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2018. 07. 23  
今日はトラウマセラピスト(European Somatic Experiencing® Practitioner)としてお話しさせていただきますね。

10年前くらいから臨床現場で使われ始めた共依存という言葉。最初はアルコール中毒患者とその家族の関係を指すのが主でしたが、その後DV(家庭内暴力)や複合的な心的外傷後ストレス障害 (C-PTSD)や他の関係も広く含むようになりました。多くの場合生まれ育った家庭環境が原型となって、その後の関係に投影されています。

共依存(きょういそん、きょういぞん、英語: Co-dependency)、共嗜癖(きょうしへき、Co-addiction)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す。 すなわち「人を世話・介護することへの依存」「愛情という名の支配」である。(ウィキより)

要するに健全でない相互依存の関係。

今回は病的な嗜癖ではなくて、もっと一般的なsavior-victim relationship(犠牲者と救済者の関係)について。

救済者は、犠牲者を救う、という大義名分が自分の存在価値になります。
だからアルコール中毒症状に苦しむ家族に同情し、DVを振るうパートナーに耐え、振り回され続け耐え続けるうちにどちらが犠牲者でどちらが救済者かわからなくなります。

この関係は実はとても魅惑的なのです。両者とも、自分の存在価値を十分に味わえるから。この関係に陥りやすい人は極端に自己評価が低いです。それが家庭環境からきているか、それともこの関係そのもので養われたか、あるいは過去生や祖先の記憶からきていて今世では全く心当たりがないか、理由は様々ですが、でも自己評価が低い。自分の価値が自分ではどうしても見出せない。だから自分に少しでも役割をー価値をー与えてくれる存在が救済主になります。

この役割を演じている限り、自分自分が何から逃れたいかに向き合わずに済みます。目の前の人があまりにも苦しんでいるのがわかるので、あるいは自分があまりにもこの関係に苦しんでいるので、何がこの関係を維持させようとしているのか、この関係を維持することで自分が何をしなくて済んでいるのか、これに向き合わずにすみます。

私の中に、好んで救世主になろうとしているエゴはないか。知らず知らずのうちに相手のトラウマや弱点をついて罪悪感を煽るなど卑怯な手を使って相手を貶め、それを救ってあげることで自分の価値を高めようとしていないだろうか。相手を貶めることで自己イメージを下げさせ、それによって相手を支配、コントロールしようとしてはいないか。

相手に振り回される役を負うことで、犠牲者という大義名分を得て、本当はどうにもならない、根源的な、生きていることへのとてつもない怒りをごまかしていないか。犠牲者であれば自分から動かなくていい。翼がもがれて羽ばたけないのは奪われてるから。奪われているから私は自らなにもしなくてもいい。

この関係によって都合よく押し込めているものが、私がエゴの維持のために最も向き合いたくない部分。




私たちは、魂の完全さを追求するために、一度自分が完全であったときの記憶を捨ててこの世にやってきました。魂の源と再び繋がり完全さをとりもどす過程は、基本一人でやるもの。数々の関係を持って、数々の関係から学んで、それでも結局は一人でやる作業。

じゃあ関係って何。

電子から成り立つこの世界に生きる私たちは
基本不安定で動き回って収まる先を求め続けます。
根源的に
私は源から離れてしまった、
魂の傍が横にいない、
私は欠けている、
こういう感覚がある。

ー私は欠けている。
何がどうかけているのかわからない
その部分を埋めてくれるぴったりの片割れに出会えばわかる
何を私が希求していたか
この隙間を埋めてほしい
そうしてこのさすらいの旅を終わらせてほしい

関係を希求し渇望するのはこの感覚。

本当は、自分の魂の源と再会する作業は自分の内側の作業。
でも、私たちほとんどが、
こうやってこの作業を関係の相互作用にすり替えてしまっています。

運命のピースに出会ったら、
この大変な探求の旅が自動的に終わってくれる、
みたいな壮大な誤解。

本当はそうじゃないです。

でも幻想は呟きをやめない。
相手を求める気持ちが欠乏感から来ている以上
そこに依存のタネは必ずあります。
人間関係のベースは基本相互依存。

なんだか不健全じゃないか。
修行僧はきっぱりと人との相互関係を断ち
源と再結合する道に専心することを選ぶ。

魂の旅に出たければ僧になるべきなのか
俗世界の我々はじゃあこの人間社会をどう経験したいんだろう。
何を学びたいんだろう。
自分が不健全だと、欠けている部分は理想の相手を見つけることでは埋められないと
なんども何度も失望するためだろうか。
それともそんな希求を持たなくて済むように
相手が何をもたらしてくれるか、
自分の条件を振りかざすことだけに専心すればいいのか。

全ての人間関係が依存なら
私たちは修行僧のように
相互関係を絶って、自分の魂とだけ向き合えということ?

究極の関係ってなんだろう。
お互いが100%充足した状態で、2人が合わさるケミカルがその100%を何倍にもすること?

修行僧のように、一人で直接完全に自己完結するだけに飽き足らず
自己完結したさらに先に、相互作用を期待すること?


共依存の甘い罠と、それを超えた私自身の魂の再統合。


大きなテーマなのです。
まずは自分の傾向を知ること。


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プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

・・・・・・・・
ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
ホメオパス(RSHom)でもあります。

ロルフィング
ホメオパシー
SE(トラウマ解放ワーク)
エネルギーワーク
を複合したセッションで皆様のお手伝いをしています。

・・・・・・・・

内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

・・・・・・・・

・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式アドバンスロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・英国登録ホメオパス(RSHom)
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー施術者
・ソマティックエクスペリエンス施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com
+49(0)6171 279 0088

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Profile:

Takami Kamata

Certified Advanced Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Registered Homeopath
(RSHom, SOH Advanced Practitioner)
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner
Somatic Experiencing® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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