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2017. 05. 30  
待ち焦がれていたけれど突然やってきた真夏日に割と多くの人がダウンしているこの頃です。私としてはこのぐったりする暑さは大好きなのですが。最近は早朝の鳥たちのさえずりがオーケストラなみの音量なので寝ていれらず、朝5時起床、冬の間は体調崩すので食べられない禁断のマンゴーや大きなパパイヤを好きなだけ食べて、まだ自由時間を取れる夢のような毎日。

先週1週間は、キリマンジャロの麓の聖地スワジランドから集中セッションに来てくれていた私のソウルメイト&ホメオパスの同僚&尊敬するママ/妻である親友と連日語り明かして、しみじみ関係というものについて考えていました。

関係。

ホメオパシーのケースやSEのケースをとっていると、私たちが壊れるきっかけは出来事そのものにはないというのがよくわかります。この出来事を、私の「自我」がどう経験するかが問題。この「私」がこの事実をどう受け止め、どう反応したか、というところが問題。

自我は出来事を事実とはうけとりません。そこに自我の解釈を入れるから。自我を納得させるには理由がどうしても必要なのです。以前のトラウマと結びつけて(オーバーカプリング)いつものボルテックスに入り込み、感情的になったり、あるいはそれより深いとシャットダウンします。


たとえば解雇通知をもらったとします。

ここにあるのは、会社はxxという人間を必要としなくなった、という事実。
エネルギーでいえばxxさんのエネルギーのアウトプット(業績)が、会社のエネルギーのインプット(お給料)を下回る、という事実。

組織の陰謀や冤罪とか、まあいろいろあったとしても、エネルギーの法則でいえば、関係が壊れるときというのはエネルギーがバランスしなくなったとき。

これだけではもちろん自我は納得しません。「私」が存在するためにどうしてもその理由が欲しい。

この事実に対してxxの自我は

私のパフォーマンスが十分じゃなかった。
上司は私を正当に評価してくれない。
私は見下された。

さらにこれをオーバーカプリングして

私という人間は劣っている。
私は不十分だ。社会で認められる水準を満たしていない。
私は社会に必要とされていない。
社会は私に冷たい。周りはみんな敵だ。

私は社会に受け入れられない
やっぱり私はダメな人間だ。

もうなにもかもダメだ。
もう取り返しがつかない。

最後のほうにいくとさすがにこれは飛躍だと笑いたくなりますが、
負のループに入ったときはこれらが当たり前のようにくっついてきて
本人としては大真面目に最後の2行あたりをぐるぐる回ったりします。


恋愛関係でいうと辛いのは片思いと失恋。

世間を見ればわかりますが、恋愛関係のほとんどはうまくいかなくて、歌などはあなたとラブラブでハッピーみたいなものに共感する人はほとんどいなくて、恋い焦がれる、失った人に執着する、みたいな歌が圧倒的に支持されるし、占い産業はそういう状況にいる私たちのためにある。

エネルギーは高いところから低いところに流れる。
エネルギーにいい悪いはない。
エネルギーの種類の違いは周波数の違い。
エネルギーに必要なものは流れ。


エネルギーでいえばxxさんのエネルギーが、彼(女)のエネルギーと出会った時にその方向に向かった、というだけ。

事実はこれだけ。xxさんのエネルギーが悪いのでも、不十分なのでもない。ただ両者のエネルギーの流れがその方向にむかったという事実があるだけで、そこにはxxさんの非はなくて、そのお相手にもない。これを大抵の場合「悪い」作用が働いた、自分の非だ、と受け取るので苦悩が始まるのです。

私たち、片思いのときにはその人の好みになりたいと切望するものなのですが、この人の好みになるには?みたいなことで頭がいっぱいなときには、すでに相手はこちらのそのまとわりつくようなエネルギーにうんざりしている可能性が高い。寂しい事実なのですが。恋占いみたいなものに全く興味がないときの方がモテたりするのがいい証拠です・・・。

関係が壊れるとき、そこにはエネルギーが働いているのです。そして私たち、うすうす、本当はかなり正確に、それを感じあっています。でもやっぱり自我は別の解釈を求めて慰めを求めているのですが。

なにかの停滞を嘆いている場合、ご自分のエネルギーが本来の方向に流れるように導いてあげてください。好きなことを自信を持って進められる方向に向かうように。自信を失って相手目線での私を作ろうとしているとますます辛いボルテックスに入っていきます。関係が辛いときこそ自分のエネルギーを見直すいいチャンス。思えばあと1ヶ月ですが、今年の夏の靈氣講習会はこの辺りにフォーカスしてお話ししますね。


2017. 05. 11  
今年のヘッセンの春は大いに盛り下がっていて、寒いし暗いし雨ばかりで11月のように憂鬱に落ち込んでいたら、やっと昨日から春らしい気温になってきました。ずっと干ばつが続いていたからこの時期の雨は恵みの雨なのだけど、この寒さはいらない。今日いつもの調子でフリースにダウンジャケット、ウールの靴下でもっさりと外に出たら人々は半袖だった。状況が読めない。

今日は身体を通して心の問題に向き合う上で本当は決して避けて通れない大きなテーマについて取り上げてみます。性のこと。

日本では草食系がさらに進化(‥)した絶食系男子というのが出現し、女子はオトメンと美を競うまでになっているようですが、なにか茶化していられないものを感じていました。口説かないと女性に失礼と思っているイタリア人(やバブル時代の男性)を軽薄というより勤勉と称えたくなる昨今。日本人のセックスレス(2014年の統計で44%)は世界に衝撃を与え、理由は長時間労働だとか二次元に走っているからとか言われていますが、何も日本だけに限らず現代人共通のテーマが浮き彫りになっているように思えます。すごく基本的な、触る、触られる、というテーマ。

日本てどんどん触ることから離れていっていますね。日本は先進国のどの国よりも母と子のタッチが長く、昔は私たちはお母さんが背中にこどもをひっつけた状態でテキパキを家事をこなすのを自然に見て育ちました。圧倒的に家事労働の多い日本の母の背中に貼り付けられた子供たちは、お母さんの背中のぬくもりを感じながら、お母さんと同じ目線で世界を学んでいきました。お母さんにたいするアタッチメントがとりわけ強く、社会に出る=デタッチメントの儀式をする日本人の特徴。

西洋だとこれ全然違います。今は意識的に変える人もいますが、基本産んだら即別室、子供部屋を完全に独立させて小さい時から夫婦の寝室とは分けて一人で寝かせます。抱っこ紐などは使わず、出かける時も買い物かごのようなものにいれて持ち運んだり大きなバギーに入れっぱなしで、どういうわけか子供の方も聞き分けがよくほとんど抱っこをねだることもせずおとなしくおしゃぶりを咥えている。

私が西洋人は根源的に不安感が強いなと感じるのはどうもこのあたりと関係がある気がしてしかたなかったのです。人間のもっとも根源的な衝動である触る、触られるという行為が小さい時から制限されている。日本人は社会に出たとたんに人とは距離を置くことを訓練するようになりますが、でも乳幼児時期には家族やら親戚やら(昔は村じゅう)がよってたかってかまってきて、自分はどうやらなにかに所属しているらしいという帰属意識が植え付けられる。西洋だと、アイデンティティの確立というものが基本もっとも大事なので、一人に慣れさせられるのです。ここはもう、泣いて甘えて抱っこをねだるなんて選択はないのでただそれを受け入れるしかない。面白いことに、社会に出ると社交の場では逆にベタベタとスキンシップをするよう教育されるのですが。帰属意識vs個人の確立。日本人と西洋人はもともと子育てに逆のテーマを持っている。

最近はでも日本でもおんぶ紐だけは使いたくないというママが増えて、お腹だと状況が限られるので勢いベビーベッドに寝かせてビデオにお子守させる家庭が増えて、「買い物かご」で持ち運ぶ人も増えてきたので、ベタベタした子育てがずいぶん様変わりしました。そしてコミュニティに入り、そこではいよいよ本当に触らない文化に入っていきます。日本人は本当に触れる、触れられるという経験がどんどん減っていっている気がする。

今の若い男性が二次元の恋人に夢中になるのは、この実際の触る、触られるという経験が圧倒的に少ないからじゃないか、というか、このもうものすごく基本的な衝動が抑圧されているんじゃないかと思えます。子供が興味の対象物に自然に手を伸ばしたり、自然に口に持っていくようなあの一次的な衝動。それは単純な衝動で、単純な快。相手に拒絶される恐怖、自分のパフォーマンスにたいする自信のなさ、こういう思考のブロックの前に、その単純な衝動にスイッチが入らない。

自信のなさからマニュアル(AVなどのメディア)を必死で勉強するものの、このマニュアルがそもそも我々多くをげんなりさせる偏った情報の権化なので、この世界で描かれるものにげんなりして実際の関係を結ぶ前にすでに妄想に疲れ切り諦めて受け身に回った草食系と、その妄想さえ持たない絶食系。

成人男性のことをいうなら、自信のなさは別に日本男性に限らないです。私たちは基本自分の妄想の世界に住んでいて、人間関係というのはそれぞれの妄想の投影。うんと性が進んだように思えるアメリカでも男性の不自由さは変わりなくて、たとえばあの国は男というものは基本ジェームスボンドみたいじゃなきゃいけないと思われている。いつでも、どこでもやれないと男ではない。バイアグラはなにも老齢男性のものではないです。30台男性も利用している。

私は女性の立場でしか言えませんが、女性から言ったら、性の喜びという前提がそもそもマーケットに乗った情報とは全然違うところにある。単に触る、触られる、という一次的な衝動。守られている、一人じゃない、という根源的なアタッチメントへの憧れ。よく友達と話しますが、大きさとかテクニックとか、男性が最も気にするところは本当にまったく気の毒な勘違い。

女性から言ったら、恋人でも夫婦でも、日常生活すべてがすでに性の営みの一部です。特に女性の場合は男性のように溜まったからドレインするみたいな衝動では動かず、感情で動くので。スイッチを入れて急にモードを変えるなんてことはできない。もし女性にモテたかったらこの大きな誤解の呪縛から解き放たれるといいです。もっと自然で、もっと楽しくて素晴らしいものです。風に触れられる、木に触れられる、自然に抱かれる、こういう至高の喜びとまったく同列の感覚。なんだか男性も女性も自然からすごく遠いところに来てしまい、なんだかすごくあさっての粗い世界でがんじがらめになっているように思えます。

あえてこんなことを言ったのは、身体や心のストレスはまあたいてい人間関係からきていて、男性も女性もこの方面の抑圧が甚大だと感じているから。コマーシャルに振り回されないで、自然な情動や楽しさに素直になってみてください。お互いが傷つくのを恐れて、誤った情報に操作されたままコミュニケーションを絶っている、誤解を解かないまますれ違って諦めあっていると感じています。女性はいつまでも美しいと言われたい。男性はいつまでもポテントでいたい。お互いのこのどうしようもない欲求を満たす術は、本当にコマーシャルで言われていること??他の形でのコミュニケーションでは得られないもの?

私はロルフィングでもホメオパシーコンサルティングでもSEでも性のことを直接は聞きません。ただ、この妄想を取り払って自由になった時、いままでこの呪縛に不自由していたな、ああもったいなかったな、としみじみ感じてもらいたい。肉体を持って生まれた私たちの最大の楽しみのはずだから。
2017. 04. 24  
Art of Rolfingに引き続き行われたBone Workshopには、スペインやスイスなどヨーロッパ各地からかけつけたロルファーも加わり、11人の参加者で行われました。現在ロルフィングトレーニングのメインストリームにはいないシャロンですが、シャロンのファンはヨーロッパには多く、毎年数回はヨーロッパの各地で彼女のワークショップが行われています。同じワークショップに毎年通い続けるロルファーもいて、これは深く頷けます。私も彼女のメニューを一巡したら同じことをするつもりだから。要するにシャロンに会い続けたい。 Bone Workshopはシャロンのメニューの中でも評価が高く、効果の高さや具体性の高さから言っても一押しで、待ち続けた甲斐がありました。私にとってはベーシックトレーニングをやり直したくらいのインパクトがありました。シャロンは先にティシューワークありき、というスタンスですが、私はこのワークショップ参加後はボーンワークのテクニックがほとんどベースになったような感覚さえあります。いろいろなワークショップに参加した後はエッセンスをチラチラと加えてきましたが、ここまで一気に影響をうけたことは初めて。この部分をこうするにはどうしたらいいんだろうと常々試行錯誤していたことへの答えをもらえたから。取捨選択のコツをつかんだので、たぶん今は1時間でいままでの1、5時間分やっているはず。

ボーンワークというのは、シャロンの商標みたいになっていますが実はドクターロルフがやっていたことだそうです。ドクターロルフは間違いなく骨にダイレクトにアプローチしていたし、骨の形を変えていたのを見たというシャロン。骨折後の整形、関節のカルシフィケーション、外反母趾、踵骨棘(かかとの骨に棘のようなものができて歩くと痛い)、変形性ひざ関節症など、骨そのものの問題、骨同士のミスアライメントにたいし直接アプローチする方法です。(40肩、50肩については原因はそこにはないのでボーンワークだけでは無理ですが、ボーンワークを加えるとぐっと効率が上がる。)

アプローチに対しては基本2種類があり、1つがbone rolling、もうひとつがbone changeといい、まあ名称などはどうでもよくて、何が起こるかというと骨そのものの形を変えるのです。関節ではない、骨そのものの形が変わる。もちろん一瞬で変わるものではないので何度か必要で、しかもかなり体力を使う手技なので一時間ずっと同じところだけをやり続けることは不可能ですが、一回のセッションでかなり実感していただける。見た目で明らかに変わることもあるし、見た目でさほど変わらなくても、動かした時に違いに驚きます。

たとえば骨折した後飛び出たり形がいびつになったり肥大化したところを触ってじっとしているといつのまにか勝手に骨が動き出して形を変え、収まるべきところに帰っていく、という手技は、インチキかマジックかどちらかに思われるでしょうが、極めて理にかなった誰でもできる手法です。いちばん簡単なのは膝と肘。難しいのは鎖骨と大腿骨。ニーズがとても高い外反母趾ですが、残念ながら手術をしてしまった外反母趾に対しては期待薄で、外反母趾全般に対してもボーンワークだけでは十分でないと言わなければなりませんが。でも膝に対してはお勧め。膝に対してはもっとも有効。

シャロンは人間の関節の中でもっとも大事なのは膝だと断言していました。まあ腰も関節ですが、腰に関してはボーンワークだけでは無理です。腰の場合腰椎や仙腸関節だけを一度調整しただけで治療終了とはまずならない。ボーンワークを持ってもしかり。でも膝に関してはボーンワーク一回だけで相当なポジションに持って来れます。これは早い。ワークショップ後、実際いろいろ試してみてこれは卓越と感じています。

骨というのは、硬く密集したものというイメージですが、実際は違う。実際はご存知スポンジ状で、手により形成可能なのです。顕微鏡で見ると、結晶が糸で繋がれているような構造だそうで、その結晶と結晶の隙間は水で満たされている。エミリーコンラッドが人間の90%は水と言っていましたが、骨までこういう構造とするとなにか人体の完全無欠さを感じます。タッチのアプローチを変えると、骨までパン生地のように成形可能になってしまうのです。このテクニックを覚えてからはもう面白くて面白くて、寝ても覚めてもあの骨に対する手のポジションはなどとやっていて、本当に先日夢の中で啓示を受けて喜んでいました。

ちなみに、スカーワークやクラニオセイクラル、SEと違い、ボーンワークだけのセッションは残念ながら提供できません。体にたいする影響が甚大なので、必ずティシューワークと組み合わせ、統合をしっかりしないと大変なことになります。あくまでもロルフィングテクニックの1つ、という位置付けですのでご了承ください。体験された方に、孝美さんはいままでは包丁一本で全部料理するイメージだったけれど、いまはいろんな工具をもっていてそれをさっさっと使い分けてるイメージと言われました。なるほどーと思いました。新しい工具、どうぞお楽しみに。
2017. 04. 17  
いつのまにかもう4月も半ばを過ぎてしまいました。3月23日から8日間のシャロンのワークショップからもう1ヶ月近く経っているなどとは全く信じられない鮮烈な記憶とその後の展開にまだスペースアウトしていて、明日からの通常稼働に向けて今晩こそ本当に着地しないといけない。イースター休暇最後の今日は、1日の間に晴れと曇りと雨が忙しく入れ替わり、まるで右往左往する世界情勢を映し出しているよう・・。

これまでたくさんのトレーニングを受けてきて、今も常にいろいろな先生から習い続けているけれど、私はやっぱりシャロンから一番学ぶな、というのが今回感じたことでした。「でも寝てたじゃん」by中村かおり(ミュンヘンで活躍するヨーロッパ第1号日本人ロルファー)

初日の3日間行われたSharon WheelerのArt of Rolfingというワークショップは、一日2人の参加者をシャロンがワークし、それをみんなが観察するというもの。シャロンの3時間ワークをまるごと受けられるチャンスですが、それより何より彼女の施術中の絶え間ないトーク(これが施術内容と全然関係ない)にいかに気をそがされることなく観察に集中できるかという精神力を試される3日間でした。初日休憩もほとんどとらず1日8時間喋り続けるシャロンの洗礼を受けたかおりは、もう無理・・と至極まっとうな反応を返していて、これにもう慣れている故めちゃくちゃ面白いとはしゃぐ私と対照的でした。

そもそも第一世代のロルファーたちは、ドクターロルフ(そうなのです、アイダロルフは決して自身をファーストネームで呼ぶことなど許さなかったそうです。あの世代の女性の特徴ですが。私生活を全く明かさなかったこと、彼女の特別なワークの秘密はもっとも信頼するシャロンにさえ明かさなかったことを含め、現代の私たちの持つ印象とかなり違う)のやっていたことをただ眺めていただけだそうなのです。日本の徒弟制度も元々そうでしたよね。ただただ一心に観察して、盗む。奥義などは口に出して教えてもらうものじゃないのです。手がどこにあるか、そこで何をしているかなどということはいちいち教えてくれないので、 3Dを自分の中で一生懸命にイメージしながら、その場のエネルギーの変化で実際に起こっている化学反応を想像するような作業。ロルフィングトレーニングはこういうことが多くて、たぶん現代社会の教育とかなり違います。教員免許持ってるのですが、私の教える英語などは詐欺で実際全く何の役にも立たないと学んでる時から知っていて、今やっているこういうトレーニングの方がはるかに饒舌にいろんなことを教えてくれると感じています。

Sharon Wheelerはもはや亡くなるか高齢で現役を引退する人の多い第一世代の残り少ない現役ロルファーで、ドクターロルフが実際していたことを、これはドクターロルフのやっていたこと、これはドクターロルフはできたけれど私はできない、これは私が発展させたこと、ととても誠実に教えてくれます。終始ドクターロルフがそこに立って私たちを見守ってくれているような気がしました。

今回は参加者がたった5人だったこと、経験豊富で人間的にも円熟したロルファーが主だったので、私は本当に安心してその場を楽しむことができました。いつもいつも感じますが、ロルフィングのトレーニングは特別に楽しい。何が楽しいって、変わった場所に生息する希少種が集まった時の独特の雰囲気が好き。各自はそれぞれ人生悲喜こもごもあるだろうが仕事するときは本当に楽しそうで、しかもちゃんと機能している。迷いなく変わりもんとして貫く人たちはどこかあっけらかんとした自由さがあるのですね。集団で歩いている同僚たちを後ろから見ると誇らしくなります。醸し出す雰囲気が普段見る人々と全然違う。歩き方が上手だからだけでなく、なにかやっぱり存在感がある。だいたい集まってもばかな話ばかりしてゲラゲラ笑っているだけですが、お互い安心してクレイジーになれる。やっぱりこの人たちと会うのは私の大事なリソース。

個々の内容ですが、きわめて個人的な内容なので割愛。ひとつ面白かった逸話は、ドクターロルフは人がいつどこで何を経験したか体を見て読み取っていたそうです。施術前に、あるクライアントにあなたが5歳のとき経験した自転車事故について話して、と言ったのを周りにいた人も当の本人もびっくりしたそうですが、似たことをシャロンもしていることがわかりました。ある人が幼少期に自動車に正面衝突されたことを、その人の組織を触って知って、その車の型まで当てたことがあるそうです。事故から何十年も経った後だったのでその痕も巨大化していたそうで、それも面白かったと。

ドクターロルフは体に潜むトラウマを当てて、それを引きずり出すのをものすごく得意にしていたそうですが、シャロンも別の形でそれを受け継いでいる。シャロンはドクターロルフと同じものを見ることができて、それは直接本人からでなくて人づてに聞いて知ったそうですが、だから弟子として一番信頼されていました。ただシャロン自身は触るほうがうんと得意で、触ることによりトラウマを受けた組織を忠実に浮き彫りにする。その後起こることは奇跡やマジックとしかいいようのないものですが、まあいつもの延長線上に起こることです。面白いのは彼女はトラウマを腫れ物のように扱わないというところ。基本ヒッピーで、エサレンやらロルフィングやら怪しいものに関わりながら、彼女は極めて現実的で着地したアプローチをします。彼女の体現するものから直接学んだことは大きかった。SEのプラクティショナーとして着地点を探っているのですが、女性ではまだ理想の人を見つけられない中、シャロンのアプローチから学ぶことはすごく多かった。

シャロンの言葉で面白かったのは、トラウマを幼少期に受けると、体(の成長)はそこで止まるということ。「だから幼少期にトラウマ受けるといつまでも若い体でいられる。」トラウマの利点!悪くない!

ドクターロルフやシャロンのしていることは私にはできませんが、でもちょっと違う形でなにかができるようになるかもしれないと思っています。私に与えられた方法がまだ眠っている気がしている。そしてそれから呼ばれている気もしている。封じても封じても引き寄せられる。もともと本当に大事にしていることは言葉にできない。理解してもらえないから封じようとしていましたが、ロルフィングトレーニングに行くたびにああ私がやってることって特別スプーキーじゃなかったと安心します。今回シャロンをじーっと観察していて、彼女が見せてくれたものから学んだことは本当に大きかった。ああこれもうちょっと続けてみよう、と面白く思いました。次は必ず彼女のクラニオセイクラルとテイルボーン(骨盤)のワークショップに行くつもり。いまから待ちきれません。
2017. 03. 05  
今週、来週と2週続けて、SE創始者ピーターのデモセッションとグループスーパービジョンに参加しています。アメリカとの時差があるので、ライブで参加するとこちらは夜から夜中にかけて。睡魔との戦い。

いままでドイツとイギリスでSEトレーニングに参加してきて、ピーター本人に会ったのはロンドンでクラニオセイクラルの学会に参加した時のみ、あとは録画でしか見たことなかったのですが、今回ライブで本国アメリカ人との生のやりとりをみて驚いたことがあります。お国柄の違い!!

ヨーロッパにいるとアメリカ人はもうどうしようもなく軽薄に見えるのですが、改めてこの人たちすごく大変なんだとわかりました。デモに参加するモデルたちのバックグラウンドを聞くと、健常者として日常生活を送るのは不可能だろうと思える凄まじいトラウマサバイバーが多いのですが、いざ現れてみるとすばらしく魅力的な笑顔をもち、すばらしく魅力的な立ち居振る舞いをする人たちばかり。え??

問診票でだいたいの全体像を掴んで準備しておくのですが、実際に会った一瞬でいただく情報は全然違う。問診票の方が正確な人と、対面の方が正確な人がいるのです。問診票と実際の人物の印象の違いは、ドイツ人においてはさほどないので油断していました。他の国の人は違う。アメリカ人はとくに全然違う。虚飾の国、ヒーロー信仰・・違う、もっと何か、根源的にカバーアップしなければやっていけないという衝動を感じる。なにかもう根源的な絶望。孤独感。

日本人のSEトレーニングはもっと全然違うものだろうと推測します。今の日本人はきつい人生を生きているけれど、なにか根源的に安全さを知っている。これだけ天災の多い国なのに。不思議なことに、欧米人のどうしようもない恐怖との戦いとガチで向かい合うと、これだけ拠って立つものが少ないはずの私の方がなにかうんと余裕に見えてしまう・・余裕なんて実際全然ない、でもよくそう言われる。

日本人に対するSEはもっとうんと繊細な微調整。私たち、世界に比べるとかなり特殊な空間で生きていると知るのはいいかもしれない。そんな簡単に絶望しないで、私たちは十分資源を持ってる。幸せに続く道への切り替えは本当に微調整でできる、と声を大にして言いたいです。


プロフィール

rolfertakami

Author:rolfertakami
鎌田孝美(Takami Kamata)

http://www.takamirolfing.com

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ヨーロッパロルフィング協会に所属する、
ヨーロッパで第2号の日本人ロルファーです。
英国スクールオブホメオパシー
アドバンスプラクティショナーコースに在籍し
現在臨床を行っています。

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内側に深くしまいこんだこだわりを、抱きとめ、見つめ、解放し、
かわりに内側で眠る可能性に光を与える。
身体が目覚め、失ったものを取り戻していく過程を
みなさまと楽しんでいきたいです。

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・ヨーロッパロルフィング協会認定
公式ロルファー
・同ロルフムーブメントプラクティショナー
・直傳靈氣師範
・全米ヨガアライアンス認定
ヨガインストラクター
・陰ヨガインストラクター
・ソースポイントセラピー認定施術者

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<セッションのお申し込み&お問い合わせ>

rolfertakami@gmail.com


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2017年夏 東京セッション
6月27日(火)〜7月9日(日)


2017年 直傳靈氣講習会(東京):

前期6月30日(金)18:00〜21:00
  7月1日(土) 9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
後期7月2日(日)9:30〜12:30
       14:00〜17:00 
      

直傳靈氣交流会(フランクフルト)




直傳靈氣交流会(東京)


参加お申し込みを受け付けております。
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Profile:

Takami Kamata

Certified Rolfer®
Certified Rolf Movement®Practitioner
Jikiden Reiki® Shihan
Registered Yoga Teacher
SourcePoint Therapy® Practitioner

Contact me at:

rolfertakami@gmail.com


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