のわたし。

トラウマを作ることは不運でも弱いからでもなくて、それが自分が向き合いたい人生のテーマだから。これをどう経験してそのあとどう卒業するかは私次第。もういい、と思ったらそこでいつでもどこでも生き直しをできます。創始者ピーター曰く、

人間は何歳になっても幸せな子供時代を送ることができる。

子供時代のところを、健康とか恋愛とか人間関係とか仕事に置き換えられます。


SEのセッションが有効な方は

・自分で制御できない体の症状に見舞われている(PTSD, パニックアタック、チック、xx症候群などが代表)
・体に感覚を感じない部分がある
・解決できない感情がある
・ある出来事に関して何も覚えていない。その部分が無感覚、無感情になっている。(記憶喪失は生体防御のためにシャットダウン、アンダーカプリング=切り離しをした結果)


S Eが有効でない方は

・トラウマ的状況が現在進行形で続いている。

この場合はまず物理的環境を変える方が早い。

セッションは着衣、楽な姿勢で座った状態で基本対面の形で対話するという形で始めます。まずは体が安心を感じられる状況になるまで十分な時間をかけ、それからこだわりの部分に少しづつ近づき、そこが特定できたらそれを少しづつ揺り動かし、その振り幅を制御していきます。少しづつ、少しづつ、行います。状況に応じて、触ったり立ったり動きを誘導します。一連は60分で終わります。
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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
ホメオパス(RSHom)でもあります。

ロルフィング
ホメオパシー
SE(トラウマ解放ワーク)
エネルギーワーク
を複合したセッションで皆様のお手伝いをしています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・英国登録ホメオパス(RSHom)
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー施術者
・ソマティックエクスペリエンス施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Registered Homeopath
(RSHom, SOH Advanced Practitioner)
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner
Somatic Experiencing® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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